協定はきょう4日の衆院本会議で可決、承認され、来年1月1日に発効へ
英国は環太平洋戦略的連携協定(TPP)加入にも前向きで、政府関係者は自由貿易拡大の観点からも「重要な一歩」としている
日英間の貿易には日本と欧州連合(EU)のEPAが適用されてきたが、英国のEU離脱で優遇関税は年末で切れる
そこで6月から新協定の交渉を開始し、スピード合意へ
日本が年内の合意にこだわったのは、日英EPAが全体的な自由貿易の拡大に不可欠との判断から
前述のように英国はTPP参加にも前向きで、来年のTPP議長国となる日本は英国の参加を後押し
TPPは、米国の復帰も注目だ
次の大統領が有力なバイデン氏は国際協調派だが、「現状」でTPPの早期復帰は難しそう
しかし、英国のTPP加入で、米国の復帰を促したい考え
中国がTPP参加を検討しているとの発言で米国への「揺さぶり」をかけている(中国は米国への「牽制」で国際関係を有利に進めたい狙いもあるよううだが、中国の参加は、TPPの規定の基準が高く、実現は難しいと思うが)
今後の米英やさらには中国などの国際関係の「動向」が気になる
(この記事は、産経新聞の記事を元に作成しました)
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