ニューヨーク原油先物相場は指標の米国産標準油種(WTI)が2014年10月以来約7年ぶりの高値圏で推移中だ
目先の焦点は、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が11月4日の閣僚級会合で原油の追加増産をするかどうか
追加増産が見送られると、原油高高騰でガソリンや灯油の上昇へ、生活をさらに直撃へ
ちなみに、WTIの12月渡しは26日の終値は前日比0.89ドル高の1バレル=84.65ドル
前日25日には一時1バレル=85.41ドルまで上昇
原油高は、ガソリンなどの燃料費上昇につながり、国内の運輸・物流企業への悪影響も
日本航空は、27日、国際線の利用客が航空券購入時に支払う燃油特別付加運賃(燃油サーチャージャー)について、現在のペースで燃油高騰が続けば、来年2~3月発券分の上層は「不可避」とも
タクシー業界・宅配業界などへの影響も
27日に、経済産業省が発表した25日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、18日時点の前回調査に比べ2円70銭高い167円30銭
8週連続上昇で、平成26年9月以来、7年1カ月ぶりに167円台突入
調査した石油情報センターは来週も値上げを予想
灯油も8週連続で上昇し、18リットル当たり50円高い1910円
ハイオクは1リットル当たり2円70銭高い178円20銭、軽油も2円70銭高い147円10銭
家計を直撃へ
(この記事は、産経新聞の記事で作りました)
原油相場 (現代の錬金術師シリーズ)