2024年10月23日

日本の裏側は本当にブラジル?地図で確認すると意外な事実!

地球上で起きていること、どれだけ知っている?

この地球で当たり前に感じていることでも、うまく説明できないことがありますよね
例えば、「青い空が夕暮れに赤く染まるのはなぜ?」「台風が日本列島めがけてやってくる理由は?」

そんな地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をご紹介します
太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球をめぐる大疑問にスッキリ回答!
あらためて考えると、私たちはこの地球にまつわるさまざまなことを、じつはほとんど知らないのかもしれないかもしれません

※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました



意外な事実!日本の裏側は本当にブラジルなの?

私たちが暮らす地球は、1周約4万キロメートルにも達する巨大な球体である
ならば、自分が立っている地点から穴を掘り、地中深くどこまでもまっすぐ掘り進んでいくと、最終的には地球の裏側に到達することになる
そして、真下に向かって穴を掘り始める地点を日本に設定した場合、「たどり着く先はブラジル」という話をよく耳にする
それは、果たして本当なのだろうか

地球上の任意の位置を正確に指し示す場合、緯度と経度が用いられる
たとえば東京は北緯35度41分・東経139度45分に位置しているが、その裏側にあたる地点は南緯35度41分・西経40度15分
この場所を地図で確認すると、ウルグアイから東に約1000キロメートル離れた大西洋の上であることがわかる
つまり、東京の裏側はブラジルではないのだ

実際のところ、日本列島の裏側は、ほとんどが南アメリカ沖の大西洋上に位置している
例外は奄美大島や沖縄県で、たとえば那覇市から真下に向かって穴を掘っていくと、ブラジル南西部にあるパト・ブランコという町にたどり着く

しかし、実際に穴を掘るとなると、これは難しいといわざるを得ない
地球の直径は1万2800キロメートル
この距離のトンネルを掘るとなると、大変な作業になることはいうまでもない

さらに地球の内部は、地殻・上部マントル・下部マントル・外核・内核に分かれており、中心に行くほど温度が上昇する
その温度は地球の中心部では、なんと6000~8000℃
この灼熱(しゃくねつ)地獄に耐えられる物質は、現在のところ地球上に存在しない
地球の裏側に達する穴を掘ることは、事実上不可能といえるだろう

(この記事は、レタスクラブの記事で作りました)

日本の裏側はブラジルといわれるが、実際には、日本の裏側のほとんどが大西洋でほんの一部がブラジルだ

実際、地球の裏側まで掘るのは難しい

地球の直径は1万2800キロメートルもあり、地球の中心に行くほど高温

中心は6000~8000℃といわれる

事実上、掘るのは不可能だ




人類なら知っておきたい 地球の雑学 (中経の文庫) 文庫

地球(を含めた宇宙)には謎や不思議、ギモンが多くあります
空はなぜ青く、夕焼けは赤いのだろうか!?とか・・・
そんな「理系雑学」を楽しくわかりやすく解説
posted by june at 12:24| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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