2022年11月03日

中国が独自の宇宙ステーション完成へ

中国は10月31日、独自に建設中の宇宙ステーション「天宮」と連結する実験棟「夢天」を搭載したロケットの打ち上げに成功した

夢天は天宮を構成する最後の主要施設で、近く、日米欧やロシアなどが共同参画する国際宇宙ステーション(ISS)に続くT字形のステーションが完成する見通しとなった

中国有人宇宙プロジェクト弁公室によると、夢天は海南島の発射場から大型ロケット「長征5号B」で打ち上げられ、約8分後に予定の軌道に乗った

打ち上げの約13時間後に天宮の中核施設とドッキングする

ISSは2024年までの運用継続が決まっており、米航空宇宙局(NASA)は30年まで運用を続ける方針を示している

一方、ウクライナ侵略を巡って米国に反発するロシアは撤退も示唆しており、先行きは不透明となっている

中国は独自の宇宙ステーションで存在感を高めている形だ

習近平国家主席は10月の共産党大会で「宇宙強国」の建設加速を表明した

米国を激しく追い上げる自国の宇宙開発を国威発揚につなげる狙いがある

一方、宇宙空間での安全保障を各国が重視する中、中国軍と密接に関係する開発手法に米国は警戒を強めている

中国は2007年、ミサイルによる人工衛星の破壊実験に成功し、その後も衛星破壊の能力を高めているものとみられる

米宇宙軍の高官は9月の米上院公聴会で「最も差し迫った脅威は、我々の衛星を混乱させ、その能力を劣化させて、最終的には破壊する能力を得ようと中国が積極的に取り組んでいることだ」との見解を示した

米国防総省は10月公表の「国家防衛戦略」で、多数の小型衛星を組み合わせて運用する「衛星コンステレーション」などによって宇宙領域の 強靭性や対応力を高める必要性を指摘している

(この記事は、読売新聞オンラインの記事で作りました)

中国の宇宙ステーションは日米欧やロシアが共同参画する国際宇宙ステーション(ISS)とは別に独自で開発している
(ロシアはウクライナ侵攻を巡って撤退予定)

中国の宇宙ステーション、宇宙開発は、ISSに共同参画している国にとって「脅威」だ

中国はロシアの宇宙開発への「接近」を必ずしも歓迎はしていないとされる

中国の宇宙開発は独自性もあり注目されている


中国の宇宙開発―中国は米国やロシアにどの程度近づいたか

中国の宇宙開発は急速に発展した
中国の宇宙開発は独自性もあり注目されている
宇宙強国となったとされる中国の宇宙開発の現状に迫る
posted by june at 04:35| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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