2025年01月31日

【粒子と波動の二重性】量子の不思議な性質とは

量子はすべて「粒と波」だ!

わたしたちが日ごろ目にするサッカーボールは「粒」です
転がっているボールの個数を数えることができますが、これは実は重要な粒の性質なのです
また、ボール同士がぶつかると別々に飛んでいきますが、これも粒の性質です
それに対して、波の代表は「水の波」です
波は個数を数えられないうえに、波同士はぶつからず、すり抜けていきます。
そして波が重なると強め合ったり、打ち消し合ったりする干渉も波の性質です

わたしたちが生活で使うものには粒や波があふれています
たとえば、ビー玉や靴、ミカンなどは数えられるので粒です
水の波や音波、光やラジオ波などの電磁波、地震のような振動も波として伝わります
これらの粒や波は、割と簡単にどちらか区別できますが、ふつうはどちらか1つです

ところが量子は、そのどちらの性質も合わせ持つ変わった存在なのです
「粒子と波動の二重性」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、それこそが量子の振る舞いなのです
あとに光の粒と波の性質を紹介しますが、光以外にも電子や原子などの「物」が波として振る舞うことが1924年にルイ・ド・ブロイによって提起され実験的にもつぎつぎと観測されました

物の波は、光などに比べその波長が極端に小さく、さまざまな精密測定に使えることがわかってきました
原子を冷やしてつくる原子レーザーや物質波と呼ばれるものは、超高感度な加速度センサーとしても応用研究がされています
また、電子や中性子の波を用いた干渉計なども、材料測定などに幅広く利用されています

「粒と波」、一見、わたしたちの感覚からするとまったく異なるものですが、量子の世界ではそれは同じものの2つの顔なのです
量子技術の発展によりいままでなじみのない「物質の波」も、もっと活躍の場が増え、これまで見られなかった新たな世界を見せてくれることでしょう

「粒と波」

粒 → ぶつかる
波 → ぶつからないですり抜ける
サッカーボールは粒だが、粒の性質としてボール同士が衝突すると別々に飛んでいく
また、波は水波に代表されるが、波は個数として数えられないうえ、波同士はぶつからずにすり抜ける

「粒」と「波」の性質を持つ「量子」

粒 → さまざまな粒
波 → さざなみ・音波・電波

数えられるものは「粒」であり、日常に使われるもののほとんどが粒である
波を感じるものには海の波や音(音波)、光やラジオ波(電磁波)などがある
ところが、量子は、こうした「粒」と「波」の性質を持つふしぎな存在である

光のレーザー → きれいな光の波
原子レーザー → きれいな物の波

どちらもさまざまな精密測定で大活躍!

ルイ・ド・ブロイ(1892〜1997年)
フランスの理論物理学者
1929年ノーベル物理学賞受賞

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 量子の話』著:久富隆佑、やまざき れきしゅう

(この記事は、ラブすぽの記事で作りました)

この世の中のものは「粒」か「波」でできている

目に見えるもの(可視の世界)はどちらか一方だ

しかし目に見えないごく小さな世界の量子は「粒」と「波」の両方の性質をもっている

光にも同じように「粒」と「波」の両方の性質がある(二重性)
(光も量子)

光が相対性理論と量子(力学)論をつなぐカギになるかも・・・




眠れなくなるほど面白い 図解 量子の話: 量子の世界を知らずして たぶん 未来は語れない。 単行本

物理の世界を一変させた量子(力学)論
相対性理論もかなり「ぶっとんだ」理論だが、量子(力学)論も「ぶっとんだ」凄い理論だ
この驚異の量子の世界を追う
posted by june at 12:45| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NY株は反発、日経平均株価は続伸

30日(現地時間)のNY株(ダウ平均株価)は、反発し、終値は前日比168ドル61セント高の4万4882ドル13セント

ハイテク株中心のナスダックは49.43ポイント高の1万9681.75

S&P500は31.86ポイント高の6071.17



30日(日本時間)の日経平均株価は続伸し、終値は前日比99円19銭高の3万9513円97銭だった、前日の米ハイテク株の下落を受けて安く始まったが、アドテストなど値がさの半導体関連株が朝安後に持ち直し、日経平均の押し上げ要因となった、その後は株価指数先物への買いも断続的に入り、上げ幅は200円に迫る場面があった


(この記事は、ネットニュースの記事で作りました)
posted by june at 06:58| Comment(0) | 株価動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クモの半数は巣を作らない?!

ハエトリグモ

クモの狩りと言えば、“くもの巣”を張って獲物が引っかかるのを待ち続けるイメージがありますが、その方法で獲物をとるクモは全体の半数ほどに過ぎません
残りは網を張らずに徘徊しながら獲物を獲ったり、その場で網を投げつけて捕らえたりします
網を張るものを造網性、張らないものを徘徊性と言います

ハエトリグモは徘徊性で、よく動き回り、歩きながら餌を探します
一般の家でもよく見かけ、「家グモ」と呼ばれるクモはほとんどがハエトリグモ
ハエトリグモはハエだけではなく、カやダニ、ゴキブリの幼虫なども食べることから、益虫とされています
脚にはネバネバした毛があり、ガラス面のようなツルツルした場所でも容易に歩くことができます

ハエトリグモは自分の体の6倍もの距離を飛ぶことができ、英名を「ジャンピング・スパイダー」と言います
徘徊中、獲物に出会うと直接獲物に飛びかかってしとめます
捕らえた獲物に消化液を注入してドロドロにし、吸い取るようにして食べるのが特徴です
また、徘徊中はつねに糸を出していますが、これは罠を作ったり獲物を捕らえたりするためではなく、高いところから落ちたときの命綱代わりとされています

ハエトリグモは視力もよく、物の形や色も認識するとされています
同じように視力のいいクモにメダマグモがいます
一般に造網性のクモは視力が弱いのですが、メダマグモは造網性ながら発達した目を持ち、暗闇でも獲物がよく見えます
メダマグモは、放射状の網ではなく、小さな網を作って待ち伏せし、近づいてきた獲物に網を投げつけるという方法で狩りをします

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 ハンター生物の話』
監修:今泉忠明 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
国立科学博物館で哺乳類の分類学・生態学を学ぶ
上野動物園の動物解説員を経て、「ねこの博物館」(静岡県伊東市)館長
著書も多数

(この記事は、ラブすぽの記事で作りました)

クモの狩りと言えば、“くもの巣”を張って獲物が引っかかるのを待ち続けるイメージがありますが、その方法で獲物をとるクモは全体の半数ほどに過ぎません
残りは網を張らずに徘徊しながら獲物を獲ったり、その場で網を投げつけて捕らえたりします
網を張るものを造網性、張らないものを徘徊性と言います

変わった狩りでは・・・

ハエトリグモ
ハエトリグモは自分の体の6倍もの距離を飛ぶことができ、英名を「ジャンピング・スパイダー」と言います
徘徊中、獲物に出会うと直接獲物に飛びかかってしとめます

メダマグモ
ハエトリグモ同様視力がいい
一般に造網性のクモは視力が弱いのですが、メダマグモは造網性ながら発達した目を持ち、暗闇でも獲物がよく見えます
メダマグモは、放射状の網ではなく、小さな網を作って待ち伏せし、近づいてきた獲物に網を投げつけるという方法で狩りをします

がいます





眠れなくなるほど面白い 図解 ハンター生物の話: 生きるために進化した生物たちの狩りワザを解説! 単行本

陸・海・空のハンター生物の狩りの方法をイラスト付きで紹介
私は動物に興味があり今泉忠明氏の関連本も多く愛読しました
posted by june at 04:22| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月30日

『古代中国』8万の兵で100万以上の敵軍を破るも、妃の年齢をからかって殺された皇帝

圧倒的劣勢を覆す、古代中国の戦い

歴史上、少数の軍勢が圧倒的多数の敵軍を打ち破った戦いは、数多く存在する

特に古代中国では、そのような奇跡的な勝利がいくつか記録されている(※以下紹介する兵数については諸説あり)

たとえば、紀元前11世紀の「牧野の戦い」では、周の武王が約40万の軍勢を率い、殷の紂王が指揮する約70万の大軍を撃破した
この戦いでは、殷軍の士気の低下と内部崩壊が周軍の勝利を後押しし、殷王朝の滅亡を決定づけた

紀元前3世紀の「鉅鹿の戦い」では、楚の項羽が約5万の軍勢で、秦の約40万の大軍を迎え撃ち、大勝利を収めた
項羽は「破釜沈舟」の策を講じ、兵士たちの退路を断つことで、死を覚悟した全軍の士気を一気に高めた

三国時代の「赤壁の戦い」では、孫権・劉備の連合軍が約5万の兵で曹操の約20万の大軍を破った
この戦いでは火攻めを駆使した戦術が戦況を覆し、連合軍に勝利をもたらした

しかし、これらの戦いをも超える兵力差を覆した勝利が、東晋時代の淝水の戦い(ひすいのたたかい)である

この戦いでは、東晋の孝武帝のもと、謝安(しゃあん)や謝玄(しゃげん)の指揮により、わずか8万5千ほどの兵で、前秦の苻堅(ふけん)率いる117万以上の大軍を打ち破ったとされている

東晋とは

東晋は、西晋の滅亡後、317年に司馬睿(しばえい)によって江南地域に建てられた王朝である

三国時代(魏・蜀・呉)のうち、最も強大だった魏では、司馬懿(しばい)が実権を握り、その孫の司馬炎(しばえん)が魏を滅ぼして西晋を建国した

しかし、西晋は「八王の乱」と呼ばれる皇族間の権力争いと、北方遊牧民族の侵攻(永嘉の乱)によってわずか50年余りで滅亡する
こうした混乱の中で、中原から多くの人々が南方の江南地域へと逃れた

司馬睿は、西晋の皇族として名義上擁立されつつ、317年に江南で新たな政権を樹立した

これが東晋である

孝武帝とは

孝武帝(司馬曜)は、東晋第9代皇帝である
太元元年(376年)、父である簡文帝が崩御した後、わずか12歳で即位した

幼い皇帝の即位は、宦官や外戚、地方豪族の勢力争いを激化させ、朝廷内外に混乱をもたらした
さらに北方では、前秦の苻堅(ふけん)が南下の機会をうかがっていた

こうした状況の中、国家を支えたのが名宰相・謝安(しゃあん)である

謝安は、先代の簡文帝時代から重臣として活躍し、孝武帝の治世でも朝廷の主導権を握って東晋の安定化を図った

孝武帝が成長し、次第に実権を掌握すると、朝廷の統治体制はさらに強化されていった
この時期、謝安の甥にあたる謝玄(しゃげん)が軍事的な才能を発揮し、東晋の防衛体制を整えた

こうした背景の中で起こったのが「淝水の戦い」である

わずか8万5千ほどの東晋軍が、100万以上もの前秦軍を打ち破ったこの戦いは、東晋の名を後世に刻む一大事件となった

淝水の戦いとは

淝水(ひすい)の戦いは、383年に行われた東晋と前秦の間の戦闘である

前秦は当時、北方を支配し、強大な軍事力を持っていた
苻堅率いる前秦は南下して東晋を征服しようとしたが、東晋軍はその侵攻を約10分の1の寡兵で食い止めた

東晋軍の指揮を執った謝玄は、地形を巧みに利用した

戦場となったのは淝水沿いの平地であり、東晋軍は川を背にして防御を固め、前秦軍の大軍を分断する形で戦った
また、敵の進軍ルートを巧妙に利用し、前秦軍が進撃してくる場所を読み、その後ろや側面を突くことで反撃を加えた

前秦軍は大きな損害を受け、兵士の70〜80%が死傷
苻堅は弟の苻融(ふゆう)を失い、東晋軍の勝利が決定的となった

女性の床で迎えた孝武帝の最期

孝武帝は、東晋を支えるべく奮闘した名君であったが、晩年には酒色に溺れ、支配力を失っていった

太元21年9月庚申(396年11月6日)、孝武帝は後宮の女性たちと酒宴を開いて楽しんでいた

この席で、孝武帝は長らく寵愛していた張貴人に向かって、冗談交じりにこう言った

「お前も年齢的にそろそろお払い箱だな。朕はもう少し若い者が欲しい」

孝武帝にとっては酔っ払っての冗談だったが、張貴人は30歳近い年齢であり、当時の女性としては年齢的に微妙な時期に差し掛かっていた

そのため、張貴人はこの冗談を真に受け「自分が廃されるのではないか」と恐れた

その夜、孝武帝は酔いが回り、深い眠りに落ちた
酒宴を終えた後、張貴人は買収した宦官に命じ、孝武帝の寝所に忍び込ませた

そこで孝武帝は眠っている最中に、厚い布団で息を塞がれ、蒸し殺されてしまったとされる
わずか35歳であった

原文 :
帝戲之曰:「汝以年當廢矣。」貴人潛怒,向夕,帝醉,遂暴崩

意訳 : 「帝は冗談で『お前も年齢的に廃される頃だ』と言った。張貴人は内心で激しく怒りを抱いた。夕方、帝が酔って眠りにつくと、そのまま暴崩した」

『晋書』「帝紀第九」より引用

孝武帝の死後、張貴人は何事もなかったかのように冷静に臣下を呼び集め、「天子様はお休みのところ、にわかにうなされまして、只今息をお引取りになりました」と報告した

驚愕する者もあったが、孝武帝の死はそのまま受け入れられることとなった

その後、孝武帝の後を継いだのは長男の司馬徳宗(安帝)であった

しかし、安帝は極度の精神障害を患っており、実質的な政権はその補佐役であった司馬道子の手に渡ることとなった
東晋の皇族は権力を失い、政治の腐敗と混乱が進行し、ついには滅亡への道を歩み始めた

孝武帝の死は、晩年の堕落と酒色への溺れが引き金となった結果だったと言えるだろう
その最期は、東晋の衰退の象徴となり、後世の歴史に深い影響を与えることとなった

参考 : 『晋書』他
文 / 草の実堂編集部

(この記事は、草の実堂の記事で作りました)

わずか8万あまりで100万以上の敵軍を破った国の皇帝・・・

たしかに軍を指揮したのは皇帝ではありませんが、少数の軍勢が圧倒的多数の敵軍を打ち破った戦いで奇跡的、歴医的勝利です

この皇帝の最期は晩年の堕落と酒色への溺れが引き金となった結果だったと言えるだろう
その最期は、東晋の衰退の象徴となり、後世の歴史に深い影響を与えることとなった

中国古典は人間学の宝庫である

もう少し気のきいた身の処し方、処世術があればこのような結果にならなかったのかも・・・




ビジネスに効く教養としての中国古典 単行本

中国古典には現代にも通じる多くの叡智が詰まっている
ビジネスや実生活に応用できる
特に守屋洋氏の著作は平易でわかりやすく私も愛読しているものが多い
実践的だ
posted by june at 12:32| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NY株は3営業日ぶりに反落、日経平均株価は4営業日ぶりに反発し大幅上昇

29日(現地時間)のNY株(ダウ平均株価)は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策会合後に売り買いが交錯し、3営業日ぶりに反落し、終値は前日比136ドル83セント安の4万3713ドル52セント

ハイテク株中心のナスダックは101.27ポイント安の1万9632.32

S&P500は28.39ポイント安の6039.31




29日(日本時間)の日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、終値は前日比397円91銭高の3万9414円78銭、前日の米株式市場で主要株価指数がそろって上昇した流れを東京市場も引き継ぎ、電機や自動車株など幅広く買われた、日経平均は28日まで3日連続で下落していたこともあり、一時は400円超上昇した、前日に大きく値下がりした半導体関連株を買い戻す動きも出た


(この記事は、ネットニュースの記事で作りました)

29日の日経平均株価の終値は前日比390円超の大幅上昇
posted by june at 07:10| Comment(0) | 株価動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする