搭載したオリオン宇宙船が予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した
米アポロ計画以来、約半世紀ぶりに人類を月面に送る国際月探査「アルテミス計画」の最初のミッションだ
SLS初号機は高さ約98メートル。アポロ計画で使われた史上最大のロケット「サターンV」に匹敵する大きさだ
オリオンは、有人宇宙船として史上最も遠い約45万キロ先まで飛行し、月を周回して約25日後に太平洋に着水する
今回は無人の試験飛行で、飛行士の代わりにマネキンを乗せ、人体への影響を調べる
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の2基の小型探査機なども搭載
そのうちの1基「オモテナシ」は世界最小かつ日本初の月面着陸に挑戦する
初号機の打ち上げは相次ぐトラブルで延期が繰り返され、8月にはエンジンの温度異常、9月には燃料漏れを起こしていた
この日も直前に燃料漏れとレーダー追跡システムの不具合があり、打ち上げが遅れた
打ち上げに1回あたり41億ドル(約5700億円)もかかり、費用対効果を問題視する声もある
計画によると、2024年の2回目の打ち上げで飛行士を乗せて月の近くまで向かう
2025年以降の3回目で月面に米国人飛行士を送る。
2028年には月を周回する新たな宇宙ステーション「ゲートウェイ」を建設し、2030年代の火星への有人着陸も目標にする
日本も参加しており、2020年代後半に日本人飛行士の月面到達を目指す
アポロ計画では1969年から1972年にかけて米国人飛行士12人が月面に降り立ったが、全員が白人男性だった
今回は最初の月面着陸で女性と有色人種を着陸させる
(この記事は、毎日新聞の記事で作りました)
1969年から1972年にかけてのアポロ計画以来の人類を月面に送る国際月探査「アルテミス計画」・・・
アポロ計画後は、地球を周回する国際宇宙ステーション(ISS)への有人飛行・滞在や小惑星などへの無人探査などは行ってきたが月へのトライは約半世紀ぶりだ
月はすごい 資源・開発・移住
アルテミス計画でアポロ計画以来約半世紀ぶりの月へのトライ
月の資源・開発・移住などの可能性について探る