2025年01月03日

発明王のエジソンはひどい人?電流のシェア争いをめぐるテスラとの因縁!

地球上で起きていること、どれだけ知っている?

この地球で当たり前に感じていることでも、うまく説明できないことがありますよね
例えば、「青い空が夕暮れに赤く染まるのはなぜ?」「台風が日本列島めがけてやってくる理由は?」

そんな地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をご紹介します
太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球をめぐる大疑問にスッキリ回答!
あらためて考えると、私たちはこの地球にまつわるさまざまなことを、じつはほとんど知らないのかもしれないかもしれません

※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました


エジソンはひどい人!?「電流戦争」の裏にあるテスラとの因縁!

19世紀末のアメリカで"電流戦争"と呼ばれる争いが起こった
電気を送る方法としては直流がすぐれていると主張する発明王エジソンと、交流が効率的だというニコラ・テスラの論争である
これは産業界を巻き込んで、激しいシェア争いが展開された

二人のあいだには、過去の因縁があった
1856年に現在のクロアチアで生まれたテスラは、1884年にアメリカに渡り、エジソンが経営する会社で働いていた
あるときテスラが発電機の改良計画を提案したところ、エジソンはその革新性を認め、完成させたら5万ドルのボーナスを出すと約束した
テスラが研究を重ねて計画を完成させ、ボーナスの支払いを求めたところ、エジソンは「君はアメリカ流のユーモアがわかっていないようだな」と一笑に付しただけだった
裏切られたテスラは失意のうちに退社し、独立した

当時のアメリカは、大規模電力事業の展開期だった
エジソンは交流で送る高圧電流は危険だと主張したが、テスラは交流電流の安全性を実証して実業家ウェスティングハウスに認められた
その結果、交流電流が発電所や電化製品で用いられることとなり、現代にも続く電力の世界標準になったのである

テスラはほかにも、無線トランスミッターや放電照明を発明し、太陽光、風力、地熱を使ったエネルギーの可能性を探るなど数々の功績を挙げ、磁束(じそく)密度の国際単位「テスラ」にその名を残している
あまりの先進性ゆえか、晩年は怪しげな発明にのめり込む奇人として見られたが、最近では交流電力の完成者、無線の先駆者として復権を果たしつつある

著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』

(この記事は、レタスクラブの記事で作りました)

発明王・トーマス・エジソンは文字通り偉大な発明家であり、ちびまる子ちゃんの歌ではないが「エジソンは偉い人だ」

エジソンが偉大な科学者であり、天才なのは間違いないが、同時代の二コラ・テスラも天才だ

個人的にはある意味でエジソンをも凌駕する天才だと思う

エジソンとテスラには本記事のような「因縁」もあった

そして「電流戦争」・・・

発電・送電などを巡る対決で、直流を支持するエジソンと交流を支持するテスラ

この世紀の対決はテスラの交流が勝利した

私の印象ではその時代をいったエジソン、その時代の「先」をいったテスラ

「世界システム」を考えるなど時代の先を行き過ぎたその先進性と怪しげな発明(多くは時代を越えた画期的なもの)で当時はあまり注目荒れない面もあったが、最近は再評価・再注目されている




人類なら知っておきたい 地球の雑学 (中経の文庫) 文庫

地球(を含めた宇宙)には謎や不思議、ギモンが多くあります
空はなぜ青く、夕焼けは赤いのだろうか!?とか・・・
そんな「理系雑学」を楽しくわかりやすく解説
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じつは日本人の発明だった!メガネに「鼻あて」がついている理由

地球上で起きていること、どれだけ知っている?

この地球で当たり前に感じていることでも、うまく説明できないことがありますよね
例えば、「青い空が夕暮れに赤く染まるのはなぜ?」「台風が日本列島めがけてやってくる理由は?」

そんな地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をご紹介します
太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球をめぐる大疑問にスッキリ回答!
あらためて考えると、私たちはこの地球にまつわるさまざまなことを、じつはほとんど知らないのかもしれないかもしれません

※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました


メガネの「鼻あて」は日本人が発明!?日本人ならではの理由とは

メガネをかけると頭がよさそうに見えるからと、子どもの頃にメガネにあこがれたことはないだろうか
メガネによって顔の印象がぐっと変わるので、お洒落な人はメガネにもこだわるものだ

メガネフレームの真ん中部分には、2個の小さな「鼻あて」がついている
ここを鼻の両側にあてると、レンズと眼球のあいだに適切な距離が保たれ、メガネがずり落ちにくくなるのだが、この鼻あて、じつは日本人による発明らしい

メガネが使われるようになったのは13世紀頃のヨーロッパで、当時のメガネは手で持ったり、鼻の上に乗せたりして使うものだった
日本で最初のメガネは16世紀にやって来たフランシスコ・ザビエルが戦国大名の大内義隆(おおうちよしたか)に贈ったものとされるが、残念ながらこれは現存していない
やがて、年間数万ものメガネがポルトガルから輸入されるようになり、17世紀初めには国内でも生産され始めた
これらはほとんどが老眼鏡
現代と違い、近眼になる人はあまりいなかったらしい

当時のメガネは、金属やべっこうのフレームの両端に穴を開け、そこに通したひもで耳にかけるタイプだった
だが鼻の低い日本人は、レンズがまつげと接触して具合がよくない
そこで、いつしか鼻あてをつけるようになった
現在のメガネの鼻あては金具とプラスチックだが、当時の人も金具だけでは痛かったのか、綿と布でくるむなど、さまざまな工夫が重ねられていた

鼻が高かろうが低かろうが、鼻あてがつくとメガネはぐっと使いやすくなる
今では、世界中のメガネに鼻あてがついている

著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』

(この記事は、レタスクラブの記事で作りました)

メガネの鼻あては日本人の発明のようだ

鼻の低い日本人はメガネがずれやすいので鼻あてを考案したようだ

だが、鼻が高かろうが低かろうが、鼻あてがつくとメガネはぐっと使いやすくなる
今では、世界中のメガネに鼻あてがついている




人類なら知っておきたい 地球の雑学 (中経の文庫) 文庫

地球(を含めた宇宙)には謎や不思議、ギモンが多くあります
空はなぜ青く、夕焼けは赤いのだろうか!?とか・・・
そんな「理系雑学」を楽しくわかりやすく解説
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NY株は4営業日続落

2025年最初の取引となった2日(現地時間)のNY株(ダウ平均株価)は、4営業日続落し、前営業日比151ドル95セント安の4万2392ドル27セント

ハイテク株中心のナスダックは30.00ポイント安の1万9280.79

S&P500は13.08ポイント安の5868.55




2日(日本時間)の日経平均株価は正月休み


(この記事は、ネットニュースの記事で作りました)
posted by june at 07:03| Comment(0) | 株価動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

知的な海の住人の驚くべき姿―『タコの精神生活:知られざる心と生態』

◇みなさんは、タコと聞いて何を思い浮かべるでしょうか
海や水族館で泳いでいる姿か、あるいはお寿司やタコ焼きを思い浮かべるかもしれません
しかしそのタコは、近年では非常に豊かな生態や精神を持っているようであることがわかってきており、なんと群れで暮らしたり、さらには夢を見ている可能性もあるといいます


そんな驚くべきタコの実態にせまる本書『タコの精神生活』から、訳者あとがきをお送りいたします


◆研究者、タコと出会う

本書は、25年もの長きにわたって、タコを研究してきたアラスカ・パシフィック大学、海洋生物学教授のデイヴィッド・シールによる著書である
確かにタコの姿は私たち人間から見て、特異である
腕は8本もあり、頭の上に胴体(外套膜)がある
口は8本の腕の中心にあって、くちばしがある
しかも皮膚の模様が背景にしたがって頻繁に変化する
この私たち霊長類とは似ても似つかない動物の目に著者はなぜか心惹かれる
著者とタコとの初めての遭遇は次のように表現されている

彼女の目には私たちが共感できる感情が浮かんでいたが、その目は、骨のない付属器官が付いている不定形で見慣れないぬるぬるとうごめく体から突き出ているのだ。

海中で生きたタコを見ないことにはこのことに気づかないだろう。感情が浮かんでいるような目を持つタコは、何かを感じているのか。アメリカ人である著者にはタコを食用に捕獲する歴史がないが、著者が住むアラスカには先住民がおり、彼らは習慣的にタコを食用に捕獲していた。その人たちから聞いた話では、昔はもっと多くのタコがいた。そしてもっと大きかった。その大きさは人間にとって危険なほどだった。現在のタコがこれほど小さくなったのは、原油流出事故や気候の温暖化が関係しているようだ。

著者は先住民のおかげで研究用のタコを捕獲することができるようになる
そして、タコの外形の研究はもちろんのこと、タコの内面にも踏み込む
タコに心があるかどうかを証明するために、生態学者らしく小さな事実を重ねていく
タコは食事の後の残骸を巣穴の近くに残すので、それを調べた。その中には、バター・クラムという大きな貝がある
強力な鎧におおわれた守りの堅い貝である
この貝には、タコがこれを攻略しようと工夫をこらした痕跡があった


“探索する好奇心、最後まで粘り強く続ける恐るべき忍耐力、そして、あるやり方を放棄しても、餌を勝ち取るまでは次から次へとやり方を変えて攻めるという意志をタコは持っている。”


タコと他者の関係

著者は大学の研究室で、タコを飼っていた
恥ずかしがりやでおとなしいタコが、ある日を境に急に積極的に自分を主張するようになった
同じ部屋の別の水槽で飼われていた自分より大きく、乱暴なタコが海に放たれて、その代わりに自分より小さなタコが来てからだという
人間の世界でも、クラスにいる皆から一目置かれているわんぱくな子が転校して、これでクラスが平和に静かになるのかなと思っていると、すぐに次のわんぱくが現れることがある
しかもその子は今まではおとなしい子だったりする
このタコからそのような人間社会の状況を思い出した

タコは自分に対して優しく接してくれる相手に対しては、姿を見ると、急いでそばに寄ってきて、吸盤を押しつけるような愛らしい様子を見せる
多くのタコはダイバーに対する態度と、捕食者であるアシカに対する態度は全く異なる。著者はタコに感情移入するのではなく、タコの残酷な面についても冷静に観察している。タコは共食いをする。自分よりずっと体の小さな同類を捕獲して食べたり、大きなメスが交接中に体の小さなオスを襲って食べたりする。これもタコの持つ実際の一面である。タコは単独で棲み、行動する動物であるというのも当然と思われる。一緒にいて、食べられてはかなわない。

ところが、オーストラリアのある場所ではタコが集団生活を送っている場所がある
オクトポリス(タコの街)と名付けられた場所は、タコにとって巣穴が作りやすく、餌である貝が近くに生息している場所である
このような場所には必然的に多くのタコが集まる
そのタコたちが毎日争っているかといえばそうではなく、共同生活を送っているらしい
ただし、新たに訪れる新来者のタコには厳しく対応する
このオクトポリスで、外から来たよそ者のオスがここに棲んでいたオスダコを襲って巣穴を奪おうとしたときに、それを見ていた近所のメスダコがそのよそ者のタコを襲って絞め技で追い出した
まるで顔なじみのご近所さんを助ける人間的な行動に思える
動物を長期にわたって飼っていると、愛情を感じ、擬人化して、感情移入してしまう場合があるが、本書の著者は、あくまでも理性的にタコの生態と内面を追求している


“タコは賢いので、複雑な精神生活を持っていると反射的に考える人もいる
しかし、それを科学的に擁護するのは別のことであり、その考え方に夢中になって心を奪われるというのはさらに別のことである


[書き手]木高 恵子(きだか・けいこ)
淡路島生まれ、淡路島在住のフリーの翻訳家
短大卒業後、子ども英語講師として勤務
さまざまな職種を経て翻訳学校インタースクール大阪に通学し、英日翻訳コースを修了
訳書に『ビーバー 世界を救う可愛いすぎる生物』、『人間がいなくなった後の自然』(草思社)がある

[書籍情報]『タコの精神生活: 知られざる心と生態』ALL REVIEWS
著者:デイヴィッド・シール /出版社:草思社/ 発売日:2024年11月15日 / ISBN:4794227515

(この記事は、ALL REVIEWSの記事で作りました)

タコは腕が8本もあり、身体の模様を自在に変える、スミを出す動物

その異形の姿で宇宙人のモデルにもなったり、場所によっては食用としないところも・・・

でもタコは知能の高い動物とされており、高い社会性や精神性があり、群れたり夢もみるようだ

もしもっとタコが長生きだったらさらに賢かったといわれる



タコの精神生活: 知られざる心と生態 単行本

タコはとても知能の高い動物だという
いとおしく奇妙な海の住人の驚きの社会性、精神性、生態などに迫る
posted by june at 04:39| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする