長い歴史を誇る英王室にとって、新君主の即位を内外に告知する重要な伝統行事で、1953年の女王の戴冠以来70年ぶり
厳粛な宗教的儀式と、数千人規模の兵士らが行進する豪華なパレードがあり、代替わりした王室の「新たな船出」を国を挙げて祝った
戴冠式はロンドン中心部のウェストミンスター寺院で6日午前11時(日本時間同日午後7時)に開始された
これに先立ち、国王はカミラ王妃を伴いバッキンガム宮殿から馬車で寺院までの道のりをパレード
沿道には「世紀のイベント」を目にしようと多数の群衆が集まった
儀式は長年の伝統と宗教上のしきたりにのっとり、英国国教会の最高位聖職者カンタベリー大主教が執り行った
国王はローブや特別な衣装に身を包み、約2時間に及ぶ式に臨んだ
式では歴代戴冠式でも用いられた王権を象徴する数々の宝器が使用された
統治を宣言する「宣誓」を経て、大主教が聖油を国王の手や頭に塗り、大きな宝石をちりばめた即位の印である「聖エドワードの王冠」が頭上に授けられた
カミラ王妃も別の王冠を戴冠した
今回は一般国民が国王に忠誠を誓う機会が初めて設けられた
世襲貴族が新君主に忠誠を誓う伝統に代わるもので、人々がそれぞれの場所で忠誠を示す言葉を述べるよう求められた
ただ、義務ではなく、参加するかは各自の選択に委ねられた
式には秋篠宮ご夫妻を含む各国の要人約2000人が参列
ウィリアム皇太子夫妻ら他の王族も列席し、公務を退いた国王の次男ヘンリー王子も米国から駆け付けた
国王の孫に当たる皇太子夫妻の長男ジョージ王子も、国王夫妻の「付き添い」として公式な役割を担った
終了後、国王夫妻は戴冠時に特別に使用される豪華な馬車「ゴールド・ステート・コーチ」に乗り、隊列を組んで宮殿までの同じルートを再びパレードした
沿道の人々から盛大な祝福を受け、英国は新時代の彩りに包まれた
(この記事は、JIJI.CONの記事で作りました)
前英国君主の故エリザベス女王が若くして即位し、長く英国君主に在位したため、70年ぶりの戴冠式となった
英国は私にとって特別な親愛と敬愛のある国・・・
島国で立憲君主制の日本と似ているところもある国だ
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