2024年10月22日

ゲノム編集は食糧問題も解決できる?

丈夫で早くたくさんできる食品を

人口増加や温暖化の影響で、世界的な食糧不足が問題になっています
とくに自給率が低い日本は待ったなしの状況で、早急な解決策が求められています
食糧不足を解消するには、気候の変化に影響されにくく、病虫害に強く、栄養価が高く、食べる部分が多い食品を、早くたくさんつくることが必要です
ここでも、ゲノム編集が威力を発揮します

イギリスではゲノム編集によって、鳥インフルエンザにかかりにくいニワトリを開発しました
このニワトリが普及すれば、集団感染を予防でき、大量のニワトリを殺処分することもなくなります

日本では現在、ゲノム編集によって、芽や皮に毒をもたないジャガイモや、雨に強いコムギ、収穫量の多いイネ、血圧を下げたりリラックスさせる機能のあるアミノ酸GABAを多く含んだトマトなどが開発されています
卵アレルギーの子どもも食べられる卵がつくられ、その卵に薬の成分を加えることにも成功しています
GABAトマトや肉厚なマダイ、成長の早いトラフグは、すでに販売されていて、ジャガイモをはじめ、ほかの食品も実用化が待たれているところです

これまでは30年かかった品種改良が、ゲノム編集なら2〜3年でも可能です
今後もさまざまな品種改良が行われ、食糧問題の解決につながっていくことと思われます

アレルゲンの少ない卵、インフルエンザに強いニワトリ

世界初のニワトリのゲノム編集は日本
アレルゲンの少ない卵の開発に成功
イギリスでは、鳥インフルエンザにかかりにくいニワトリが誕生した

ゲノム編集で収穫量の多いコムギに改良

コムギは収穫時期に雨にあたると穂についたまま芽が出て、デンプンやタンパク質が分解され食用には向かなくなる
この問題をゲノム編集が解決
濡れても発芽しにくいコムギが登場した

水産業不振を解消する魚のゲノム編集

水産業界のゲノム編集にも、目を見はります
筋肉の増加や成長を止める遺伝子の機能をなくして、通常の 1.2倍の重さになった “肉厚マダイ” をつくったり、プリプリ食感の “22世紀ふぐ ”、おとなしく養殖しやすいサバやマグロなどが開発されています
一般的な品種よりも成長が圧倒的に早いので、効率的かつ経済的
味もよいといわれます

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 生命科学の話』著:高橋祥子

(この記事は、ラブすぽの記事で作りました)

ゲノム編集で食糧問題も解決できそうです

食糧問題を解決するには、丈夫で早くたくさんできる食品が必要ですが、ゲノム編集でそのように「改変」するわけです

さらにアレルゲンの少ない卵、インフルエンザに強いニワトリ開発なども・・・

ゲノム編集の可能性はすごい!!

さすがは「21世紀は(ゲノム編集などの)生命科学の時代」といわれるわけです




眠れなくなるほど面白い 図解 生命科学の話: 健康・寿命・医療の今と未来がわかる!最先端のテクノロジーを専門家がすべて解説! 単行本

21世紀は生命科学の時代といわれるほどの最先端の学問
その注目の生命科学を図解でわかりやすく解説
posted by june at 12:31| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NY株は4営業日ぶりに大幅反落、日経平均株価は小幅に反落

21日(現地時間)のNY株(ダウ平均株価)は、4営業日ぶりに反楽し、終値は前週末比344ドル31セント安の4万2931ドル60セント

ハイテク株中心のナスダックは50.46ポイント高の1万8540.01

S&P500は10.69ポイント安の5853.98




21日(日本時間)の日経平均株価は小幅に反落し、終値は前週末比27円15銭安の3万8954円60銭


(この記事は、ネットニュースの記事で作りました)

21日のダウ平均株価の終値は前週末比340ドル超の大幅下落
posted by june at 07:00| Comment(0) | 株価動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

八百万の神のなかには「お菓子の神様」がいることを知っていますか

あらゆるものの「神」がいるとされる日本
それは、みんなが好む「お菓子」についても同様だ
お菓子を生業にする人、好む人が参拝必須の「お菓子の神」について、パティシエの吉田菊次郎が解説する

※本記事は『万国お菓子物語 世界をめぐる101話』(講談社学術文庫)からの抜粋です


「不老不死」の果実

古来よりわが国は諸事にわたり八百万の神々に守られているという
甘き世界またしかり、お菓子の神様がおわしますことご存知であろうか

時は紀元直後、西欧においてはローマ帝国最盛期の頃のことである
現在の兵庫県にあたる但馬の地に、朝鮮半島の一国である新羅の王子・天日槍の子孫が住んでいた
彼はその地名を氏として田道間守と名のっていた

田道間守は第十一代の垂仁天皇の命により、紀元六一年、幻の常世国にあるとされる、不老不死の仙薬果・非時香果(ときじくのかぐのこのみ)を求め、朝鮮半島に向けて旅に出た

苦節十年の末ようやくにして使命を果たし帰国した時には天皇はすでになく、慟哭した彼は陵前にて食を絶ち、自らの命を捧げたという

この時に持ち帰ったのが今でいう橘(たちばな)で、中国大陸南部のいずれかの地方のものであろうといわれている

ちなみに「ときじく」とは「時に非ず」、つまり季節外れの意味である
橘は夏に実をつけ、そのまま秋や冬になっても成り続け、一度橙色(だいだいいろ)になるが春過ぎてからまた緑にもどってしまう
よってこの果実は橙と称される一方、回青橙(かいせいとう)の名でも呼ばれている
また二年目や三年目の実といっしょに成るところから、代々(だいだい)の語になぞらえて、正月の縁起もののお飾りとして用いられたりもする

20世紀に生まれた「菓祖神」
さて、時も下って大正の初期
お菓子はかつて果子と書いていたこともあって、この橘こそがお菓子のルーツ、そして当時の忠君愛国の気風を反映したものでもあろう、これを持ち帰った田道間守また本邦初の忠臣とする考えがあいまって、彼は冒頭記したごとくお菓子の神様、すなわち菓祖神とされるにいたった

ところで現在、田道間守は兵庫県豊岡市の中嶋神社と、和歌山県海南市下津町の橘本(きつもと)神社の二社において祀られている

前者は田道間守の出身の地として、後者は持ち帰った橘の苗を初めて植えたところとして伝えられている
そして双方とも、和洋を問わず今にいたるもお菓子を生業とする人たちの参拝絶えることがない

(この記事は、クーリエ・ジャパンの記事で作りました)

日本には「お菓子の神」がいるという

さすが八百万(やおよろず)の神がいるといわれる日本・・・

ただし、「お菓子の神」(菓祖神)は20世紀に生まれたという


私は、世界の神話に興味があるが、とくに人間臭さもあるギリシア神話と万物に神が宿るとされる日本神話に関心がある




万国お菓子物語 世界をめぐる101話 (講談社学術文庫 2696) 文庫

世界のお菓子をめぐる興味深い話の数々を紹介
歴史、成り立ち、エピソードなどを解説
posted by june at 04:28| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする