遺伝子情報にもとづいて病気を治す
既製品ではなく、自分の体型に合わせた洋服を注文するように、治療や薬をオーダーメイドできる時代になりました
これまでは、ある病気にかかった場合、その病気の薬を処方され、その病気の標準的な治療を受けるしかありませんでした
でも、体質はそれぞれの遺伝子情報などによって影響を受けるので、みんな同じではなく違いがあります
そのために同じ治療をしても、人によって薬の副作用が出たり、効果がないまま治らないこともありました
それがいまは、標準的な治療ではなく、それぞれに合った、オーダーメイドの治療を受けられるものが出てきました
医師は患者の症状だけを診るのでなく、遺伝子情報を調べることによって、病気にいたった遺伝的な原因や体質の傾向を知り、それに合った治療法や薬を割り出します
そのためには、患者の個人情報を得なければならず、また、治療方針を理解し納得してもらうことも必要なので、患者との信頼関係が大事になります
オーダーメイド治療では、遺伝子を解析することによって、まだ発症していない病気のリスクもわかるので、予防ができる可能性があります
患者本人だけでなく、 家族全員の健康チェックにつなげることもでき、病気にかからない生活を楽しむことは夢ではなくなるでしょう
治療や薬がオーダーメイドになったら
病気にかかってなくても遺伝子情報にもとづいて、あらかじめ予防でき、家族みんなの健康ライフにつながる
開発費や医療費の削減も可能に
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 生命科学の話』著:高橋祥子
(この記事は、ラブすぽの記事で作りました)
人には「体質」があり、本来はその人に合った治療法や薬が理想です
しかし、これまでは「最大公約数」であう治療法や薬を提供してきました
しかし、科学の進歩でその人の遺伝情報などがわかるようになり、その人本人にあったオーダーメイドの治療法や薬が提供できるように・・・
また遺伝情報を調べ、予防もできるように・・・
そもそも病気にならないための予防は重要です
患者本人だけでなく、家族の遺伝情報なども知れば家族全員の予防にもつながります
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2024年10月30日
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