2022年03月29日

円急落で一時125円台、市場と日銀の「駆け引き」続きそう

28日の外国為替市場で円相場が急落し、一時1ドル=125円台と平成27年8月以来、約6年8カ月ぶりの円安ドル高水準となった

日銀が上限とする0.250%まで長期金利が上昇し、金利を抑え込むため国債を無制限に買い入れる「指し値オペ」を複数日連続で実施する異例の措置に踏み切ったことで、日米の金利差が拡大するとの思惑から円安が急加速した

28日の東京市場では、朝方1ドル=122円台で取引されたが、急速に円売りドル買いが強まったことでロンドン市場で一時1ドル=125円台を付けた

指し値オペは長期金利の指標とされる10年物国債について、日銀が長期金利の上限とする0.250%の利回りで応札した金融機関から原則すべて買い取る

2月14日以来、約1カ月半ぶりで、28日午前と午後の2回発動された

日銀は同日優に29~31日まで実施する「連続指し値オペ」も初めて発表し、金利上昇(債券価格の下落)を認めない姿勢で市場を牽制した

長期金利は米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利の引き上げを加速するとの観測が強まっている

日銀は低金利で景気を刺激する金融緩和の効果を維持するため、金利抑制が必要と判断した

(この記事は、産経新聞の記事で作りました)

日銀は「指し値オペ」で金利上昇を抑えようとしたが、「効果」は弱かった

この措置で円安ドル高が進んだ

円安のメリットを享受できる大企業はいいが、中小零細企業や家計は原油高などによるコスト増などで「格差拡大」が懸念される

日銀は相次ぐ「指し値オペ」で金利上昇を抑え市場を牽制
(同時に円安も抑えたいと考えている、ただし難しいが・・・)

市場と日銀の「駆け引き」が続きそうだ



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posted by june at 15:58| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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