地球上で起きていること、どれだけ知っている?
この地球で当たり前に感じていることでも、うまく説明できないことがありますよね
例えば、「青い空が夕暮れに赤く染まるのはなぜ?」「台風が日本列島めがけてやってくる理由は?」
そんな地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をご紹介します
太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球をめぐる大疑問にスッキリ回答!
あらためて考えると、私たちはこの地球にまつわるさまざまなことを、じつはほとんど知らないのかもしれないかもしれません
※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました
雨粒は、決して「しずく型」ではなかった!?
雨粒のイラストは、上部がとがった「しずく型」になっているのがお決まり
でも、雨粒は本当にそんな形をしているのだろうか
雲の中にあるとき、雨粒はまだ小さく、表面張力の働きでボールのような球形をしている
それが次第に大きくなったり、雨粒同士くっつくことで重くなって落ちてくる
気象庁の定義では、直径0.5ミリメートル未満のものが霧雨で、0.5ミリメートル以上になると雨なのだが、このときもまだ球形である
だが2ミリメートルほどの大きさになると、下から空気抵抗を受けるので、下のほうが平たくなる
上半分は丸くて下半分はぺちゃんとつぶれた、おまんじゅうのような形である
さらに、7ミリメートルくらいに大きくなったり、落ちるスピードが速くなったりすると、おまんじゅうのような形の雨粒は、割れて小さな粒になる
このように、空から降ってくる雨粒は、球形または水平につぶれた形で、しずく型になることはないのだ
では、なぜしずく型が雨粒のイメージとして定着したのか
低いところから落ちる水滴は空気抵抗をさほど受けないので、しずく型をしていることがある
雨粒も、いったん木に降ってそれから落ちてきたり、窓ガラスを伝っているときは、しずく型になる
それを見て、雨はしずく型だと考えられたのだろう
また、雨粒はどんなに大粒に感じても、1センチメートルを超えるものはない
落ちてくるスピードも、雨粒が大きいほど速いのだが、7ミリメートルほどになると割れて小さな粒になるので、どんなに速くても秒速10メートル程度である
(この記事は、レタスクラブの記事で作りました)
空からふってくる雨粒
イラストでは「しずく型」が多いですね
でも実際の雨粒は丸かったり下がつぶれたまんじゅう型です
それはスローモーションの映像でも確認できます
「しずく型」はイメージのようです
人類なら知っておきたい 地球の雑学 (中経の文庫) 文庫
地球(を含めた宇宙)には謎や不思議、ギモンが多くあります
空はなぜ青く、夕焼けは赤いのだろうか!?とか・・・
そんな「理系雑学」を楽しくわかりやすく解説
2024年12月09日
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