2024年02月21日

星の素になるガス、銀河から噴き出す・・・観測チームの北大助教「放出が初期宇宙の銀河成長に影響」

約129億光年離れた銀河で、星の材料となる低温・高密度のガスが銀河の外側へ激しく噴き出す様子を観測したと、北海道大や筑波大などの研究チームが発表した
銀河形成のメカニズムの解明につながる成果だという
論文が科学誌アストロフィジカル・ジャーナルに掲載された

星は、水素やヘリウムなどのガスが集まって形成される
銀河はこうした星の集まりで、銀河内では星が活発に誕生するが、生まれにくくなる時期があり、その仕組みは謎だった

チームは、南米チリにあるアルマ望遠鏡で、約138億年前の宇宙誕生から10億年未満の若い巨大銀河を観測
銀河中心にあるブラックホールにガスが降り注ぐことで明るく輝く「クエーサー」と呼ばれる天体に着目した

ガスは、クエーサーから出る固有の波長の電波を吸収する
アルマ望遠鏡で捉えた電波を解析してガスの動きを調べると、最大で毎秒1500キロ・メートルの速さで銀河の外側に放出されていることがわかった
年間放出量は太陽の質量の1500倍で、1000万年後には内部のガスが枯渇して星が生まれにくくなると推定されたという

チームのサラク・ドラガン北海道大助教は「ガス放出が、初期宇宙の銀河の成長に影響していることを世界で初めて示す証拠となる」と話す

(この記事は、読売新聞オンラインの記事で作りました)

宇宙は謎だらけだ

宇宙は95%、つまりほとんどが謎なのだが、こうした中で長年にわたり宇宙論、宇宙原理などが作られてきた

しかし、これらは人間が作ったもの・・・

近年の観測技術、科学技術の進歩でその宇宙論、宇宙原理などに疑問、矛盾、新たなる謎などが生じている

もちろん技術などの進歩で疑問、矛盾、新たなる謎などが解明されるかもしれない

宇宙探求の「旅」はどこまでも続く・・・

宇宙「96%の謎」 宇宙の誕生と驚異の未来像 (角川ソフィア文庫 381)

宇宙誕生とそれ以前から未来像までを考える
宇宙は謎だらけ、95%とも96%とも、つまりほとんどが謎ともされる
宇宙の現在・過去・未来と謎に迫る
上記書籍の著者は私も注目のインフレーション宇宙論の提唱者の一人・佐藤勝彦氏
posted by june at 04:03| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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