2024年11月07日

不老不死を実現!?何度も老化してから若返る「ベニクラゲ」

地球上で起きていること、どれだけ知っている?

この地球で当たり前に感じていることでも、うまく説明できないことがありますよね
例えば、「青い空が夕暮れに赤く染まるのはなぜ?」「台風が日本列島めがけてやってくる理由は?」

そんな地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をご紹介します
太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球をめぐる大疑問にスッキリ回答!
あらためて考えると、私たちはこの地球にまつわるさまざまなことを、じつはほとんど知らないのかもしれないかもしれません

※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました


何度も老化してから若返る!? ベニクラゲの生態

不老不死となって永遠の命を保つのは、はるか昔から人類の望みだった
秦(しん)の始皇帝をはじめ、あらゆる手を尽くしてその妙薬を求め続けた権力者も数多い
だが、じつはその不老不死を実現している生物がいる
「ベニクラゲ」である

ベニクラゲは、世界中の温帯から熱帯の沿岸部や浅瀬に生息する体長1センチメートルにも満たないクラゲで、透明な体の中に赤い消化器官が見えることからこの名があるが、あまり注目されることはなかった
ところが20世紀末になり、ベニクラゲには老化してから若返るという驚くべき能力があることが発見されたのだ

寿命が尽きかけたベニクラゲは、口や内臓、生殖器官などが集まった赤い部分から根を伸ばし、岩などに付着させる。すると、それがイソギンチャクに似たポリプという状態になる。ポリプは共食いしつつも、どんどん自分の分身を増やして成長。やがてそれが、若いベニクラゲとなるのだ。しかも、若返ったベニクラゲも、寿命が近づくとまたポリプとなり、それを9回も繰り返した例さえ報告されている。

老いてから成長を繰り返すので、正確には不老不死というわけではなく「若返り」である
人間でいえば、老人の細胞から赤ちゃんが誕生し、青年になって人生をやり直すようなものだろうか

ベニクラゲは、生殖によって増える能力はあるものの、動きが鈍く、体を守る機能がほとんどない
だから、若返りによって種を保ってきたのだろう

うらやましいかぎりだが、せっかく若返ったベニクラゲも、後天的に獲得したものはすべて消滅しているようだ
そのため、もし人間がベニクラゲのように若返ることができたとしても、「自分」という意識はなく、若返ったという喜びを感じることはできないという

(この記事は、レタスクラブの記事で作りました)

私も不老不死について考えたことがある
(このブログでも度々言及)

仙人に憧れたことも

しかし、不老不死になれても、私の考える「現在の自分」を持ったままの「精神が不滅」の不老不死は難しいようだ

今は「現生」を精一杯生きようと思っている




人類なら知っておきたい 地球の雑学 (中経の文庫) 文庫

地球(を含めた宇宙)には謎や不思議、ギモンが多くあります
空はなぜ青く、夕焼けは赤いのだろうか!?とか・・・
そんな「理系雑学」を楽しくわかりやすく解説
posted by june at 12:38| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NY株、日経平均株価ともに大幅上昇

6日(現地時間)のNY株(ダウ平均株価)は、大幅続伸し、終値は前日比1508ドル05セント高の4万3729ドル93セントと史上最高値を更新、5日の米大統領選でトランプ前大統領が当選確実となったことを受け、トランプ氏の政策によって企業業績が上向くとの期待から銀行株を中心に急騰した

ハイテク株中心のナスダックは544.30ポイント高の1万8983.47で、選挙期間中、トランプ氏を積極的に支援した米実業家イーロン・マスク氏が率いる米電気自動車大手テスラは15%高だった

S&P500は136.51ポイント高の5919.27



6日(日本時間)の日経平均株価は大幅に続伸し、終値は前日比1005円77銭高の3万9480円67銭、米大統領選を巡り、共和党候補のトランプ前大統領が優勢などと伝わったことで、外国為替市場では円安・ドル高が急速に進み、東京市場では幅広い銘柄が買われた


(この記事は、ネットニュースの記事で作りました)

6日のダウ平均株価の終値は前日比1000ドル超の大幅上昇
ナスダックも大幅上昇、S&P500も大きく上昇

6日の日経平均株価の終値は前日比1000円超の大幅上昇
posted by june at 07:24| Comment(0) | 株価動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【カリスマ皇帝が豹変】 狂気に取り憑かれたカリギュラの最期

若く美しい皇帝が期待を背負いながら、ある瞬間を境に独裁者へと豹変したなら、民衆にとってはまさに悪夢の治世と言えるでしょう

このような出来事が、ローマ帝国の歴史に実際に存在しました

その主人公となったのが、第3代ローマ皇帝として知られるカリギュラです

はたして彼の生涯と政治は、どのようなものであったのでしょうか

愛された幼少時代

紀元12年、カリギュラことガイウス・ユリウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクスは、ローマ帝国の第2代皇帝ティベリウスの甥であるゲルマニクスを父として誕生しました

父ゲルマニクスは、知性と寛容さにあふれる人物で、人望が厚く、軍からも絶大な信頼を集め、次期皇帝候補と目されていた人物です

幼少期、カリギュラはその父に連れられ、辺境の属州にある軍営で過ごしました。

当時、彼は「カリガ」と呼ばれる小さな軍靴を履いてよちよちと歩き回っていたため、兵士たちに大変可愛がられ、「カリギュラ」(小さな軍靴)という愛称がつけられたのです

急変する運命

ところが、紀元19年に父ゲルマニクスが急逝すると、カリギュラの運命は一変します

母アグリッピナと兄たちまでも、謀反を恐れるティベリウス帝によって次々に追放され、その後命を落としたのです。

残された幼いカリギュラには為す術もなく、曾祖母と祖母の元で養育された後は、ティベリウス帝に対して、徹底して恭順と隷従の態度を取り続けるしかありませんでした

カリギュラの演技力が天性のものだったのか、ティベリウス帝は彼の忠誠を信じ、執政官の地位を与えました
さらに、35年にはティベリウス帝の孫ティベリウス・ゲメッルスと共に、共同皇帝として帝位後継者に指名したのです

そして、37年にティベリウス帝が没すると、カリギュラは近衛隊長官マクロの支援を得て、幸運にも皇帝の座に就くことができました。

好調な滑り出しと暗雲

カリギュラが25歳で新たに皇帝に即位すると、その弁舌の爽やかさと陽気な性格にローマ市民は歓喜しました

特に、敬愛されていた父ゲルマニクスの記憶がまだ新しかったため、その血を引くカリギュラが、前帝ティベリウスの時代の鬱屈した雰囲気を一掃し、明るい新時代を築いてくれるだろうと大いに期待されたのです

そして、その期待に応えるように、カリギュラの治世の始まりは実に順調でした

新皇帝として、カリギュラはティベリウス帝の下で断罪され、追放されていた人々を元の地位に戻し、さらに散逸していた母と兄弟たちの遺骨を集めてアウグストゥス廟に安置し、彼らの名誉を回復させました
また、ティベリウスが禁じていた剣闘試合や各種の見世物も次々に復活させ、ローマ市民を大いに喜ばせたのです

さらに、先の皇帝アウグストゥスとティベリウスの名義で保有されていた莫大な財産を、気前よく市民にばら撒いたことも、新皇帝としての支持を得るうえで大きな効果がありました

しかし、その数か月後、事態は一転し、カリギュラの運命に暗雲が立ち込め始めます

もともと癇癪の発作を持っていた彼は、帝位に就いてから生活が一層放縦になり、その矢先に突然の重い病にかかってしまいます
病状は極めて深刻で、一時は生死の境をさまようほどでした

九死に一生を得て回復したカリギュラでしたが、この病を境に、次第に正常な判断力を失っていくのです

豹変と狂気

病から回復し、再び人々の前に現れたカリギュラの容貌は、以前とは見違えるほど変わり果てていました

首は異様に細長く、頬はこけ、目は落ちくぼみ、頭髪を失い、体は山羊のように体毛に覆われていました
若々しく颯爽としていた病前の面影はもはや残っておらず、その姿は人々に驚きと不安を与えました

変わったのは容貌だけではありません
カリギュラは一日に三時間以上眠ることができず、前帝ティベリウスの影に怯え、強迫観念に苛まれながら宮殿の広間を歩き回るようになりました

狂気の皇帝と化したカリギュラは、姉ドルシラを偏愛し、妹アグリッピナまでも自らの欲望の対象としていきました
自身をエジプトのファラオになぞらえ、血筋を誇示するかのように近親の関係を求めますが、38年にドルシラが夭逝してしまいます

深い悲しみに沈んだカリギュラは、服喪の期間中「家族と談笑したり食事をとった者を死刑に処す」という、異常性を見せ始めます

さらに、カリギュラの嗜好は残虐性を増し、日に日に異常さが増していきます

罪人の死刑や拷問に好んで立ち会い、さらには高位高官や親族ですらも残酷な処罰の対象としたのです
元老院議員の約十分の一が命を落とし、かつて人民に愛された祖母さえも彼の手によって命を奪われました

さらに、カリギュラの皇帝即位に貢献した近衛隊長官マクロさえも、処刑の犠牲者となったのです

続く悪夢とその終わり

カリギュラの暴政は、ついには国の財政までも逼迫させていきます

桁外れの贅沢を好み、次々と建設事業を乱発し、先代の皇帝たちが築き上げた莫大な財産を、瞬く間に使い果たしてしまったのです

資金が尽きたカリギュラは、国民に対し死後の遺産の一部を皇帝に寄贈するよう義務付け、それにも満足できず、今度は富裕層だけを狙い、根拠のない反逆罪を捏造して処刑し、財産を没収するようになりました

金策のためにありとあらゆる新税がひねり出され、売春を行う者は一日ごとに納税が課せられるようになります
しかも、その対象は既に商売をやめた者にまで遡ったのです

売春への課税に味を占めたカリギュラは、皇帝でありながら自ら宮殿内に大掛かりな娼家まで作らせました

人心と風紀は乱れ、カリギュラの暴政に疲れ果てた貴族たちは皇帝の打倒を密かに企てますが、いずれも事前に運悪く露見してしまいます
そして謀反人たちは、見せしめに様々な拷問にかけられて命を落としていきました

しかし紀元41年、ついにカリギュラは近衛隊副官カシウス・カエレアとコルネウス・サビスヌの手によって、最期を迎えることになります

「皇帝が殺された」という噂は、瞬く間にローマ中に広まりましたが、カリギュラの恐怖政治に怯えていた市民たちはしばらく半信半疑の状態だったといいます

カリギュラの死が事実と判明すると、民衆は彼の像を次々に破壊していきました

彼の死後に見つかった二冊の手記には、これから粛清しようとしていた人物の名が多く記され、アレクサンドリアへの遷都計画までが含まれていたと伝えられています

狂気の末に最期を迎えたカリギュラが築こうとした「理想の帝国」は、こうして潰えたのでした

参考文献:『処刑台から見た世界史 桐生 操』
文 / 草の実堂編集部

(この記事は、草の実堂の記事で作りました)

病気や事故で人が豹変することはあります

私の経験では、事故の後、別人のように優秀になった例もありますが、多くは事故や病気で容姿が厳しく激変したり、性格が変わったりしました

私の見た経験では、容姿や性格が悪くなった場合が多かったですね

ちなみに豹変は元々はよくなることだそうです




処刑台から見た世界史 単行本

処刑について
処刑の歴史、処刑された人の一生、処刑に至る経緯など
posted by june at 04:58| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする