2日に米朝事務所が報告した
本人の強い意向により、ごく限られた身内で密葬を済ませており、お別れの会なども固辞したいとの旨を伝えていたという
上岡さんは1942年3月20日生まれ、京都市出身
横山パンチの芸名で、60年に横山ノックさん、横山フックさんと「漫画トリオ」を結成
68年に解散後は、テレビやラジオ番組の司会などで、絶妙な笑いを交えたトークを繰り広げ、関西を中心に絶大な支持を誇った
笑福亭鶴瓶さんと共演した『鶴瓶上岡パペポTV』や、初代探偵局長を務めた『探偵!ナイトスクープ』をはじめ、『上岡龍太郎にはダマされないぞ!』などヒット番組多数
「東京嫌い」で知られたが、全国ネットの番組でも人気となった
講談師としての顔や、劇団の主宰、さらに阪神タイガースのオーナーを気どるなど、幅広い知識を生かし、大阪文化をけん引
「芸能生活40周年で隠居する」と公言し、惜しまれながら2000年に芸能界を引退
その後は公の場に姿を見せることはほとんどなかった
息子は映画監督の小林聖太郎氏、お笑いコンビのミキ(昴生、亜生)はおいにあたる
■上岡龍太郎さん家族からのコメント
お世話になった方々にも突然のお知らせとなってしまったことを深くお詫びいたします。昨年秋頃、積極的治療の術がなく本人も延命を求めていない、と知らされた時に少しは覚悟しておりましたが、あれよあれよという急展開で母も私もまだ気持が追いついていない状態です。
とにかく矛盾の塊のような人でした。父と子なんてそんなものかもしれませんが、本心を窺い知ることは死ぬまでついに叶わなかったような気もします。
弱みを見せず格好つけて口先三寸……。運と縁に恵まれて勝ち逃げできた幸せな人生だったと思います。縁を授けてくださった皆様方に深く感謝いたします
(この記事は、ORICON NEWSの記事で作りました)
上岡龍太郎さんは知的でよどみのないトークが好きでしたね
幅広い知識を駆使したトークにはある種の「説得力」もあり、共感も・・・
上岡龍太郎 話芸一代 単行本
芸人・上岡龍太郎の話芸・トーク力について
幅広い知識での軽妙なトークは才能もあるのだろうが、日頃の「努力」もあるのだろう