2021年10月26日

昨年の世界の二酸化炭素濃度過去最高に 2030年温暖化ガス 2010年比16%増の可能性

25日に、昨年1年間の世界の二酸化炭素の平均濃度が観測史上最高になったことが、世界気象機関(WMO)の調査でわかった

同センターに関係する気象庁が発表

昨年は新型コロナウイルスの影響で二酸化炭素の排出量は微減となったが、濃度は高くなった

新型コロナウイルス禍で世界的に活動が制限され、二酸化炭素排出量は前年と比べ減ったものの、大気に残りやすい二酸化炭素は濃度が増えた

濃度は毎年過去最高を更新している

国連の報告によると、各国が提出した2030年の温暖化ガスの排出削減目標が、国際枠組みの「パリ協定」の目標に合致しているかを分析した結果、現段階の削減目標では2030年時点での温暖化ガス排出量が2010年比16%増になると指摘

パリ協定の目標を実現するには不十分で、一段の対策が必要になると呼びかけた

パリ協定は気温上昇を産業革命前から2度未満、できれば1.5度以内に抑えることをめざす

現行目標では気温上昇は今世紀末に2.7度になる可能性があるという

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、2度未満にするには2030年時点の排出量を2010年比25%減、1.5度以内に抑えるには45%減にする必要があるとみている

現段階の目標では実現には遠い

(この記事は、産経新聞、日経新聞の記事で作りました)

昨年は二酸化炭素の排出量は減ったものの、濃度は過去最高を更新

濃度は毎年増え続けています

温暖化ガスも増加傾向にあり、いっそうの(削減の)「強化」が求められます

10月31日には英グラスゴーで第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)が開幕します

ここでの各国の「対応」にも注目


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posted by june at 08:16| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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