内閣府が14日発表した2022年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値によると、物価変動の影響を除いた実質GDP(季節調整値)は7~9月期に比べ0・2%増で、このペースが1年続くと仮定した年率換算は0・6%増だった
コロナ禍の影響が落ち着いてきて消費が回復し、2四半期ぶりのプラス成長となったが、成長率は力強さに欠けている
GDPの半分以上を占める個人消費は0・5%増と3四半期連続のプラスだった
3年ぶりに行動制限のない年末を迎え、旅行や外食などが増えたが、記録的な物価高が消費拡大の足かせになっている
輸出は1・4%増と5四半期連続のプラスだった
水際対策の緩和で、GDPで輸出に計上される訪日客消費が拡大した
訪日客数はまだコロナ禍前の1割ほどで、今後も回復の余地は大きそうだ
企業の設備投資は0・5%減と3四半期ぶりにマイナスとなった
実質GDPの実額は年換算で547・5兆円
コロナ禍前の19年10~12月期(542・1兆円)を3四半期連続で上回った
(この記事は、読売新聞オンラインの記事で作りました)
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2023年02月15日
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