2025年01月17日

ゾウ1頭を殺す毒を持つ世界最大の毒ヘビ・キングコブラ、でも意外と温厚?

キングコブラ

キングコブラはインドからインドシナ半島、中国南部にかけての熱帯雨林や平原に生息します
体長は3~5.5mで、世界最大の毒ヘビです
キングコブラは爬虫類を食べることもありますが、主に好んで食べるのは他のヘビ類
ヘビ類の頂点に立つということから「ヘビの王様」と目されたのが名前の由来です
また、学名には「ヘビを食べるもの」という意味があります

コブラは毒を持つヘビのうち、半身を持ち上げるように直立し、威嚇するときに首の部分を広げることができるヘビの総称です
他のコブラは威嚇するときにその場にとどまるのに対し、キングコブラはそのままの姿勢で前進することができるため、高い攻撃力を持つのが特徴です
鎌首をもたげて威嚇する姿が雄々しい反面、クリッとした小さな目に愛嬌があり、キャラクターにもよく使われるなど、なじみのあるヘビでもあります

キングコブラが獲物をとるときは、相手の頭部の付け根を狙って噛みつきます
そして即座に牙から毒液を注入し、獲物の体を麻痺させて死に至らしめます
他の毒ヘビを狙うこともありますが、キングコブラの毒は、他のコブラに比べると毒性は強くありません
しかし、体が大きいだけに一度に注入される毒の量が多く、ひと噛みで7mlの神経毒を注入できます
これはゾウ1頭、人間なら20人の致死量に相当し、噛まれた獲物はたとえ毒ヘビであろうとひとたまりもなく、短時間で死に至ります
獲物が死ぬとゆっくりと丸飲みするのがキングコブラの捕食方法です
しかし、警戒心が強く、繁殖期を除くと性質は温厚です
よほど危険な目に遭わせない限り、人間が襲われることはありません

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 ハンター生物の話』
監修:今泉忠明 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
国立科学博物館で哺乳類の分類学・生態学を学ぶ
上野動物園の動物解説員を経て、「ねこの博物館」(静岡県伊東市)館長
著書も多数

(この記事は、ラブすぽの記事で作りました)

キングコブラは世界最大の毒ヘビです

毒の強さは特に強いわけではないですが、世界最大の毒ヘビで1度に大量の毒を注入できます

よく例えられるのがゾウ1頭を殺せる毒の量

ヘビ毒は「神経毒」と「出血毒」があり、キングコブラは「神経毒」です

獲物は他のヘビを好んで食べます

眠れなくなるほど面白い 図解 ハンター生物の話: 生きるために進化した生物たちの狩りワザを解説! 単行本

陸・海・空のハンター生物の狩りの方法をイラスト付きで紹介
私は動物に興味があり今泉忠明氏の関連本も多く愛読しました
posted by june at 12:43| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NY株は4日ぶりに反落、日経平均株価は6営業日ぶりに反発

16日(現地時間)のNY株(ダウ平均株価)は、4日ぶりに反落し、終値は前日比68ドル42セント安の4万3153ドル13セント

ハイテク株中心のナスダックは172.94ポイント安の1万9338.29

S&P500は12.57ポイント安の5937.34




16日(日本時間)の日経平均株価は6営業日ぶりに反発し、終値は前日比128円02銭高の3万8572円60銭、前日の米国ハイテク株高の流れを引き継ぎ、東京市場でも朝方からハイテク株や半導体関連株が買われた、買い一巡後は外国為替市場での円高・ドル安進行などを背景に伸び悩み、午後には下げに転じる場面もあった


(この記事は、ネットニュースの記事で作りました)
posted by june at 06:54| Comment(0) | 株価動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

毛沢東とナンバーツー・周恩来との「本当の関係」

毛沢東が権力を掌握する過程について分析することが、現在の中国共産党を考えるうえでも重要だと指摘するのは、中国の歴史や文化、社会に精通する社会学者の橋爪大三郎氏と、元朝日新聞北京特派員のジャーナリストでキヤノングローバル戦略研究所上席研究員の峯村健司氏だ
両氏が、毛沢東のナンバーツーであった周恩来との関係性について考察する(共著『あぶない中国共産党』より一部抜粋、再構成)

“スパイマスター”周恩来
峯村:どうして毛沢東がのし上がってきたのかと考えると、常に激しい権力闘争の中心に立っていたことが最大の要因だと思います。毛沢東は周りの人間をうまくマヌーバー(策略・操作)して戦わせて、自分の手を汚さずに政敵を失脚させて権力基盤を固めてきました。裏で権力闘争を引き起こして、ライバル同士をぶつけて潰し合わせることで、自分をレバレッジしていた側面がある。太極拳のように、「柔をもって剛を制す」が如く相手の力を利用して倒していくイメージです。

橋爪先生がAB団事件(党内の反革命集団の粛清)で役割を果たしたとご説明された秘密警察において、毛沢東の意を受けて実際に動いたのが、周恩来です。周恩来は総理のイメージが強いのですが、実は中国共産党のインテリジェンスの基礎を築き上げた“スパイマスター”でもあります。

たとえば、あれだけ強い国民党との内戦に勝てたのは、周恩来がインテリジェンスの責任者として国民党内に潜り込ませていた6人のスパイの存在が大きい。内戦が終わるまで誰がスパイだったかわからないほど国民党を欺き、重要な軍事情報は全部、共産党側に筒抜けだった。だから明らかに劣勢だった毛沢東率いる共産党が、情報戦で圧倒して最終的に国民党に勝つことができた。周恩来が秘密警察をグリップしていて、毛沢東はその周恩来と最後まで対立しなかったことが、毛沢東の独裁権力掌握において大きかったのではないかと思います。

近年の中国で激しく展開された権力闘争では、トップの習近平が自らアクターになっているようにみえます。これは、毛沢東が演じた権力闘争との大きな違いです。習近平には毛沢東にとっての周恩来のような人物がいない。そこが、「習近平超一強体制」の脆さとして指摘できると思います。

橋爪:とても正確な観察と、認識だと思いました。でもなぜ、あれだけ疑り深い毛沢東が、周恩来を終生そばに置いていたのか。周恩来は毛沢東に、絶対の忠誠を誓い、信頼を得て生き残った。そうなのですが、それにしてもやはり不思議です。

証拠があって言うのではありませんが、毛沢東は、周恩来を失脚させ、殺害できるだけの「タネ」をもっていた。だから、無理難題を吹っかけ、絶対に命令を聞かせることができた。その「タネ」は何か。個人的なスキャンダルのたぐいではないだろう。汚職でもないだろう。それはたとえば、周恩来が国民党のスパイだった、などの破滅的な秘密でなければ、ふたりの間の力学を説明できません。

毛沢東と周恩来の間には、珍しく奇妙な一種の盟友関係が成り立っています。では、肝胆相照らす親友だったのかというと、そうでもない。もともと周恩来のほうが党歴が長く、実力もあった。毛沢東は周恩来に対して、大きなコンプレックスをもっていた。それを裏返して、周恩来を組み敷いて子分にすることから、大きな政治的威信を得ていたのだと思われる。

中国共産党は「世界最大のスパイ組織」

橋爪:毛沢東は、いろいろな陰謀の中心にいるが、自分は手を下さない、という峯村先生のご指摘でした。言葉を換えて言うと、中国共産党のなかに、毛沢東ほどの悪人はいなかったのです。

派閥抗争や政治闘争では何が起こるか、どうすれば生き残れるかを熟知し、目的のためなら何でもできた。毛沢東が悪人なのは、家庭環境によるところもあるでしょうが、彼が政治闘争を描いた中国の古典に魅了され、そのノウハウを吸収し尽くしたことにもよる。中国の古典は、宮廷闘争の歴史であり、暗殺の歴史であり、反乱の歴史であり、謀略の歴史です。それを読むとますます人が悪くなり、実際の出来事でも人びとがどうふるまうかが予測できるようになる。毛沢東はそのノウハウを、部下を操縦するのに用いることができた、天才的な陰謀家なのだと思う。

峯村:なるほど、面白いですね。毛沢東が天才的な陰謀家というのは、たしかにそのとおりだと思います。ただ、毛沢東よりも人間が悪かったのは、スパイマスターである周恩来のほうではないかと私はみています。

中国共産党の幹部はしばしば、「我が党は世界最大のスパイ組織である」という表現を使います。結党以来、インテリジェンスを重視しており、全党員が総出で情報収集活動をしているからだそうです。こうした共産党の組織の特性を踏まえると、インテリジェンスのトップである周恩来がスパイ組織をうまく使って、毛沢東に恩を売りつつ牽制をしたことで、最後まで生き残ることができたと分析しています。

※『あぶない中国共産党』(小学館新書)より一部抜粋・再構成

【プロフィール】
橋爪大三郎(はしづめ・だいさぶろう)/1948年、神奈川県生まれ
社会学者
大学院大学至善館特命教授
著書に『おどろきの中国』(共著、講談社現代新書)、『中国VSアメリカ』(河出新書)、『中国共産党帝国とウイグル』『一神教と戦争』(ともに共著、集英社新書)、『隣りのチャイナ』(夏目書房)、『火を吹く朝鮮半島』(SB新書)など

峯村健司(みねむら・けんじ)/1974年、長野県生まれ
ジャーナリスト
キヤノングローバル戦略研究所主任研究員
北海道大学公共政策学研究センター上席研究員
朝日新聞で北京特派員を6年間務め、「胡錦濤完全引退」をスクープ
著書に『十三億分の一の男』(小学館)、『台湾有事と日本の危機』(PHP新書)など

(この記事は、マネーポストWEBの記事で作りました)

毛沢東と周恩来、鄧小平には独特のある種の「凄さ」を感じる

毛沢東は中華人民共和国建国の父であり、カリスマ

周恩来は激しい権力闘争、政争の中でナンバーツーを維持し、生き残った

鄧小平は3度失脚しながら3度復活、ついには実質「中国最高実力者」に


中国では「銃口から政権が生まれる」ともいわれる
鄧小平は、地位的には「副首相」までだったが、軍のトップである中央軍事委員会主席を政治生活の最後まで留まったのは軍の重要性を感じていたからかも



あぶない中国共産党 (小学館新書 482) 新書

あの毛沢東をもしのぐ「1強体制」の習近平
今後、彼は中国をどう導くのか
「米中対立」はどうなる!?
posted by june at 04:28| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする