これを受け、政府は25日、ガソリン価格の急騰抑制策を初めて発動すると発表した
政府が燃油の市場価格に介入するのは異例
価格高騰が新型コロナウイルス禍からの経済回復の妨げとなるのを防ぐ
経産省によると24日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格が170円20銭に上昇し。政府による急騰抑制策の発動基準の170円を突破した
ガソリン、灯油、軽油、重油を対象に27日以降、いずれも1リットル当たり3円40銭の補助金を小売業者に支給する
ガソリン価格の高騰は、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」は世界経済の成長の大きな妨げにならないとの見方が広がったことや、産油国の多い中東の情勢不安などで原油価格が上昇したことが影響した
政府は昨年11月、ガソリン価格が170円以上になった場合に元売り業者に1リットル当たり最大5円を補助する対策を表明し、昨年12月に成立した令和3年度補正予算に800億円の対策費を計上した
(この記事は、産経新聞の記事で作りました)
このガソリン価格の急騰抑制策を発動しても、補助金は元売り業者に支給されるので、価格競争で安く売っている販売店に支援策が反映されるか不透明です
消費価格の段階で販売店の支援となるかはわかりません
さらに、脱炭素社会の進む中でガソリン価格の急騰抑制策(補助金の支給)は「時代」に「逆行」しているとの批判も・・・
この策は緊急避難的3月末までの期限付だとしていますが、3月以降も原油高が続く可能性があり、その場合の追加策をどうするかの問題もあります
ウクライナ情勢が緊迫していますが、さらなる悪化で、原油高につながる可能性も
原油相場 (現代の錬金術師シリーズ)
脱炭素社会が進む中でも原油は重要なエネルギーです
結局、世界は「石油」で動いている
石油は多くの製品の原材料や燃料費などとなっています
エネルギーでも重要で、石油は世の中に大きな影響力があります
石油から「世の中」を読む