2025年03月04日

ほとんど目が見えない夜行性のコウモリが獲物との距離を測る為に発するモノとは?

コウモリ

コウモリは、鳥と同じように動力飛行ができる唯一の哺乳類です
翼に見えるのは実は前脚で、指と指の間の飛膜が翼の役割を果たしています
夜空をバタバタと不規則に飛び回るコウモリは、一見効率の悪い飛び方をしているように見えますが、運動能力は極めて高く鳥以上に小回りがきくと言われています

世界中に1000種類もいると言われるコウモリは、昆虫を食物にするもの、果実を食べるもの、魚が主食のものなどさまざま
カエルを食べるカエルクイコウモリや、ウサギのような大きな耳をしたニホンウサギコウモリなどがいます
ちなみに、夕暮れになると市街地で見かけるコウモリのほとんどはアブラコウモリで、蛾やハエ、ハチなどの昆虫を捕食します

夜行性のコウモリはほとんど目が見えませんが、獲物を探すために超音波を発してレーダー代わりにしています
そのレーダーは獲物の存在や大きさ、獲物との距離などを瞬時に測れるほどとても正確
人間にも聞こえる1万Hzの低い音から、人間には聞こえない15万Hzの高い音までを断続的に発しながら、反響音を聞いて周囲に獲物がいないか探っています

例えば、カエルクイコウモリは、超音波を発してカエルがいる位置が分かるのはもちろん、射程圏内にいるカエルが毒を持っているかどうかを鳴き声で判断します
カエルとしても捕食されたくないので、近くに敵の気配を感じると鳴くのをやめてじっと息を潜めます
ただ、鳴くのをやめても数秒間は水面に波紋が残ってしまうのが現実
カエルクイコウモリのレーダーは、この波紋ですら感知できてしまうほど繊細で正確なのです

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 ハンター生物の話』
監修:今泉忠明 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
国立科学博物館で哺乳類の分類学・生態学を学ぶ
上野動物園の動物解説員を経て、「ねこの博物館」(静岡県伊東市)館長
著書も多数

(この記事は、ラブすぽの記事で作りました)

ほとんど目が見えない夜行性のコウモリが獲物との距離を測る為に発するモノとは?

夜行性のコウモリはほとんど目が見えませんが、獲物を探すために超音波を発してレーダー代わりにしています
そのレーダーは獲物の存在や大きさ、獲物との距離などを瞬時に測れるほどとても正確
人間にも聞こえる1万Hzの低い音から、人間には聞こえない15万Hzの高い音までを断続的に発しながら、反響音を聞いて周囲に獲物がいないか探っています

例えば、カエルクイコウモリは、超音波を発してカエルがいる位置が分かるのはもちろん、射程圏内にいるカエルが毒を持っているかどうかを鳴き声で判断します
カエルとしても捕食されたくないので、近くに敵の気配を感じると鳴くのをやめてじっと息を潜めます
ただ、鳴くのをやめても数秒間は水面に波紋が残ってしまうのが現実
カエルクイコウモリのレーダーは、この波紋ですら感知できてしまうほど繊細で正確なのです

正確なレーダーで獲物を探すのは凄い!!




眠れなくなるほど面白い 図解 ハンター生物の話: 生きるために進化した生物たちの狩りワザを解説! 単行本

陸・海・空のハンター生物の狩りの方法をイラスト付きで紹介
私は動物に興味があり今泉忠明氏の関連本も多く愛読しました
posted by june at 12:28| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NY株は反落し大幅下落・ナスダックも大幅下落・S&P500も大きく下落、日経平均株価は反発し大幅上昇

3日(現地時間)のNY株(ダウ平均株価)は反落、トランプ米大統領の関税政策への警戒感から一時900ドル超下落した、終値は前週末比649ドル67セント安の4万3191ドル24セント

ハイテク株中心のナスダックは497.09ポイント安の1万835019
 
S&P500は104.78ポイント安の5849.72




3日(日本時間)の日経平均株価は反発し、終値は前週末比629円97銭高の3万7785円47銭だった、前週末に1100円下げ自律反発を狙った買いが優勢となった


(この記事はネットニュースの記事で作りました)

3日のダウ平均株価の終値は前週末比640ドル超の大幅下落
ナスダックも大幅下落
S&P500も大きく下落

3日の日経平均株価の終値は前週末比620円超の大幅上昇
posted by june at 08:03| Comment(0) | 株価動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヘビにまつわる神話・妖怪伝承

2025年は巳年である
「巳」とは、言うまでもなくヘビを指す

ヘビは四肢を持たない独特の姿や、脱皮を繰り返す生態から神秘的な存在とされ、世界各地で神や悪魔として語り継がれてきた

各地に伝わるヘビにまつわる妖怪について解説する

1.アンゴント

アンゴント(Angont)は、カナダの先住民族・ヒューロン族に伝わるヘビである

17世紀頃のイエズス会の宣教の記録「The Jesuit RelationsThe 」などにて、その存在が言及されている

全ての災いを司るヘビであり、全身に致命的な猛毒を有しているという
この毒は生き物を殺すのみならず、疫病や災害など、あらゆる不幸を引き起こす力を持つとされる

シャーマン(呪術師)はこのヘビの肉片を用い、秘密裏に人間を殺すことがあったそうだ

ただし、少し触れるだけでも毒が骨まで浸透し死に至るので、取り扱いには細心の注意を払ったという

2.七歩蛇

七歩蛇(しちほだ)とは、江戸時代の京都に現れたとされるヘビである

作家・浅井了意(?~1691年)の著作「伽婢子」には、次のようなエピソードが記されている

(意訳・要約)

浦井という人物が、京都の荒れ地に一軒家を建てたところ、大量のヘビが現れるようになった。
日に日に数を増すヘビを不思議に思い、浦井は地鎮祭を行ってみることにした。

すると翌朝には、庭の草木が全て枯れており、置いてあった大きな石が粉々に砕けていたという。
その石の破片を取り除いてみると、突如奇妙なヘビが飛び出してきたので、使用人たちがこれを追い詰め殺した。

ヘビの体色は赤く、鱗の間は金色に輝いていた。
また、その顔は龍にそっくりであったが、体長は四寸(約12cm)と小さく、トカゲのごとく手足が生えていた。
あまりの異形っぷりに家の人々は困惑していたが、そこに僧侶が現れ、こう言ったという。

「これは七歩蛇というヘビじゃ。これに噛まれたら七歩も歩かぬうちに死ぬ。仏典にもその名が見える、由緒正しき妖怪である」

以後、ヘビが現れることはなくなった。

3.馬絆蛇

馬絆蛇(ばはんだ)は、元代の中国に伝わる怪物である。

四川省や雲南省の河川に、この怪物は生息していたとされる

その姿はヘビの体に、ネコもしくはネズミの顔を持つという、極めて異質なものだ
さらに頭には、星の形をした奇妙な白い斑点が浮き出ているという

全身から血生臭い悪臭を放っており、馬絆蛇が棲む川は尽く汚染され、風すらも臭くなるという
また、「小屋が転がるように」移動し、目につく生き物は全て食い殺す、貪欲さと凶暴さを持っていたとされる

人間や家畜も片っ端からたいらげてしまうので、人々はこの怪物を大変恐れていたそうだ

4.ラドン

ラドン(Ladon)は、ギリシャ神話に登場するドラゴンである

その姿は100の頭を持つヘビとも、口と尻尾しかない異形ともされるが、普通のヘビとして描かれることもある

嵐の神「テュポーン」と蛇の女神「エキドナ」の子供とされ、「ヘスペリデスの園」という果樹園に実る「黄金の林檎」を、不眠不休で守っていたという

だが黄金の林檎を奪いにきた英雄「ヘラクレス」によって、哀れにもラドンは惨殺されてしまう

その死体は神々の計らいによって「りゅう座」となり、今もなお天空を飛び続けているのだという

5.サ・タ

サ・タ(Sa-ta)は、古代エジプトに伝わる神である

その姿はなんと、ヘビの体から人間の足がニョキニョキと生えているという、インパクト抜群の出で立ちをしている
(古代エジプトにおいて「足の生えたヘビ」は、神や悪霊を表す概念である)

古代エジプトの『死者の書』には、「私は毎日死んで、そして生まれ変わる存在だ」という、サ・タの台詞が書き記されている

ヘビは脱皮を繰り返して成長することから、世界各地で「不死」や「永遠」の象徴として語り継がれてきた
この神も例に漏れず、「不変」や「輪廻転生」を象徴する存在として、信仰されていたものと考えられる

またその名から、聖書に登場するヘビ――すなわち「サタン」との関連性を指摘されることもあるが、こじつけとされている

6.ホヤウカムイ

ホヤウカムイ、またはサキソマエップは、北海道のアイヌ民族に伝わる魔神である

日高地方(北海道南部)の伝承によると、その姿は翼の生えたヘビであり、胴体は太いが頭と尾は細いという
また、鼻先が彫刻用のノミのごとく鋭く尖っており、これを用いて木を切り倒すとされる

全身から想像を絶する悪臭を放っており、その臭さは草木を枯らし、生き物の皮膚を焼け爛れさせ、死に至らしめるほどだとされる
被害を避けるためにアイヌの人々は、ホヤウカムイの生息地には、決して近づかないよう徹底していたという

その悪臭は他のカムイ(神)すら嫌がるほどであり、虻田(北海道南西部)に伝わる伝承によると、ある時、天然痘を司る「パヨカカムイ」が町に現れたので、人々はホヤウカムイに祈りを捧げた

すると、ホヤウカムイは悪臭を直接パヨカカムイに浴びせ掛け、追い払ってくれたという

このことから、ホヤウカムイは「災厄と防災」両方の性質を併せ持つ神だと考えられている

参考 : 『妖魅百物語』『神魔精妖名辞典』他
文 / 草の実堂編集部

(この記事は、草の実堂の記事で作りました)

2025年は巳年である
「巳」とは、言うまでもなくヘビを指す

ヘビは四肢を持たない独特の姿や、脱皮を繰り返す生態から神秘的な存在とされ、世界各地で神や悪魔・妖怪などとして語り継がれてきた

ヘビは大概の人間の嫌われ者で恐ろしい存在あると同時に畏敬されもした

ヘビの神話・妖怪伝承は、私は大蛇を想起するが、本記事内では毒ヘビなども紹介されている

日本神話には「ヤマタノオロチ」の話もある

また、ドラゴンの伝説などとも近かったり、関連ある場合も・・・

前述のように四肢を持たない独特の姿や、脱皮を繰り返す生態から神秘的な存在とされた
脱皮は「不老不死」「輪廻転生」「永遠」「不滅」などを想起させたようだ




ヘビのひみつ (ふしぎいっぱい写真絵本 14) 大型本

ヘビというのは、四肢をなくし、脱皮を繰り返す不思議で謎の多い興味深い生き物だ
大概の人間の嫌われ者だが、ヘビの生態は奥深い
見た目のインパクト十分のヘビだが、本書はビジュアル面で豊富に迫る
posted by june at 04:06| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする