2024年12月24日

お産で苦労するのは人間だけ?二足歩行と出産の意外な関係性

地球上で起きていること、どれだけ知っている?

この地球で当たり前に感じていることでも、うまく説明できないことがありますよね
例えば、「青い空が夕暮れに赤く染まるのはなぜ?」「台風が日本列島めがけてやってくる理由は?」

そんな地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をご紹介します
太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球をめぐる大疑問にスッキリ回答!
あらためて考えると、私たちはこの地球にまつわるさまざまなことを、じつはほとんど知らないのかもしれないかもしれません

※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。


四本足で歩行する動物は安産!? 二足歩行と出産の意外な関係性とは・・・?

妊娠した女性は安産を祈って、十二支の戌(いぬ)の日に腹帯を巻く習慣があるし、イヌのマスコットを飾ったりする
これはイヌはお産が軽いので、それにあやかりたいという願いから生じたものだが、じつは、イヌにかぎらず四本足で歩行する動物は安産で、お産で苦労するのは人間だけなのだ

四足歩行する動物の子宮口は、肛門と尿道のあいだにあって後方を向き、下にかかる妊娠子宮の重さは、肋骨と腹筋で支えられている
一方、人間は二足歩行することになったので、尿道、子宮口、肛門が下向きになり、産道が曲がった。直立しているから、子宮内の胎児が落ちないようにしなくてはならない
そのため子宮口の組織は固く締まり、骨盤は子宮や内臓を支えるため大きく頑丈になった

だが、出産するときは固い子宮口を無理矢理開くことになるため、ひどい痛みが生じるし、頑丈な骨盤が邪魔になる
しかも胎児は90度曲がった姿勢で産道を出てくることになったうえ、人間は脳が発達したため、胎児の頭の大きさは骨盤の穴の大きさギリギリになっている。

難産を避けるため、女性の体も変化を遂げてきてはいる骨盤を上から見ると、男性のものはハート型だが、女性のものは長円形で産道の口径が大きくなっている

また、骨盤にある恥骨結合や仙腸関節は、出産の際にホルモンの作用によって緩み、産道が広がる
それでも、出産にともなう痛みは大変なもので、まさに命がけなのである

人間は二足歩行することによって両手を自由に使い、文明を発達させてきたのだが、そのぶん出産はハードになったのである

著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』

(この記事は、レタスクラブの記事で作りました)

人間はお産に苦労する

人間のお産が大変だからこそ感動的ともいえる

しかし、イヌなどの四足歩行の動物はお産にあまり苦労しない

人間がお産で苦労するのは二足歩行へ進化したからともいえる

それは・・・

四足歩行する動物の子宮口は、肛門と尿道のあいだにあって後方を向き、下にかかる妊娠子宮の重さは、肋骨と腹筋で支えられている
一方、人間は二足歩行することになったので、尿道、子宮口、肛門が下向きになり、産道が曲がった。直立しているから、子宮内の胎児が落ちないようにしなくてはならない
そのため子宮口の組織は固く締まり、骨盤は子宮や内臓を支えるため大きく頑丈になった

だが、出産するときは固い子宮口を無理矢理開くことになるため、ひどい痛みが生じるし、頑丈な骨盤が邪魔になる
しかも胎児は90度曲がった姿勢で産道を出てくることになったうえ、人間は脳が発達したため、胎児の頭の大きさは骨盤の穴の大きさギリギリになっている。

難産を避けるため、女性の体も変化を遂げてきてはいる骨盤を上から見ると、男性のものはハート型だが、女性のものは長円形で産道の口径が大きくなっている

また、骨盤にある恥骨結合や仙腸関節は、出産の際にホルモンの作用によって緩み、産道が広がる
それでも、出産にともなう痛みは大変なもので、まさに命がけなのである

人間は二足歩行することによって両手を自由に使い、文明を発達させてきた
だが、そのぶん出産はハードになったのである




人類なら知っておきたい 地球の雑学 (中経の文庫) 文庫

地球(を含めた宇宙)には謎や不思議、ギモンが多くあります
空はなぜ青く、夕焼けは赤いのだろうか!?とか・・・
そんな「理系雑学」を楽しくわかりやすく解説
posted by june at 05:14| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください