ラクダは、主に砂漠に生息する、背中のコブが特徴的な哺乳類である
古来より人類はラクダを飼いならし、移動や運搬などに欠かせない「乗り物」として活用してきた
ところが神話や幻想の世界においては、背中に乗せた人間をそのまま地獄まで運んでしまうような、恐るべきラクダの伝承が存在する
そんな驚愕の「ラクダの怪物」について紹介したい
1. キャメルレパード
キャメルレパード(Cameleopard)は、ラクダとヒョウの合成生物である
その姿は一見ラクダのように見えるが、体にはヒョウのごとき斑点が大量についており、頭には二本の角が生えているという
ヨーロッパの紋章にはさまざまな伝説の生き物が描かれているが、その中の一つに、このキャメルレパードが含まれることがあった
古代のギリシャ人やアラブ人が、アフリカを訪れた際にこの生物と遭遇し、やがてその話がヨーロッパ中に広がったとされる
その正体は、現在のキリンと考えられている
2.ダイナ
ダイナ(Dajna)は、地中海に浮かぶ島・マルタ島に生息するとされた、ラクダのような怪物である
作家・ステファン=D=ミフスドの著書『The Maltese Bestiary』にて、その存在が言及されている
この怪物の見た目はラクダそのものだが、大きさはなんと象の10倍ほどもあり規格外である
雌のダイナの母乳は薄毛によく効くとされたが、その入手は極めて困難であり、手にすることができたのは、ごく一部の英雄だったという
旧約聖書で語られる「ノアの方舟」は、ノアという人物が巨大な舟に家族とさまざまな動物を乗せ、洪水に沈んだ世界を生き延びる物語として有名だ
だがダイナはその巨躯ゆえ舟に乗ることができず、そのまま水に飲まれて絶滅してしまったという
3. ハブシル
ハブシル(Khavhil)は、モンゴルの民族・オイラト族の伝承作品『ジャンガル』に登場する、フタコブラクダの怪物である
ジャンガルには、以下のようなエピソードが記述されている
(意訳・要約)
「天下の美男子」と呼ばれる英雄・ミンヤンが、砂漠を旅していた時の話である。
突如、歯ぎしりをしながら炎を吐く、巨大な白いラクダのハブシルが現れたかと思うと、凄まじい音を立てながらミンヤンに襲い掛かってきた。
だがミンヤンはハブシルを上回るスピードで翻弄し、頭を剣で叩き割って殺した。
ハブシルの死体は99の川をせき止めてしまったが、ミンヤンは暢気にハブシルのコブを切り取り、焼いて食べてしまった。
4.レッドゴースト
レッドゴースト(Red Ghost)は、19世紀のアメリカに出没したとされる亡霊である
主に、次のようなエピソードが語られている
(意訳・要約)
1883年、アリゾナ州のとある牧場での話だ。
牧夫の妻が小屋で留守番をしていたところ、突如番犬がけたたましく吠え始め、次の瞬間には人間の悲鳴が聞こえてきた。
何ごとかと思い、妻が窓の外を見てみると、そこには「赤毛の巨大な獣」を駆る「悪魔のような何か」がいたという。
騒ぎを聞きつけた牧夫と従業員が見回りから戻ってくると、小屋の戸に鍵をかけ、ガタガタ震える妻の姿があった。
そして外には、無惨にも踏みつぶされた女の死体が転がっていた。
(この女は、従業員の伴侶であったという)
翌日、牧夫たちが怪物の残した足跡をたどってみると、茂みの中に赤い動物の毛のようなものが散乱しているのを発見した。
その後も怪物による襲撃事件は各地で相次いだが、現場にはやはり赤い毛が残されていた。
時が経つにつれて荒唐無稽な噂話も増え始めたが、目撃者の誰もが「怪物は背中に骸骨を乗せていた」とこぞって答えた。
ある時、5人組の男衆が怪物を狙撃したところ、弾は背中に乗る骸骨の頭部を撃ち抜いた。
転がり落ちた頭蓋骨には、生皮と髪の毛がこびり付いていた。
そして怪物目撃から10年後の1893年。
ヘイスティングという農夫が、ついに怪物を射殺することに成功した。
怪物の正体は巨大なラクダであり、革紐が顔に食い込んで傷だらけであった。
ラクダは本来、アメリカには生息していないはずの生物である
なぜ、ラクダの怪物の逸話が生まれたのだろうか?
19世紀中頃、白人たちはメキシコとの戦争を経て、大陸南西部の広大な土地を奪いとった
この広い範囲を移動する手段として検討されたのが、粗食に耐え持久力も抜群なラクダだった
そしてアフリカなどから多数のラクダが集められ、1856年頃に「アメリカ陸軍ラクダ部隊」が編成された
砂漠や荒野の移動において、ラクダたちは予想を上回る優れた能力を発揮した。
だが1861年に南北戦争が始まると、軍部は次第にラクダへの興味を失い始めた
ほとんどのラクダが売却されたが、中には逃げ出して野生化する個体もいたという
レッドゴーストの逸話は、この野生化したラクダの中から生まれたと考えられている
野生化したラクダが、誰かの死体を背中に乗せたまま10年以上アリゾナを彷徨っていた可能性もある
だとすればこれは、人間の身勝手によって生み出された悲劇といえるだろう
参考 : 『神魔精妖名辞典』『ジャンガル』他
文 / 草の実堂編集部
(この記事は、草の実堂の記事で作りました)
ラクダを初めて見た人は驚いただろう
わりと大きな身体で、背中にこぶがあり、タフで砂漠でも生きられる生命力
ラクダは実在の動物だが、変わった見た目、生態などから想像の生き物、幻獣にも感じられる
幻獣辞典 (河出文庫) 文庫
竜といった想像上の生き物や、古今東西の文学作品に登場する不思議な存在をめぐる120のエッセイを紹介
古今東西の幻獣を掲載
2025年03月31日
『古代中国』たった一人で秦を出し抜いた男! 「完璧」の語源となった伝説の交渉術とは?
戦国時代の中国とは? 強国の秦 vs それに抗う諸国
いまから二千年以上前、中国は幾つもの国が覇権を争う戦国時代(紀元前475年~紀元前221年)にあった
この時代、七つの強国「秦・趙・楚・斉・燕・韓・魏」が互いに領土を奪い合い、戦乱が絶えなかった
この七国の中でも、西の秦は特に強大だった
厳格な法制度と圧倒的な軍事力を誇り、周囲の国々を次々と飲み込んでいった
そんな中で趙は、胡服騎射(こふくきしゃ)という軍制改革を取り入れ、強力な騎兵部隊を擁していた
※胡服騎射とは、趙の武霊王が採用した軍事改革で、胡族の服装と騎射戦術を取り入れ、機動力に優れた騎兵を育成した
趙は当初、秦と互角に戦っていたものの、次第に国力の差が広がっていった
こうした中でも、趙が滅亡せずに粘り続けた背景には、ある人物の存在があった
その人物こそ、藺相如(りん しょうじょ)である
彼はもともと無名の食客にすぎなかったが、知略と胆力を武器に、一気に国の重臣へと上り詰めた
そして、彼の名を歴史に刻んだのが、「和氏の璧(かしのへき)」を巡る秦との交渉である
藺相如はこの交渉で巧みに立ち回り、趙の誇りを守り抜いた
この出来事が、後に「完璧」という言葉の語源となる
藺相如と「和氏の璧」について紐解いていきたい
和氏の璧とは
戦国時代、楚で発見された「和氏の璧(かしのへき)」と呼ばれる天下の名玉があった
この宝玉は、やがて趙の恵文王の手に渡った
これを知った秦の昭襄王(しょうじょうおう)は、恵文王に「和氏の璧と引き換えに、15の城を譲る」という申し出を持ちかけてきた
一見、魅力的な提案のように思える
しかし問題は、秦が本当に約束を守るのか保証がないことにあった
もし、璧を渡した後に城が得られなければ、趙の威信は失墜し、他国からも侮られてしまう
かといって、この申し出を断れば、秦に侵攻の口実を与えてしまうことにもなりかねない
趙の朝廷では激しい議論が繰り広げられた
最終的に趙王は、藺相如(りん しょうじょ)を使者として秦に派遣する決断を下す
当時、藺相如は宦官・繆賢(びゅうけん)の食客に過ぎなかったが、繆賢が「知略に優れた人物」として趙王に推薦したのだ
こうして、藺相如は「もし秦が約束を破った場合、必ず璧を持ち帰る」と誓い、秦の都・咸陽へと向かったのである
「完璧」の語源!咸陽での交渉戦
藺相如が秦の昭襄王に璧を献上すると、王は満足げにそれを手に取った
しかし、しばらくしても15の城を引き渡す話が出る気配はない
むしろ、昭襄王は群臣や寵姫に璧を見せびらかし、まるで既に自分の所有物であるかのように振る舞い始めた
これを見た藺相如は、すぐに秦の真意を見抜く
藺相如はとっさに「実はこの璧には小さな傷があります。王自らご確認いただきたい」と進み出た
昭襄王が興味を示した瞬間、藺相如は璧を取り返し、柱の前に後退して立った
そして、怒気を込めてこう宣言したのだ
「趙王は貴国を信じ、5日間身を清めてこの璧を献上しました。しかし、秦王は城を渡すどころか、ただで宝玉を手に入れようとしている。このままでは、趙は大国の誇りを失います。私は趙の威信を守るため、璧をこの柱に叩きつけて砕く覚悟です!」
昭襄王は動揺した
もしここで藺相如を殺せば、趙との交渉は決裂し、周囲の国々から非難を浴びるかもしれない
王は仕方なく、「ならば城を引き渡す準備を整えよう」と伝えた
しかし、藺相如はそれを信用しなかった
彼は「趙王が璧を献上する前に5日間潔斎したように、大王も同じように潔斎してください」と申し出る
昭襄王はそれを受け入れ、5日後の正式な儀式を約束した
その間に、藺相如は密かに部下に命じて璧を趙へ持ち帰らせる
そして5日後、昭襄王が「城を渡す準備が整った。璧を出せ」と命じたとき、藺相如は平然と答えた
「すでに趙へ送り返しました。秦王が本当に誠意を示すならば、先に15の城をお渡しください。その後、改めて璧を献上いたします。」
さらに
「私は秦王を欺いた罪に問われるべきです。どうぞ私を煮殺してください」
とまで言い放ったのだ
秦側は、謀略が失敗したことを悟った
昭襄王は激怒したが、結局、藺相如を処刑することはできなかった
むしろ彼の胆力に感嘆した王は、「使者としての役目を果たしたのだから」と、手厚くもてなし、無事に趙へ帰国させたのである
こうして藺相如は、秦の策謀を見抜き、趙の誇りを守り抜いた
この「璧を完(まっとう)する」見事な交渉術が、後に「完璧」という言葉の語源となったのである
藺相如が残したもの 「完璧」の教訓
藺相如が見せた知略と胆力は、単なる外交交渉の成功にとどまらない
彼の機転と決断力がなければ、趙は秦の策略に屈し、国の威信を損ねていただろう
この出来事は、戦国時代の外交戦略における模範として語り継がれ、後の時代の政治家や交渉人にとっての指針となった
「完璧」の故事は、単なる言葉の語源ではなく、「信義を守り、知恵と勇気をもって逆境を切り抜ける」ことの象徴である
藺相如には他にも「黽池の会」や「刎頸の交わり」などの有名な逸話があるが、それはまた別の機会に紹介しよう
参考 : 『史記』「廉頗藺相如列伝」司馬遷 他
文 / 草の実堂編集部
(この記事は、草の実堂の記事で作りました)
藺相如(りん しょうじょ)のこの「完璧」の語源となった交渉は「お見事」
機知だけでなく肝力も無ければ成し得なかった
藺相如が見せた知略と胆力は、単なる外交交渉の成功にとどまらない
彼の機転と決断力がなければ、趙は秦の策略に屈し、国の威信を損ねていただろう
この出来事は、戦国時代の外交戦略における模範として語り継がれ、後の時代の政治家や交渉人にとっての指針となった
「完璧」の故事は、単なる言葉の語源ではなく、「信義を守り、知恵と勇気をもって逆境を切り抜ける」ことの象徴である
中国古典は人物学の宝庫で他にも機知と肝力のある者が多くいる
ビジネスに効く教養としての中国古典 単行本
中国古典には現代にも通じる多くの叡智が詰まっている
ビジネスや実生活に応用できる
特に守屋洋氏の著作は平易でわかりやすく私も愛読しているものが多い
実践的だ
いまから二千年以上前、中国は幾つもの国が覇権を争う戦国時代(紀元前475年~紀元前221年)にあった
この時代、七つの強国「秦・趙・楚・斉・燕・韓・魏」が互いに領土を奪い合い、戦乱が絶えなかった
この七国の中でも、西の秦は特に強大だった
厳格な法制度と圧倒的な軍事力を誇り、周囲の国々を次々と飲み込んでいった
そんな中で趙は、胡服騎射(こふくきしゃ)という軍制改革を取り入れ、強力な騎兵部隊を擁していた
※胡服騎射とは、趙の武霊王が採用した軍事改革で、胡族の服装と騎射戦術を取り入れ、機動力に優れた騎兵を育成した
趙は当初、秦と互角に戦っていたものの、次第に国力の差が広がっていった
こうした中でも、趙が滅亡せずに粘り続けた背景には、ある人物の存在があった
その人物こそ、藺相如(りん しょうじょ)である
彼はもともと無名の食客にすぎなかったが、知略と胆力を武器に、一気に国の重臣へと上り詰めた
そして、彼の名を歴史に刻んだのが、「和氏の璧(かしのへき)」を巡る秦との交渉である
藺相如はこの交渉で巧みに立ち回り、趙の誇りを守り抜いた
この出来事が、後に「完璧」という言葉の語源となる
藺相如と「和氏の璧」について紐解いていきたい
和氏の璧とは
戦国時代、楚で発見された「和氏の璧(かしのへき)」と呼ばれる天下の名玉があった
この宝玉は、やがて趙の恵文王の手に渡った
これを知った秦の昭襄王(しょうじょうおう)は、恵文王に「和氏の璧と引き換えに、15の城を譲る」という申し出を持ちかけてきた
一見、魅力的な提案のように思える
しかし問題は、秦が本当に約束を守るのか保証がないことにあった
もし、璧を渡した後に城が得られなければ、趙の威信は失墜し、他国からも侮られてしまう
かといって、この申し出を断れば、秦に侵攻の口実を与えてしまうことにもなりかねない
趙の朝廷では激しい議論が繰り広げられた
最終的に趙王は、藺相如(りん しょうじょ)を使者として秦に派遣する決断を下す
当時、藺相如は宦官・繆賢(びゅうけん)の食客に過ぎなかったが、繆賢が「知略に優れた人物」として趙王に推薦したのだ
こうして、藺相如は「もし秦が約束を破った場合、必ず璧を持ち帰る」と誓い、秦の都・咸陽へと向かったのである
「完璧」の語源!咸陽での交渉戦
藺相如が秦の昭襄王に璧を献上すると、王は満足げにそれを手に取った
しかし、しばらくしても15の城を引き渡す話が出る気配はない
むしろ、昭襄王は群臣や寵姫に璧を見せびらかし、まるで既に自分の所有物であるかのように振る舞い始めた
これを見た藺相如は、すぐに秦の真意を見抜く
藺相如はとっさに「実はこの璧には小さな傷があります。王自らご確認いただきたい」と進み出た
昭襄王が興味を示した瞬間、藺相如は璧を取り返し、柱の前に後退して立った
そして、怒気を込めてこう宣言したのだ
「趙王は貴国を信じ、5日間身を清めてこの璧を献上しました。しかし、秦王は城を渡すどころか、ただで宝玉を手に入れようとしている。このままでは、趙は大国の誇りを失います。私は趙の威信を守るため、璧をこの柱に叩きつけて砕く覚悟です!」
昭襄王は動揺した
もしここで藺相如を殺せば、趙との交渉は決裂し、周囲の国々から非難を浴びるかもしれない
王は仕方なく、「ならば城を引き渡す準備を整えよう」と伝えた
しかし、藺相如はそれを信用しなかった
彼は「趙王が璧を献上する前に5日間潔斎したように、大王も同じように潔斎してください」と申し出る
昭襄王はそれを受け入れ、5日後の正式な儀式を約束した
その間に、藺相如は密かに部下に命じて璧を趙へ持ち帰らせる
そして5日後、昭襄王が「城を渡す準備が整った。璧を出せ」と命じたとき、藺相如は平然と答えた
「すでに趙へ送り返しました。秦王が本当に誠意を示すならば、先に15の城をお渡しください。その後、改めて璧を献上いたします。」
さらに
「私は秦王を欺いた罪に問われるべきです。どうぞ私を煮殺してください」
とまで言い放ったのだ
秦側は、謀略が失敗したことを悟った
昭襄王は激怒したが、結局、藺相如を処刑することはできなかった
むしろ彼の胆力に感嘆した王は、「使者としての役目を果たしたのだから」と、手厚くもてなし、無事に趙へ帰国させたのである
こうして藺相如は、秦の策謀を見抜き、趙の誇りを守り抜いた
この「璧を完(まっとう)する」見事な交渉術が、後に「完璧」という言葉の語源となったのである
藺相如が残したもの 「完璧」の教訓
藺相如が見せた知略と胆力は、単なる外交交渉の成功にとどまらない
彼の機転と決断力がなければ、趙は秦の策略に屈し、国の威信を損ねていただろう
この出来事は、戦国時代の外交戦略における模範として語り継がれ、後の時代の政治家や交渉人にとっての指針となった
「完璧」の故事は、単なる言葉の語源ではなく、「信義を守り、知恵と勇気をもって逆境を切り抜ける」ことの象徴である
藺相如には他にも「黽池の会」や「刎頸の交わり」などの有名な逸話があるが、それはまた別の機会に紹介しよう
参考 : 『史記』「廉頗藺相如列伝」司馬遷 他
文 / 草の実堂編集部
(この記事は、草の実堂の記事で作りました)
藺相如(りん しょうじょ)のこの「完璧」の語源となった交渉は「お見事」
機知だけでなく肝力も無ければ成し得なかった
藺相如が見せた知略と胆力は、単なる外交交渉の成功にとどまらない
彼の機転と決断力がなければ、趙は秦の策略に屈し、国の威信を損ねていただろう
この出来事は、戦国時代の外交戦略における模範として語り継がれ、後の時代の政治家や交渉人にとっての指針となった
「完璧」の故事は、単なる言葉の語源ではなく、「信義を守り、知恵と勇気をもって逆境を切り抜ける」ことの象徴である
中国古典は人物学の宝庫で他にも機知と肝力のある者が多くいる
ビジネスに効く教養としての中国古典 単行本
中国古典には現代にも通じる多くの叡智が詰まっている
ビジネスや実生活に応用できる
特に守屋洋氏の著作は平易でわかりやすく私も愛読しているものが多い
実践的だ
競馬、第55回高松宮記念はサトノレーヴが優勝
30日に競馬の第55回高松宮記念(G1、中京芝1200メートル)が行われ、2番人気のジョアン・モレイラ騎手騎乗のサトノレーヴが優勝
2着は3/4馬身差で1番人気のナムラクレア、3着は1馬身1/4差で6番人気のママコチャ
(この記事はJRAのホームページの記事で作りました)
高松宮記念といえば2000年のキングヘイローです
キングヘイローは日本にいるのが不思議なくらいの世界的良血馬で、能力もありましたが、気性難でG1を勝てずにいました
しかし、2000年の高松宮記念、11度目の挑戦で悲願のG1制覇
レース制覇持はそれほど感動しませんが、後にキングヘイローのバックボーンを知り感動しました
ちなみにキングヘイローは最強世代といわれることも多い1998年クラシック世代です
2着は3/4馬身差で1番人気のナムラクレア、3着は1馬身1/4差で6番人気のママコチャ
(この記事はJRAのホームページの記事で作りました)
高松宮記念といえば2000年のキングヘイローです
キングヘイローは日本にいるのが不思議なくらいの世界的良血馬で、能力もありましたが、気性難でG1を勝てずにいました
しかし、2000年の高松宮記念、11度目の挑戦で悲願のG1制覇
レース制覇持はそれほど感動しませんが、後にキングヘイローのバックボーンを知り感動しました
ちなみにキングヘイローは最強世代といわれることも多い1998年クラシック世代です
2025年03月30日
この世は爬虫類の背中に乗せられている?マヤ・アステカ文明の世界観
マヤ文明とアステカ文明の世界観
この世は爬虫類の背中に乗せられている?
メキシコ南部からユカタン半島にかけての中部アメリカはメソアメリカと呼ばれ、マヤ文明やアステカ文明などが起こりました
紀元前1500年頃から2000年もの長きにわたり隆盛を極めたのはマヤ文明
ピラミッドや神殿など、人間の創造物とは思えないほど巨大な石像建築が残されています
マヤ人は、海に巨大な爬虫類が浮かび、世界はその背中に存在し、平坦なものと考えていました
そこに神の世界人間の世界、地下の世界の3層があり、生命の木が支えているというのがマヤ文明の世界観です
マヤの創世神話は3つの世界譚からなり、2つめまでの世界は破壊され、3つめでトウモロコシから人間が誕生したとされています
アステカ文明は、14世紀にメキシコ中央高地に誕生しました
アステカ神話が考える世界は、天界13層と地下世界9層で構成され、地下の最下層は死後の世界といわれます
この世界はテヨロクアロヤンと呼ばれます
それぞれの層には神がいて、支配しました
アステカの創世神話は、5つの世界譚で語られます
第1から第4までは天変地異などさまざまな理由で世界が破壊されますが、第5の世界で神々が誕生
大地や人間、農耕なども創造されて世界が創られていきます
※トウモロコシ:約6500年前にマヤの低で最初のトウモロコシ栽培が行なわれたとされている。ただ、当初はお酒をつくるために栽培されたようだ
メソアメリカ文明
アステカ文明
中央メキシコで栄えた国家
アステカ王国以前から伝えられた神話もあり、最高神ケツァルコアトルも古い時代からの神だ
マヤ文明
ユカタン半島を中心におこった文明で伝えられてきたのがマヤ神話
長年にわたって受け継がれてきたが、文献が残されていないので大半が不明
アステカ神話創世神話
何度も滅亡と創造を繰り返すという神話はメソアメリカ文明によく見られる
【第1の世界 巨人が支配する】
ジャガーによって滅亡
【第2の世界 ケツァルコアトルが支配】
大風によって滅亡
【第3の世界 雨と雷の神トラロックが支配】
火の雨によって滅亡
【第4の世界 水の神チャルチウィトリクエが支配】
洪水によって滅亡
【第5の世界 (現在の世界)太陽神トナティウが支配】
やがて空の怪物により滅亡するという
マヤ神話人間ができるまで
マヤ神話の文献ポポル・ヴフで、創造神テペウとグクマッツが人類をどのようにしてつくったのか語られている
最後、トウモロコシからつくって成功した際には、世界のすべてを見通せないよう、あえて目をくらませたという
第1【泥から人間をつくる】
やわらかく水に溶けて失敗
第2【木から人間をつくる】
魂や知性がなく失敗
第3【トウモロコシから人間をつくる】
知性を持った人間が誕生し成功!
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 世界の神々』監修:鈴木悠介
(この記事は、ラブすぽの記事で作りました)
この世は爬虫類の背中に乗せられている?マヤ・アステカ文明の世界観
マヤ文明とアステカ文明の世界観
この世は爬虫類の背中に乗せられている?
メキシコ南部からユカタン半島にかけての中部アメリカはメソアメリカと呼ばれ、マヤ文明やアステカ文明などが起こりました
紀元前1500年頃から2000年もの長きにわたり隆盛を極めたのはマヤ文明
ピラミッドや神殿など、人間の創造物とは思えないほど巨大な石像建築が残されています
マヤ人は、海に巨大な爬虫類が浮かび、世界はその背中に存在し、平坦なものと考えていました
そこに神の世界人間の世界、地下の世界の3層があり、生命の木が支えているというのがマヤ文明の世界観です
メソアメリカ文明
アステカ文明
中央メキシコで栄えた国家
アステカ王国以前から伝えられた神話もあり、最高神ケツァルコアトルも古い時代からの神だ
マヤ文明
ユカタン半島を中心におこった文明で伝えられてきたのがマヤ神話
長年にわたって受け継がれてきたが、文献が残されていないので大半が不明
アステカ神話創世神話
何度も滅亡と創造を繰り返すという神話はメソアメリカ文明によく見られる
【第1の世界 巨人が支配する】
ジャガーによって滅亡
【第2の世界 ケツァルコアトルが支配】
大風によって滅亡
【第3の世界 雨と雷の神トラロックが支配】
火の雨によって滅亡
【第4の世界 水の神チャルチウィトリクエが支配】
洪水によって滅亡
【第5の世界 (現在の世界)太陽神トナティウが支配】
やがて空の怪物により滅亡するという
マヤ神話人間ができるまで
マヤ神話の文献ポポル・ヴフで、創造神テペウとグクマッツが人類をどのようにしてつくったのか語られている
最後、トウモロコシからつくって成功した際には、世界のすべてを見通せないよう、あえて目をくらませたという
第1【泥から人間をつくる】
やわらかく水に溶けて失敗
第2【木から人間をつくる】
魂や知性がなく失敗
第3【トウモロコシから人間をつくる】
知性を持った人間が誕生し成功!
マヤ・アステカ文明の世界観や神話は私はよく知りません
眠れなくなるほど面白い 図解 世界の神々: 個性豊かで魅力たっぷり!神様のキャラクターを大解説 単行本
世界には様々な神話がある
各々の神話の特徴と神々のキャラクターを紹介
そこには、文化や死生観、宗教観、思想観などもうかがえる
この世は爬虫類の背中に乗せられている?
メキシコ南部からユカタン半島にかけての中部アメリカはメソアメリカと呼ばれ、マヤ文明やアステカ文明などが起こりました
紀元前1500年頃から2000年もの長きにわたり隆盛を極めたのはマヤ文明
ピラミッドや神殿など、人間の創造物とは思えないほど巨大な石像建築が残されています
マヤ人は、海に巨大な爬虫類が浮かび、世界はその背中に存在し、平坦なものと考えていました
そこに神の世界人間の世界、地下の世界の3層があり、生命の木が支えているというのがマヤ文明の世界観です
マヤの創世神話は3つの世界譚からなり、2つめまでの世界は破壊され、3つめでトウモロコシから人間が誕生したとされています
アステカ文明は、14世紀にメキシコ中央高地に誕生しました
アステカ神話が考える世界は、天界13層と地下世界9層で構成され、地下の最下層は死後の世界といわれます
この世界はテヨロクアロヤンと呼ばれます
それぞれの層には神がいて、支配しました
アステカの創世神話は、5つの世界譚で語られます
第1から第4までは天変地異などさまざまな理由で世界が破壊されますが、第5の世界で神々が誕生
大地や人間、農耕なども創造されて世界が創られていきます
※トウモロコシ:約6500年前にマヤの低で最初のトウモロコシ栽培が行なわれたとされている。ただ、当初はお酒をつくるために栽培されたようだ
メソアメリカ文明
アステカ文明
中央メキシコで栄えた国家
アステカ王国以前から伝えられた神話もあり、最高神ケツァルコアトルも古い時代からの神だ
マヤ文明
ユカタン半島を中心におこった文明で伝えられてきたのがマヤ神話
長年にわたって受け継がれてきたが、文献が残されていないので大半が不明
アステカ神話創世神話
何度も滅亡と創造を繰り返すという神話はメソアメリカ文明によく見られる
【第1の世界 巨人が支配する】
ジャガーによって滅亡
【第2の世界 ケツァルコアトルが支配】
大風によって滅亡
【第3の世界 雨と雷の神トラロックが支配】
火の雨によって滅亡
【第4の世界 水の神チャルチウィトリクエが支配】
洪水によって滅亡
【第5の世界 (現在の世界)太陽神トナティウが支配】
やがて空の怪物により滅亡するという
マヤ神話人間ができるまで
マヤ神話の文献ポポル・ヴフで、創造神テペウとグクマッツが人類をどのようにしてつくったのか語られている
最後、トウモロコシからつくって成功した際には、世界のすべてを見通せないよう、あえて目をくらませたという
第1【泥から人間をつくる】
やわらかく水に溶けて失敗
第2【木から人間をつくる】
魂や知性がなく失敗
第3【トウモロコシから人間をつくる】
知性を持った人間が誕生し成功!
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 世界の神々』監修:鈴木悠介
(この記事は、ラブすぽの記事で作りました)
この世は爬虫類の背中に乗せられている?マヤ・アステカ文明の世界観
マヤ文明とアステカ文明の世界観
この世は爬虫類の背中に乗せられている?
メキシコ南部からユカタン半島にかけての中部アメリカはメソアメリカと呼ばれ、マヤ文明やアステカ文明などが起こりました
紀元前1500年頃から2000年もの長きにわたり隆盛を極めたのはマヤ文明
ピラミッドや神殿など、人間の創造物とは思えないほど巨大な石像建築が残されています
マヤ人は、海に巨大な爬虫類が浮かび、世界はその背中に存在し、平坦なものと考えていました
そこに神の世界人間の世界、地下の世界の3層があり、生命の木が支えているというのがマヤ文明の世界観です
メソアメリカ文明
アステカ文明
中央メキシコで栄えた国家
アステカ王国以前から伝えられた神話もあり、最高神ケツァルコアトルも古い時代からの神だ
マヤ文明
ユカタン半島を中心におこった文明で伝えられてきたのがマヤ神話
長年にわたって受け継がれてきたが、文献が残されていないので大半が不明
アステカ神話創世神話
何度も滅亡と創造を繰り返すという神話はメソアメリカ文明によく見られる
【第1の世界 巨人が支配する】
ジャガーによって滅亡
【第2の世界 ケツァルコアトルが支配】
大風によって滅亡
【第3の世界 雨と雷の神トラロックが支配】
火の雨によって滅亡
【第4の世界 水の神チャルチウィトリクエが支配】
洪水によって滅亡
【第5の世界 (現在の世界)太陽神トナティウが支配】
やがて空の怪物により滅亡するという
マヤ神話人間ができるまで
マヤ神話の文献ポポル・ヴフで、創造神テペウとグクマッツが人類をどのようにしてつくったのか語られている
最後、トウモロコシからつくって成功した際には、世界のすべてを見通せないよう、あえて目をくらませたという
第1【泥から人間をつくる】
やわらかく水に溶けて失敗
第2【木から人間をつくる】
魂や知性がなく失敗
第3【トウモロコシから人間をつくる】
知性を持った人間が誕生し成功!
マヤ・アステカ文明の世界観や神話は私はよく知りません
眠れなくなるほど面白い 図解 世界の神々: 個性豊かで魅力たっぷり!神様のキャラクターを大解説 単行本
世界には様々な神話がある
各々の神話の特徴と神々のキャラクターを紹介
そこには、文化や死生観、宗教観、思想観などもうかがえる
【インド神話】家庭の幸福を見守ってくれる慈悲深く美しい神慈悲の神とは?
富と幸運と豊穣の女神ラクシュミー
家庭の幸福を見守ってくれる慈悲深く美しい神慈悲の神
ヴィシュヌの妻がラクシュミーです
ラクシュミーは、ヴィシュヌが亀へと姿を変えて乳海撹拌する際に生まれました
あるとき、神々は不死の霊液アムリタを手に入れるため、ヴィシュヌに相談します
ヴィシュヌはマンダラ山を攪拌棒として使い、大海をかき混ぜるよう伝えます
果たして、神々がそのようにしたところ、海底に穴が開き、山が沈みかけます
ヴィシュヌ亀に変身して海に潜り、甲羅でマンダラ山を支えました
そして、乳状になった海の水から、無事、アムリタの入った壺が出てきますが、その際、美しいラクシュミーも出現します
その美しさに神々はラクシュミーを欲しますが、彼女が夫に選んだのはヴィシュヌでした
ラクシュミーは豊穣の女神という点から、大地の女神とも同一視され、特に南インドでは、穀物を司る女神とされています
これは、古い信仰である地母神と習合したと考えられています
インドで秋に行われる(注)「ディワーリー」という盛大なお祭りがありますが、これは家庭にラクシュミーをお迎えするもの
語源が「光の列」といわれるように、各家で夜通し明かりを灯す、とても幻想的なものです
(注)ディワーリー
10月から11月にかけて5日間行なわれる
この祭りの期間中に、買い物をすると縁起がよいとされる
吉祥天のモデルとなったラクシュミー
水上に浮かぶ赤い蓮華の上に立つ姿で、手にも蓮華を持つ
手のひらから富の象徴である硬貨を無尽蔵に生み出している
夫ヴィシュヌが変身するときは、自身も変身して寄り添った
ヴィシュヌがラーマのときは妻シータ、クリシュナのときは妻ルクミニーに。
インドの女神信仰
数々の農作物をはぐくむ大地と女性の出産能力が結びついた女神信仰は、世界各地で古くから見られるもの
インドでも土着信仰の中にたくさんの女神がいて、それがシヴァの妃パールヴァティなどと結びついた
芸術と学問の神サラスヴァティは、日本には弁財天として伝わった
インド神話には荒ぶる女神もいる
代表的なのは戦の神ドゥルガーやカーリー
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 世界の神々』監修:鈴木悠介
(この記事は、ラブすぽの記事で作りました)
【インド神話】家庭の幸福を見守ってくれる慈悲深く美しい神慈悲の神とは?
富と幸運と豊穣の女神ラクシュミー
家庭の幸福を見守ってくれる慈悲深く美しい神慈悲の神
ヴィシュヌの妻がラクシュミーです
ラクシュミーは、ヴィシュヌが亀へと姿を変えて乳海撹拌する際に生まれました
吉祥天のモデルとなったラクシュミー
水上に浮かぶ赤い蓮華の上に立つ姿で、手にも蓮華を持つ
手のひらから富の象徴である硬貨を無尽蔵に生み出している
夫ヴィシュヌが変身するときは、自身も変身して寄り添った
ヴィシュヌがラーマのときは妻シータ、クリシュナのときは妻ルクミニーに。
インドの女神信仰
数々の農作物をはぐくむ大地と女性の出産能力が結びついた女神信仰は、世界各地で古くから見られるもの
インドでも土着信仰の中にたくさんの女神がいて、それがシヴァの妃パールヴァティなどと結びついた
眠れなくなるほど面白い 図解 世界の神々: 個性豊かで魅力たっぷり!神様のキャラクターを大解説 単行本
世界には様々な神話がある
各々の神話の特徴と神々のキャラクターを紹介
そこには、文化や死生観、宗教観、思想観などもうかがえる
家庭の幸福を見守ってくれる慈悲深く美しい神慈悲の神
ヴィシュヌの妻がラクシュミーです
ラクシュミーは、ヴィシュヌが亀へと姿を変えて乳海撹拌する際に生まれました
あるとき、神々は不死の霊液アムリタを手に入れるため、ヴィシュヌに相談します
ヴィシュヌはマンダラ山を攪拌棒として使い、大海をかき混ぜるよう伝えます
果たして、神々がそのようにしたところ、海底に穴が開き、山が沈みかけます
ヴィシュヌ亀に変身して海に潜り、甲羅でマンダラ山を支えました
そして、乳状になった海の水から、無事、アムリタの入った壺が出てきますが、その際、美しいラクシュミーも出現します
その美しさに神々はラクシュミーを欲しますが、彼女が夫に選んだのはヴィシュヌでした
ラクシュミーは豊穣の女神という点から、大地の女神とも同一視され、特に南インドでは、穀物を司る女神とされています
これは、古い信仰である地母神と習合したと考えられています
インドで秋に行われる(注)「ディワーリー」という盛大なお祭りがありますが、これは家庭にラクシュミーをお迎えするもの
語源が「光の列」といわれるように、各家で夜通し明かりを灯す、とても幻想的なものです
(注)ディワーリー
10月から11月にかけて5日間行なわれる
この祭りの期間中に、買い物をすると縁起がよいとされる
吉祥天のモデルとなったラクシュミー
水上に浮かぶ赤い蓮華の上に立つ姿で、手にも蓮華を持つ
手のひらから富の象徴である硬貨を無尽蔵に生み出している
夫ヴィシュヌが変身するときは、自身も変身して寄り添った
ヴィシュヌがラーマのときは妻シータ、クリシュナのときは妻ルクミニーに。
インドの女神信仰
数々の農作物をはぐくむ大地と女性の出産能力が結びついた女神信仰は、世界各地で古くから見られるもの
インドでも土着信仰の中にたくさんの女神がいて、それがシヴァの妃パールヴァティなどと結びついた
芸術と学問の神サラスヴァティは、日本には弁財天として伝わった
インド神話には荒ぶる女神もいる
代表的なのは戦の神ドゥルガーやカーリー
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 世界の神々』監修:鈴木悠介
(この記事は、ラブすぽの記事で作りました)
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富と幸運と豊穣の女神ラクシュミー
家庭の幸福を見守ってくれる慈悲深く美しい神慈悲の神
ヴィシュヌの妻がラクシュミーです
ラクシュミーは、ヴィシュヌが亀へと姿を変えて乳海撹拌する際に生まれました
吉祥天のモデルとなったラクシュミー
水上に浮かぶ赤い蓮華の上に立つ姿で、手にも蓮華を持つ
手のひらから富の象徴である硬貨を無尽蔵に生み出している
夫ヴィシュヌが変身するときは、自身も変身して寄り添った
ヴィシュヌがラーマのときは妻シータ、クリシュナのときは妻ルクミニーに。
インドの女神信仰
数々の農作物をはぐくむ大地と女性の出産能力が結びついた女神信仰は、世界各地で古くから見られるもの
インドでも土着信仰の中にたくさんの女神がいて、それがシヴァの妃パールヴァティなどと結びついた
眠れなくなるほど面白い 図解 世界の神々: 個性豊かで魅力たっぷり!神様のキャラクターを大解説 単行本
世界には様々な神話がある
各々の神話の特徴と神々のキャラクターを紹介
そこには、文化や死生観、宗教観、思想観などもうかがえる