2025年01月20日

インド発祥なのに、「アラビア数字」と名づけられたのはなぜ?

地球上で起きていること、どれだけ知っている?

この地球で当たり前に感じていることでも、うまく説明できないことがありますよね
例えば、「青い空が夕暮れに赤く染まるのはなぜ?」「台風が日本列島めがけてやってくる理由は?」

そんな地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をご紹介します
太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球をめぐる大疑問にスッキリ回答!
あらためて考えると、私たちはこの地球にまつわるさまざまなことを、じつはほとんど知らないのかもしれないかもしれません

※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました


アラビア数字はインド発祥!じゃあなんで"アラビア"数字なの?

アラビア数字とは、0~9まで10種類の記号が用いられる十進記数法の数字で、日本では「算用数字」とも呼ばれている
その名称から、アラビアで発明されたと思われがちだが、じつは、その起源はインドにある

もともと、古代インド語の数詞のはじめにある字母を省略することによって誕生したインド数字の画期的なところは「ゼロ」の概念がある点だ「全然ない」ということを表す「0」という記号と、ほかの九つの数字を組み合わせることで、無限大の数字を表すことができることは、人類史上とても重要な発明であった

では、インド数字はどのようにしてアラビアに伝わったのだろうか
そのきっかけは、「交易」である
もともとアラビアとインドは、一衣帯水の関係にあることから、古くから交易船がさかんに行き来していた
アラビア商人たちは、インドと商売をするにあたって、インドで使われていた数字を使うようになったが、その使い勝手のよさから非常に重宝され、自国でも使うようになったと考えられている

その後、インド数字は、アッバース朝カリフ・マームーンの時代に活躍したフワーリズミーにより、現在のアラビア数字の形に定められる
ちなみに、計算の手順を意味する「アルゴリズム」とは、「アル・フワーリズミー」という名をヨーロッパ人が読み間違えた結果、生まれた言葉とされる

アラビア数字は、北アフリカからスペインを経由し、12世紀頃、ヨーロッパへと伝えられた
そしてヨーロッパの地で、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ・・・というローマ数字と区別するため、それが伝わった場所の名をとって"アラビア数字"と名づけられてしまったのである

著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』

(この記事は、レタスクラブの記事で作りました)

インドで発祥の「インド数字」は、交易があったアラビアでも広まる

その後、インド数字は、アッバース朝カリフ・マームーンの時代に活躍したフワーリズミーにより、現在のアラビア数字の形に定められる
ちなみに、計算の手順を意味する「アルゴリズム」とは、「アル・フワーリズミー」という名をヨーロッパ人が読み間違えた結果、生まれた言葉とされる

アラビア数字は、北アフリカからスペインを経由し、12世紀頃、ヨーロッパへと伝えられた
そしてヨーロッパの地で、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ・・・というローマ数字と区別するため、それが伝わった場所の名をとって"アラビア数字"と名づけられてしまった




人類なら知っておきたい 地球の雑学 (中経の文庫) 文庫

地球(を含めた宇宙)には謎や不思議、ギモンが多くあります
空はなぜ青く、夕焼けは赤いのだろうか!?とか・・・
そんな「理系雑学」を楽しくわかりやすく解説
posted by june at 12:18| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

まるで異世界!?量子の世界とはどんなもの?

小さな量子の世界への旅

わたしたちが〝旅〟と呼んでいるものを物理的に捉えると、地球の表面に沿って「横方向」に動いていくことですね
海を超えてどんどん横に移動すると別の国に着くわけです

では、変わった方向として、「大きい方向」に移動してみます
大きい方向とは、自分の住む建物から街の景色が一変し、日本、地球、太陽系、銀河という方向に進む旅のことです
そうして移動し続けると、「天の川銀河」全体が見えるところに到達します
銀河はちょっと目玉焼きみたいな形です
この大きさから見るとわたしたちはまったく見えず、太陽でさえ小さ過ぎて見えるかどうか

今度は、逆にズームインして「小さい方向」への移動です
まずは元通りの大きさに戻り、それから自分の手の中に飛び込みます
そこには皮膚があって、つぎに細胞、ミトコンドリアを経由して分子や原子が見えてきました
何やら原子の中にもまだ細かいものがありそうなので、もう少し小さい方向に移動することもできそうです

ここが初めの目的地
遠いところではなく、すぐそこにある世界です
わたしたちの体の中にも存在するごくごく小さい世界、こここそが「量子の世界」
そこに住む分子や原子がこの本のメインキャラクターの「量子」です
大きさは1mの1000分の1の1000分の1の、さらに1000分の1くらいの大きさで10億分の1m
日本列島の大きさを1mとすると、原子の大きさはほんの米粒くらい
ですから、ものすごく小さいことがわかるはず

果たしてこの量子の世界の住人は何者なのでしょう?ここではどんな日常があるのでしょう?

では、量子の世界がどのようにできているのかを探る旅へと出発しましょう!

量子の世界への旅

みなさんは夏休みやお正月などに旅に出ることがあるでしょう
異なる国に行くと言葉も食事も、そして文化全体が自分の国とは違い、びっくりするとともにワクワクするかもしれないね
ふだん自分が使っているものとのギャップが想像を超えて大きいとき、たとえばトイレがまったく別のシステムだったり、食材や味付けが全然違う料理が出てきたりとその異世界は刺激に満ちていると思うよ
これこそ旅の醍醐味
でも、量子の世界への旅も、これまでの物理学とは異なるまったく別の旅への探検となるはずだ
きっと常識を超えた世界に興味津々となるのでは?

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 量子の話』著:久富隆佑、やまざき れきしゅう

(この記事は、ラブすぽの記事で作りました)

量子の世界はこれまでの物理学の「常識」とはかけ離れた面もある驚異の世界だ

確率や東洋思想のようなものが登場したり・・・

そして現代物理学の二大理論(相対性理論・量子(力学)論)の一つである相対性理論とも「相性」が悪い
(マクロの世界は相対性理論、ミクロの世界は量子(力学)論とも)

摩訶不思議な驚異の世界だ





眠れなくなるほど面白い 図解 量子の話: 量子の世界を知らずして たぶん 未来は語れない。 単行本

物理の世界を一変させた量子(力学)論
相対性理論もかなり「ぶっとんだ」理論だが、量子(力学)論も「ぶっとんだ」凄い理論だ
この驚異の量子の世界を追う
posted by june at 04:00| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする