2020年11月18日

プロボクシング、「世紀の対決」メイウェザー対パッキャオ戦

プロボクシングで「夢の対決」「ドリームマッチ」といえば、数多いですが、最近では、フロイド・メイウェザー・ジュニア対マニー・パッキャオ戦が想起されます

この対決は、別名「ファイト・オブ・ザ・センチュリー」(世紀の戦い)や「バトル・フォア・グレイトネス」(偉大な戦い)、さらには、巨額のお金(マネー)が動いたことから「マネー」とも呼ばれました

2015年5月2日に行われ、WBA(スーパー)、WBC、WBO世界ウェルター級統一戦として行われました

この対決は、デフェンスを固め、「負けない戦い」をしたメイウェザー選手が判定勝ちとなった

メイウェザー選手の消極的な「負けない戦い」方に不満の声もあった試合です

メイウェザー選手は、戦績50戦全勝27KOで5階級制覇をし、パウンドフォーパウンド(異なる階級の選手を比較し、ボクシングなどで仮に体重差がなかったら最強とされる)の最強ボクサーともいわれ、パッキャオ選手は、6階級制覇(海外では8階級制覇と紹介されることが多い)をし、「アジアの英雄」といわれた

結果的に、この「実績」を残すことになる偉大なボクサー同士の対決が実現したのは「凄い」ことだと思います

私個人は、メイウェザー氏は数々のドリームマッチ」を勝ってきたシュガー・レイ・レナード氏にダブり、パゥキャオ選手は「石の拳」「パナマの英雄」・ロベルト‣デュラン氏とダブりますね

レナード氏は、当時無敗で、WBC世界ウェルター級王者でしたが、ロベルト・デュラン氏に判定負け、しかし再戦では、レナード氏が徹底したヒット・アンド・アウェイ戦法を取り、フラストレーションの溜まったデュラン氏が8回に腹痛を訴え、棄権に近い形でデュラン氏がTKO負けし、レナード氏が王座に返り咲いた

この当時の中菱級は、レナード氏、デュラン氏、「マーベラス」マービン・ハグラ―氏、「ヒットマン」トーマス・ハーンズ氏とスーパースターが目白押しでしたね

そして彼らのドリームマッチも実現しました

レナード氏でいえば、デュラン氏との再戦の徹底したアウトボクシングでデュラン氏の棄権に近い形のTKO負けでレナード氏が勝った試合や、やはりアウトボクシングで当時無敵とされたWBC世界ミドル級王者・マービン・ハグラ―氏にレナード氏が勝った試合は、少しメイウェザー氏とダブります

「石の拳」「パナマの英雄」デュラン氏は、強烈な強打でライト級からミドル級まで4階級制覇をし、強烈な強打でフライ級からスーパーウェルター級まで6階級制覇をしたパッキャオ選手とダブります



BOXING BEAT(ボクシング・ビート) (2015年 06 月号)

メイウェザー対パッキャオ戦を収録
posted by june at 08:25| Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください