2021年06月12日

ISS長期保存精子でマウスの繁殖

地上の100倍以上の放射線にさらされる宇宙で約6年保存したマウスの凍結乾燥精子を使い、子や孫を誕生させることに、山梨大ナドの研究チームが成功した

これまで9カ月保存の精子でもx成功していたが、大幅に期間が延び、遺伝資源の長期的な地球外保存や宇宙人工授精につながる可能性があるという

精子は凍結乾燥し、国際宇宙ステーション(ISS)の日本の実験棟「希望」の冷凍庫で5年10カ月にわたり保存した

地上に回収した際、放射線の影響でDNAに若干の損傷が見られたが、卵子に人工授精して受精卵が雌に移植すると、168匹も「宇宙マウス」が誕生した

いずれも遺伝的に正常で繁殖能力もあり、孫世代も生まれた

卵子が持つDNAの修復機能で精子が修復されたとみられる

凍結乾燥精子自体も放射能にG耐える能力が非常に高く、ISSの環境では理論上、約200年保存できることが分かったという

山梨第の若山清香教授は「地球環境の激変や、人類の宇宙開発が進んだ際に、多様な生物の遺伝資源の地球保存や、家畜などの宇宙人工授精に役立つのではないか」と話している

(この記事は、産経新聞の記事で作りました)

宇宙人工授精などの可能性が広がりかもしれません


国際宇宙ステーションとはなにか 仕組みと宇宙飛行士の仕事 (ブルーバックス)
posted by june at 09:02| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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