地球上で起きていること、どれだけ知っている?
この地球で当たり前に感じていることでも、うまく説明できないことがありますよね
例えば、「青い空が夕暮れに赤く染まるのはなぜ?」「台風が日本列島めがけてやってくる理由は?」
そんな地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をご紹介します
太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球をめぐる大疑問にスッキリ回答!
あらためて考えると、私たちはこの地球にまつわるさまざまなことを、じつはほとんど知らないのかもしれないかもしれません
※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました
長いものは数億キ!? 「彗星」が尾を引いている理由
長い尾を引いて輝く彗星は、日本ではその形が掃除に使う「竹ぼうき」に似ていることから「ほうき星」とも呼ばれる
その正体は、直径数キロメートルの「核」と呼ばれる氷と岩のかたまりだ
氷の表面に、岩が砂のようについている様子から「汚れた雪玉」とも呼ばれるが、太陽に近づくと熱せられ、ガスやチリを放出し、核の周囲に「コマ」と呼ばれる大気をつくる
さらに、放出されたガスやチリは、太陽から噴き出すプラズマ(太陽風)に流されて「尾」をつくり出す
このようにしてつくられた彗星の尾には、二つの種類がある
一つは、太陽と反対の方向にまっすぐ伸びる尾で、青く見えるのが特徴だ
これは核から放出されたガスが電離し、イオンになったものからできているため、「イオンテイル」と呼ぶ
もう一つは、幅の広い曲がった尾で、太陽の光を反射して白っぽく見える
これはチリでできているため、「ダストテイル」と呼ぶ
太陽に近づくほど、核から放出されるガスの量が増えることから、尾は伸びていく
その長さは、長いものだと数億キロメートルに達するそうだ
こうした彗星が、いったいどこで生まれたのかというと、その出自は二つあると考えられている
一つは、アイルランドの天文学者ケネス・エッジワースとアメリカの天文学者ジェラルド・カイパーが考えた、海王星の外側に広がる「エッジワース・カイパーベルト」
もう一つは、オランダの天文学者ヤン・オールトが考えた「オールトの雲」である
しかし、太陽から1光年も離れた場所まで広がるオールトの雲に関しては、現在もまだその存在が明らかになっていない
(この記事は、レタスクラブの記事で作りました)
彗星といえばハレー彗星が有名だ
約76年に1度、地球から肉眼で観測できる希少な彗星・・・
生まれたタイミングと驚くべき長寿なら2度見られる可能性はあるが、多くは1度だけだろう
ところで彗星は氷のかたまりで、そこからのガスの放射が長い尾となる
彗星の神秘的特徴ですね
長いものは数億キロも・・・
人類なら知っておきたい 地球の雑学 (中経の文庫) 文庫
地球(を含めた宇宙)には謎や不思議、ギモンが多くあります
空はなぜ青く、夕焼けは赤いのだろうか!?とか・・・
そんな「理系雑学」を楽しくわかりやすく解説
2024年10月28日
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください