静岡県とJR東海は、リニア中央新幹線静岡工区のトンネル工事未着工問題の解決が長期化へ
県内のトンネル掘削に伴う大井川の流量減少への懸念をめぐる双方の主張は平行線をたどっている
このためJR東海が目指す品川―名古屋間の令和9年の開通は困難な情勢
静岡県中央新幹線対策本部長を務める難波喬司(なんば・たかし)副知事は5日までに産経新聞との単独会見で、水問題の議論は折り返しを過ぎたものの、生態系の議論が進んでおらず着工にはなお時間を要すとの見通しを述べた
この問題をめぐっては、JR東海の金子慎社長が今年6月、仲介役の国土交通省の藤田耕三前事務次官が7月、それぞれ相次いで静岡県の川勝平太知事と面会したが、対立は解決できず
解決への道程は困難のようだ
(産経新聞の記事より作成)
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