内閣府が9日発表した令和3年10~12月期の国内総生産(GDP、季節調整値)改定値は、物価変動を除く実質で前期比1.1%増、このペースが1年間続くと仮定した年率換算で4.6%増だった
新型コロナウイルスのオミクロン株の影響で、年末にかけて個人消費や設備投資などが下振れし、速報値(前期比5.4%増)から0.8ポイント下方修正された
GDPの約半分を占める個人消費が、速報値段階の前記比2.7%増から2.4%に下方修正された
速報値発表後に公表された統計で、昨年12月の外食や鉄道などサービス分野の消費が弱い動きだったことが響いた
10~12月期期は新型コロナの新規感染者自体は下火だったが、11月30日に国内で初めて感染が確認されたオミクロン株を警戒し、忘年会需要や年末年始の帰省などが想定より伸び悩んだとみられる
設備投資は前記比0.4%増から0.3%増に下方修正された
ソフトウエア関連の投資が速報値の推計よりも振るわなかったことが響いた
同時に発表された3年の暦年の実質GDPは前年比1.6%増となり、こちらも速報値の1.7%増から下方修正された
一方、4年1~3月期はオミクロン株の感染拡大に伴う蔓延防止等重点措置の適用で個人消費が低迷した上、ロシアのウクライナ侵攻を受けた原油価格の高騰が景気に打撃を与えている
大和証券の末広徹シニアエコノミストは「1~3月期はマイナス成長の可能性が高い。ウクライナ危機の影響が残り、4~6月期の回復も小幅にとどまるだろう」と指摘する
(この記事は、産経新聞の記事で作りました)
3年10~12月期のGDPは国内でオミクロン株の感染が確認され、速報値から下方修正、4年1~3月期はオミクロン株の感染拡大に加えウクライナ危機の影響でマイナス成長の可能性が高いようです
原油高・物価上昇などはウクライナ危機でさらに加速しています
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2022年03月10日
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