小惑星に含まれる水の量の把握に役立つ可能性がある
論文が20日、科学誌ネイチャー・アストロノミーに掲載される
これまでの試料分析で、リュウグウ内部には豊富な水が確認されている
だが当初、離れた場所からの観測で、リュウグウには水がほとんどないのではとの見方もあった
野口高明・京大教授( 隕石いんせき 学)らは、リュウグウの砂900粒を電子顕微鏡で観察
宇宙空間にさらされていた砂の表面に、微小な隕石がぶつかって高温となり、泡立ったとみられる形状があった
宇宙風化の一種で、その場所では水もなくなっていた
野口教授は、地上からの観測で水がないと思われている小惑星も、表面だけが脱水している可能性があるとし、「水の有無を把握する新しい手法が必要」と話している
(この記事は、読売新聞オンラインの記事で作りました)
「はやぶさ2」がリュウグウから採取した試料からリュウグウが水などのあった小惑星であった可能性が確認されました
「宇宙風化」などで地上からの観測では水がないと思われている小惑星などでも以前は水があった可能性もあり、今後の研究の進展に注目ですね
密着取材・地球帰還までの2195日 ドキュメント「はやぶさ2」の大冒険
探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから地球に持ち帰った試料・・・
それは太陽系、生命、海の起源などの解明に挑むものだった
「はやぶさ2」の2195日の大冒険のドキュメント