累計発行部数96万部突破の図鑑シリーズを立体化『わけあって絶滅しました。展』の見どころを、図鑑の著者自らが紹介します
絶滅種のどんな「わけ」を教えてくれるのでしょうか
累計発行部数96万部突破の図鑑シリーズ「わけあって絶滅しました。」の著者、丸山貴史さん
これまで100冊以上の図鑑に携わってきた、まさに図鑑製作のスペシャリストです
氷見市芸術文化館で開かれている「わけあって絶滅しました。展」で、丸山さんイチ押しの展示を解説していただきました
*丸山貴史さん
「これはスピノサウルス。長さだけで言うと、ティラノサウルスよりも長い。そして、川の中に住んでいた水生生物。絶滅した理由は、「川から出られなくて絶滅」。他の巨大恐竜が入ってこれない川で繁栄したからこそ、大きくなれたが、乾燥が進んで川幅が狭くなると、途端に大ピンチになる。生息場所を川に特化したために、環境の変化に弱く、絶滅した」
白亜紀後期に繁栄した、アンモナイトの仲間、ニッポニテスが絶滅した理由は、「こんがらがったから」
殻の形が、蛇がとぐろを巻いているかのようにも見え、かなり複雑
そのため生きるにはちょっと不便で、わずかな期間で絶滅したと考えられています
*丸山貴史さん
「これはステラーカイギュウ。今でいう、ジュゴンやマナティの仲間で、それの巨大版。絶滅した理由はかわいそうなんですけど、「やさしすぎて絶滅」
「人間が発見したときには2000頭ほどしかいなくて、生息が確認された後、漁師がベーリング海に捕獲に行った。
そうすると、モリを打ち込んで捕獲しようとすると、仲間のステラ―カイギュウが刺さっているモリを抜こうとしていた。
そのおかげで、一網打尽につかまって絶滅した。やさしい性格が絶滅に関与したのかもしれない」
「夏休みの一日を、この会場で楽しく過ごしてほしい。そのなかで何か残るものがあればと思いますけど、勉強するつもりで来る必要はないと思いますよ」
地球の時代ごとに、絶滅のユニークな理由を説明している、「わけあって絶滅しました。展」
8月21日まで氷見市芸術文化館で開かれています
(この記事は、富山テレビの記事で作りました)
生存し続けるのはサバイバルだ
絶滅したのは、それぞれ理由・わけがあったからだ
もちろん環境に適応できなかったわけもあるが巨大になりすぎた、形が複雑すぎてこんがらがった、性格が優しすぎた、など絶滅した理由はバラエティである面ユニークなところもあるものも・・・
彼らは必死な生存競争に敗れ、絶滅していったわけだが・・・
わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑 単行本(ソフトカバー)
さまざまな理由で絶滅していったいきものたちを紹介
わけ・理由はバラエティで生き残りの厳しさ・大変さも感じる
2024年08月20日
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