2024年11月25日

「甘いものは別腹」になる人体の驚くべきメカニズムとは?

伸縮自在の胃は、最大約15倍にも膨らむ!?

胃は、非常に膨張性に富んだ臓器です
成人の場合、空腹で何も入っていないときの容量は約100ミリリットルで、野球のボールくらいの大きさですが、満腹時には大きく膨らみ、最大で1.5リットル程度の食べものをため込むことができ、詰め込めばそれ以上に膨張するといわれています

胃のおもな働きは送られてきた食べものを一時的に貯え、お粥のようにどろどろに消化して少しずつ小腸に送ることです

胃は、胸部と腹部の境にある横隔膜より下方の左寄りのところに位置します
横隔膜の直下にあるのは肝臓だけなので、胃は残りのスペースを使い、自由自在に伸縮することがきるのです

「甘いものは別腹」という言葉があります
通常、満腹になると脳の視床下部にある満腹中枢が、「もう十分」という信号を出して食べるのをストップさせます

しかし人間は、好きなものを目の前にすると、「食べたい」という気持ちのほうが上回り、「オレキシン」という脳内ホルモンが分泌され、胃の筋肉を緩ゆるませ、たとえ満腹でも胃の中に新たな食べ物が入るスペースをつくるのです

腹7分目が長生きのもとといわれる昨今、やはり、食べ過ぎには十分に注意が必要です
まだ食べられると思っても、少しもの足りないくらいでやめておきましょう

ところで、一度に10キログラム以上の食べものを平らげるフードファイターの胃は私たちの胃とどう違うのでしょう
彼らはトレーニングによって胃の柔軟性を高め、許容量を少しずつ広げているので、本来の容量自体は普通の人とほとんど変わりません

胃は、そのほぼ全部が筋肉でできているため、トレーニングで鍛えるのは有効な手段ともいわれています
しかし、危険性もあるので遊び半分で、真似をするのは止めましょう

出典:『図解 人体の不思議』監修/荻野剛志

(この記事は、ラブすぽの記事で作りました)

「甘いものは別腹」は、胃が伸縮自在で15倍ほど伸び、場合によってはそれ以上に伸びるとされます

「食べたい」という欲求が強まると、胃が緩み、スペースを作るようです


大食いのフードファイターは、トレーニングで胃を拡張させているようです

胃はほぼ筋肉でできており、トレーニングが有効のようです

もちろんフードファイターには「大食い」の素質もあるのでしょうが





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posted by june at 12:26| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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