2024年11月04日

2億5000万年後、世界は一つの大陸になる!?その名は超大陸「アメイジア」

地球上で起きていること、どれだけ知っている?

この地球で当たり前に感じていることでも、うまく説明できないことがありますよね
例えば、「青い空が夕暮れに赤く染まるのはなぜ?」「台風が日本列島めがけてやってくる理由は?」

そんな地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をご紹介します
太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球をめぐる大疑問にスッキリ回答!
あらためて考えると、私たちはこの地球にまつわるさまざまなことを、じつはほとんど知らないのかもしれないかもしれません

※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました


超大陸「アメイジア」!? 将来、世界は一つの大陸になる説

世界は、太平洋、大西洋、インド洋という三つの大洋と、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸、南アメリカ大陸、北アメリカ大陸、南極大陸という六つの大陸で構成されている

しかし、地球が誕生して以来、世界は常に同じ姿をしていたわけではない
現在の大陸の姿も、2億年以上前に存在した超大陸「パンゲア」が分裂を繰り返すことで形成されたが、そのメカニズムを考えるときにカギとなるのが、「プレート」の移動である

地球は中心から核、マントル、地殻という層構造になっているが、マントルの最上部と地殻は10数枚の岩盤でできている
この厚さ100キロメートルほどの岩盤がプレートで、地球の表面は14~15枚の巨大なプレートによって覆われている
太古より、地球内部のマントルが対流することで、プレートは年に数ミリから数センチメートルほど移動してきたが、大陸の結合や分裂は、その動きに連動することで発生しているというのが現在の定説だ

スーパーコンピューターを使った最新のシミュレーションによると、2億5000万年後の地球では、世界中のほとんどの陸地が集まって超大陸「アメイジア」が形成されると予測されている。

解析によると、「アメリカ」と「アジア」をつなげたアメイジアという造語のとおり、ユーラシア大陸と北米大陸がつながり、アフリカと南米大陸も北半球寄りに移動
その結果、北極を中心に超大陸が形成される可能性が示唆されている
ちなみに、南極大陸はそのまま残るが、日本列島は北上したオーストラリア大陸と、隣にあるユーラシア大陸にはさまれることで、超大陸の一部に取り込まれてしまうという

著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』

(この記事は、レタスクラブの記事で作りました)

だいぶ先の話ですが、2億5000万年後には、北極を中心に南極を除くほとんどの大陸がくっつき超大陸「アメイジア」となるという

南極大陸はそのまま残るが、日本列島は北上したオーストラリア大陸と、隣にあるユーラシア大陸にはさまれることで、超大陸の一部に取り込まれてしまうという

ちなみに8000万年後にはハワイと日本がくっつく計算に・・・
(両者は年間8センチほど近づいている)
ただし、プレートに乗ってやって来たハワイもいずれは日本海溝に沈むという
(超大陸やハワイと日本の接近もプレートの移動による)

元々は2億年以上前に超大陸「パンゲア」が分裂することにより、現在の形になったが、2億5000万年後には超大陸「アメイジア」になるという




人類なら知っておきたい 地球の雑学 (中経の文庫) 文庫

地球(を含めた宇宙)には謎や不思議、ギモンが多くあります
空はなぜ青く、夕焼けは赤いのだろうか!?とか・・・
そんな「理系雑学」を楽しくわかりやすく解説
posted by june at 04:18| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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