シンボリルドルフ(1984年)
ディープインパクト(2005年)
そして、日本競馬史上初の無敗の3冠馬がシンボリルドルフです
シンボリルドルフは、その完璧な強さと成績、名前の由来になった神聖ローマ帝国の皇帝・ルドルフ1世から「皇帝」とか「7冠馬」と呼ばれました
3歳(当時の表記は4歳)の1度目の有馬記念で、1年先輩の3冠馬ミスターシービーやジャパンカップ馬カツラギエースに圧勝したレース、4歳(当時の表記・5歳)の日経賞の手綱を持ったままの楽勝逃げ切り、国内最後のレースとなった4歳の2度目の有馬記念での直線だけでミホシンザンに4馬身の圧勝で「本気」の一端、「世界レベル」の一端を見せたレースなどシンボリルドルフの勝ったレースも印象にあります
しかし、体調不良と中1週のきついローテーションと展開のアヤで3着になった3歳時のジャパンカップと休み明けの引っ掛かり気味のハイペースの当時のレコード決着を先行しながらギャロップダイナの2着に粘った4歳時の天皇賞・秋は、「負けてなお強し」を印象づけました
特に、天皇賞・秋は、その思い(「負けてなお強し」)を強く感じました
シンボリルドルフ最後のレースとなった5歳(当時の表記・6歳)のアメリカでのサンルイレイステークス6着もレース中の故障でした
シンボリルドルフは不本意な形で現役引退をしますが、種牡馬で無敗の2冠馬(皐月賞、日本ダービー)で、ジャパンカップと有馬記念も勝ち、G1・4勝のトウカイテイオーを出しています
皇帝(シンボリルドルフ)から帝王(トウカイテイオー)への「王者継承」です
シンボリルドルフは、ディープインパクトらとともに、日本競馬史上最強馬の1頭といわれます
個人的には、ディープインパクトの強さ、凄さは認めても、日本競馬史上最強馬は、シンボリルドルフですね
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