学研ホールディングスは、シリーズ累計発行部数85万部を超える「ゆるゆる図鑑シリーズ」の第14弾『ゆるゆる猛獣図鑑』を、2024年8月26日に発売した
この図鑑では、ワニの頭を噛み砕くほどの力を持つ猛獣や、時速100km以上で走るスピードスターなど、60種以上の猛獣たちが紹介されている
シリーズの特徴である「ゆるゆる4コマ漫画」と詳しい解説が融合した、新感覚の図鑑として人気を集めている
本書では、ライオンやトラ、ツキノワグマといった猛獣の生態や、人間との関わりをわかりやすく説明
特に食肉目の動物たちに焦点を当てており、1章ではライオンやトラをはじめとするネコ科の猛獣たち、2章ではハイイロオオカミやアカギツネなどイヌ科の猛獣が登場する
3章では日本に生息するヒグマや、南極の捕食者ヒョウアザラシといった猛獣たちも紹介され、日本国内外のさまざまな猛獣に迫っている
さらに、食肉目以外の猛獣にも注目しており、アフリカゾウやカバ、コウモリやニホンザルなど、体の大きさや生態の異なる動物たちも取り上げられている
猛獣たちの模様に関する特集や、動物園での飼育方法などのコラムも充実しており、猛獣に関する知識を深められる内容となっている
監修は恩賜上野動物園の元園長・小宮輝之が務め、豊富な経験と知識に基づいた信頼性の高い情報が盛り込まれている
猛獣の生態や保護の重要性に加え、猛獣と人間が共存するための課題についても考えるきっかけを提供している
『ゆるゆる猛獣図鑑』は、紙版・電子版ともに全国書店で販売中で、定価は1078円(税込)
ぜひ手に取ってみては
(この記事は、Real Soundの記事で作りました)
この図鑑は「ゆるゆる4コマ漫画」と詳しい解説が融合したのが特徴の新感覚、斬新な作り
ゆるゆる猛獣図鑑 単行本
ゆるいイラストと詳しい解説の新感覚の図鑑
猛獣に対する豆知識・トリビア・雑学のコラムも充実
2024年09月28日
NY株は続伸・史上最高値を更新、日経平均株価は続伸・2日連続大幅上昇
27日(現地時間)のNY株(ダウ平均株価)は、続伸し、終値は前日比137ドル89セント高の4万2313ドル00セントと3日ぶりに史上最高値を更新
ハイテク株中心のナスダックは70.70ポイント安の1万8119.59
S&P500は7.20ポイント安の5738.17
27日(日本時間)の日経平均株価は大幅続伸し、終値は前日比903円93銭高の3万9829円56銭
自民党総裁選で、金融緩和に前向きな高市早苗・経済安全保障相が勝利する可能性が意識された
取引が終わる午後3時までに結果は判明しなかったものの、高市氏の金融緩和を想定した円安・ドル高が進み、企業業績が改善することから株高につながったとみられる
(この記事は、ネットニュースの記事で作りました)
27日の日経平均株価の終値は前日比900円超の大幅上昇
ハイテク株中心のナスダックは70.70ポイント安の1万8119.59
S&P500は7.20ポイント安の5738.17
27日(日本時間)の日経平均株価は大幅続伸し、終値は前日比903円93銭高の3万9829円56銭
自民党総裁選で、金融緩和に前向きな高市早苗・経済安全保障相が勝利する可能性が意識された
取引が終わる午後3時までに結果は判明しなかったものの、高市氏の金融緩和を想定した円安・ドル高が進み、企業業績が改善することから株高につながったとみられる
(この記事は、ネットニュースの記事で作りました)
27日の日経平均株価の終値は前日比900円超の大幅上昇
世界一有名な絵画「モナ・リザ」って何がすごいの?
ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』や葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』、ゴッホの『ひまわり』といえば、誰もが知っている「名画」ですよね?
でも、「名画がなぜ名画と呼ばれるのか?」は、意外に知られていないかもしれません
「名画とは、その時代に誰も知らなかった方法やテーマで世の中を驚かせた作品を意味します」と話すのは、1年に300以上の美術展に足を運び、ブログやSNSでレビューを行う青い日記帳さん
その著書『名画のひみつがぜんぶわかる! すごすぎる絵画の図鑑』(KADOKAWA)は、青い日記帳さんの解説とともに、時代背景や画家の知られざるエピソードをふまえて名画をじっくり楽しめる1冊です
※本記事は著/青い日記帳、監修/川瀬佑介の書籍『名画のひみつがぜんぶわかる! すごすぎる絵画の図鑑』から一部抜粋・編集しました
『モナ・リザ』って何がすごいの?
世界一有名な絵画、それはレオナルド・ダ・ヴィンチ『モナ・リザ』でしょう
口もとに小さな笑みを浮かべ、穏やかに見つめる女性。服装は地味な色合いですが、よく見ると胸元に細やかな刺繍が施されており、上質なものだということがわかります
頭に薄いヴェールをかけていますが、アクセサリーはつけていません
このモデルは一体誰なのか
さまざまな貴婦人の名前が取りざたされましたが、確証はありません
衣装や装飾品の特徴の少なさもあり、身元を推測しにくいのです
謎の微笑を浮かべる身元不明の女性というミステリー
人々の想像をかきたて、何世紀も議論がくりひろげられる
これこそが、この作品の魅力かもしれません
その証拠に、古今東西の画家たちがこの名画を元にした作品を残しています。
ダ・ヴィンチが死ぬまで持っていたこの絵は、それから現在までフランスにあり、ルーヴル美術館内に作られた「モナ・リザの間(国家の間)」に、特別に飾られています
"謎"が興味を呼ぶ、世界一の名画『モナ・リザ』
モデルはどんな人か推理してみよう
別名『ラ・ジョコンダ』とも呼ばれる、ルネサンス期の肖像画の最高傑作とされます
ダ・ヴィンチの死後、フランス王に買い取られるなど注目を集めてきました。
『モナ・リザ』1503~1519年/ルーヴル美術館(フランス、パリ)
【豆知識】
年間800万人が訪れるルーヴル美術館の中でも、多くの人がつめかける人気の場所が「モナ・リザの間」
約800平方メートルの広い部屋は、日本のテレビ局の全面協力により作られ、2005年にオープンしました
(この記事は、毎日が発見ネットの記事で作りました)
「モナ・リザ」はルーブル美術館の至宝であり、世界の至宝です
名作の多いルーブル美術館でも格別の特別扱いです
ほとんど門外不出といわれていますが、日本には1度だけ来たことがあります
「モナ・リザ」の複写の紙を以前、私の家の壁に飾っていたが、どの角度からも見られているように感じ、不思議な魅惑的なほほ笑みに魅了されました
これが複写とはいえ、名画の放つ独特の力か!?
名画のひみつがぜんぶわかる! すごすぎる絵画の図鑑 単行本
いわゆる名画といわれる絵画はどこが凄いのか!?
名画の秘密、魅力、凄さ、エピソードなどをわかりやすく解説
でも、「名画がなぜ名画と呼ばれるのか?」は、意外に知られていないかもしれません
「名画とは、その時代に誰も知らなかった方法やテーマで世の中を驚かせた作品を意味します」と話すのは、1年に300以上の美術展に足を運び、ブログやSNSでレビューを行う青い日記帳さん
その著書『名画のひみつがぜんぶわかる! すごすぎる絵画の図鑑』(KADOKAWA)は、青い日記帳さんの解説とともに、時代背景や画家の知られざるエピソードをふまえて名画をじっくり楽しめる1冊です
※本記事は著/青い日記帳、監修/川瀬佑介の書籍『名画のひみつがぜんぶわかる! すごすぎる絵画の図鑑』から一部抜粋・編集しました
『モナ・リザ』って何がすごいの?
世界一有名な絵画、それはレオナルド・ダ・ヴィンチ『モナ・リザ』でしょう
口もとに小さな笑みを浮かべ、穏やかに見つめる女性。服装は地味な色合いですが、よく見ると胸元に細やかな刺繍が施されており、上質なものだということがわかります
頭に薄いヴェールをかけていますが、アクセサリーはつけていません
このモデルは一体誰なのか
さまざまな貴婦人の名前が取りざたされましたが、確証はありません
衣装や装飾品の特徴の少なさもあり、身元を推測しにくいのです
謎の微笑を浮かべる身元不明の女性というミステリー
人々の想像をかきたて、何世紀も議論がくりひろげられる
これこそが、この作品の魅力かもしれません
その証拠に、古今東西の画家たちがこの名画を元にした作品を残しています。
ダ・ヴィンチが死ぬまで持っていたこの絵は、それから現在までフランスにあり、ルーヴル美術館内に作られた「モナ・リザの間(国家の間)」に、特別に飾られています
"謎"が興味を呼ぶ、世界一の名画『モナ・リザ』
モデルはどんな人か推理してみよう
別名『ラ・ジョコンダ』とも呼ばれる、ルネサンス期の肖像画の最高傑作とされます
ダ・ヴィンチの死後、フランス王に買い取られるなど注目を集めてきました。
『モナ・リザ』1503~1519年/ルーヴル美術館(フランス、パリ)
【豆知識】
年間800万人が訪れるルーヴル美術館の中でも、多くの人がつめかける人気の場所が「モナ・リザの間」
約800平方メートルの広い部屋は、日本のテレビ局の全面協力により作られ、2005年にオープンしました
(この記事は、毎日が発見ネットの記事で作りました)
「モナ・リザ」はルーブル美術館の至宝であり、世界の至宝です
名作の多いルーブル美術館でも格別の特別扱いです
ほとんど門外不出といわれていますが、日本には1度だけ来たことがあります
「モナ・リザ」の複写の紙を以前、私の家の壁に飾っていたが、どの角度からも見られているように感じ、不思議な魅惑的なほほ笑みに魅了されました
これが複写とはいえ、名画の放つ独特の力か!?
名画のひみつがぜんぶわかる! すごすぎる絵画の図鑑 単行本
いわゆる名画といわれる絵画はどこが凄いのか!?
名画の秘密、魅力、凄さ、エピソードなどをわかりやすく解説
2024年09月27日
『パンドラの箱』から飛び出した、災厄の神々たち
「パンドラの箱」の伝説は、古代ギリシア神話の中でも有名な物語である
「パンドラの箱」は、決して開けてはならないと言われた箱(壺という説もある)を、パンドラという女性が開けてしまい、箱から様々な災いが飛び出し、世界が争いの絶えない地獄のようになってしまったという物語である
しかし、この箱から飛び出した災厄の具体的な内容については、古代の文献ではあまり詳しく言及されていない
そのため、後世の解釈では、ギリシア神話に登場する人間の負の感情を具現化した神々が、箱の中に封じ込められていた災厄であるとされることが多い
今回は、そんなパンドラの箱から飛び出したとされる、暗黒の神々について解説していきたい
ニュクスとエリスについて
まずはニュクス(Nyx)と、エリス(Eris)という神について知っておかなければならない
ニュクスは「夜」を象徴する原初の女神であり、その存在自体が「夜」を体現していると言える
彼女は「死」「睡眠」「夢」の神を生み出したとされ、さらに「非難」「苦悩」「義憤」「欺瞞」「愛欲」「老い」、そして「争い」を司る神エリスを生んだとされる
エリス(Eris)はその後、多くの恐ろしい神々を産み出した
彼女の子供たちは、「労苦」「隠匿」「飢餓」「悲嘆」「戦」「殺し」「虚言」「不法」「破滅」など、まさに人間の負の側面を象徴する存在である
これらの神々が、パンドラの箱から世界中に散らばり、人類を困難と不和の世界へと導いたとされている
ここからは、ニュクスやエリスが産み出した災厄の神々の中でも、特に印象深い3神を紹介したい
1.モーモス
モーモス(Momus)は、ニュクスの子の一人であり、「非難」や「皮肉」を象徴する神である
他人への文句・口答え・粗探し・逆張りを得意とする神であり、時にはギリシア神話の主神ゼウスにすら反抗したという。
古代の叙事詩『キュプリア』によると、ゼウスが地上に増えすぎた人類を減らそうとした際、モーモスは「洪水などの自然災害を使うよりも、戦争を引き起こして人口を減らすべきだ」と提案したとされる
こうして起こった戦争が、かの有名な「トロイア戦争」だとされている。
また、古代ギリシアの童話集『イソップ物語』にも、モーモスは登場している
ある時、ゼウスと他二人の神がそれぞれ、牛・人・家を創造したという
三人は、どの創造物が一番優れているかで言い争いになった
そこでモーモスに判定をお願いしたところ、彼は皮肉たっぷりにこう言い放ったそうだ
「牛の角は目の下に付けるべきだった。敵を突く瞬間が良く見えるように」
「人の心は体の外に付けるべきだった。悪心が垣間見えるように」
「家には車輪を付けるべきだった。嫌な隣人から逃れ、楽に引っ越しをできるように」
あまりの鬱陶しさに、とうとうゼウスは激怒し、モーモスをオリュンポス(神々の住まう地)から永久に追放したという
2. アパテー
アパテー(Apate)は、ニュクスの子の一人であり、「欺瞞」や「不誠実」を擬人化した女神である
5世紀頃に古代ギリシアの詩人ノンノスにより執筆された、「ディオニュソス譚」において彼女は登場する
ギリシア神話の主神ゼウスは、大変な浮気者として有名であった
ある時、ゼウスはセメレという人間の女性と恋仲になり、情事を重ねていた
これに激怒したのが、ゼウスの妻ヘラである
ヘラは異常に嫉妬深い神であり、その怒りの矛先はゼウスではなく、常に浮気相手に向けられた
ヘラはセメレを抹殺しようと画策し、鬼神のごとき形相で天空を駆け抜け、欺瞞の神アパテーの元へ向かい、意見を求めた
謀り事が大好きなアパテーは喜んでヘラに協力し、身に着けることでどんな相手をも魅了する「魔法の帯」を貸し与えたという
ヘラはセメレの元へ向かい、「最近、神を騙る者が増えている。逢瀬の相手が本当にゼウスか確かめるため、この帯を使って彼に真の姿を見せるよう頼むべきだ」と巧みに唆した
セメレはその言葉を信じ、魔法の帯を身につけた
夜、ゼウスがセメレの元に現れると、彼女は「真実の姿を見せてほしい」と頼み込んだ
魔法の帯の影響でこの願いを断れなかったゼウスは、やむを得ず雷神としての本来の姿を現した
しかし、雷のあまりの高熱でセメレは一瞬で焼き尽くされ、消し炭となってしまった
こうして、ヘラとアパテーの策略は見事に成功を収めたのである
3. ポノス
ポノス(Ponos)は、エリスの子の一人であり、「労苦」、すなわち苦しみの擬人化である
特にこれといった神話が存在しない(もしくは未だ見つかっていない)、いわば設定だけの神ともいえる
「Ponos」という言葉自体が「苦しみ」を表し、時にこれは「肉体労働の辛さ」と解釈されることがある
古代ギリシアの上流階級の人々は、労働を卑しいもの、忌避すべきものと考えていた
しかし現実問題として、働かなければ人は飯を食うことはできない
彼らにとって、ポノスは労働という辛い現実を象徴する存在であり、同時にその苦しみから逃れるための方便でもあった
最後に
このように、ニュクスやエリスから生まれた神々は、人間の苦しみや不安を象徴する存在として描かれている。
パンドラの箱から飛び出した災厄が、これらの神々によって世界中に広まったという解釈は、古代ギリシアの人々が持つ人生観や世界観を反映しているといえだろう
パンドラの箱から解放された邪神たちには、まだ他にも多くの存在がいる
参考 : 『ギリシア・ローマ神話辞典』
文 /草の実堂編集部
投稿 『パンドラの箱』から飛び出した、災厄の神々たち は 草の実堂 に最初に表示されました
(この記事は、草の実堂の記事で作りました)
開けてはいけないパンドラの箱からはあらゆる災難・災い・苦などが飛び出しました
しかし、箱には「希望」もあったという
それだけが「救い」ですね
ギリシア神話は人間臭く、興味深いです
ギリシア・ローマ神話辞典
ギリシア神話は聖書とともに欧米文化に深く浸透しています
神々は人間くさく個性的で興味深いです
似た部分も多いローマ神話も併記
ギリシア神話小事典 (現代教養文庫 1000) 文庫
私が長年愛読している書籍
私がギリシア神話に興味をもったきっかけ
ギリシア神話の神々は人間くささもありキャラクターが立ち面白い
この書籍は特に神々の特徴にくわしい
ギリシア神話を知るうえで簡潔によくまとまっており、おすすめ
「パンドラの箱」は、決して開けてはならないと言われた箱(壺という説もある)を、パンドラという女性が開けてしまい、箱から様々な災いが飛び出し、世界が争いの絶えない地獄のようになってしまったという物語である
しかし、この箱から飛び出した災厄の具体的な内容については、古代の文献ではあまり詳しく言及されていない
そのため、後世の解釈では、ギリシア神話に登場する人間の負の感情を具現化した神々が、箱の中に封じ込められていた災厄であるとされることが多い
今回は、そんなパンドラの箱から飛び出したとされる、暗黒の神々について解説していきたい
ニュクスとエリスについて
まずはニュクス(Nyx)と、エリス(Eris)という神について知っておかなければならない
ニュクスは「夜」を象徴する原初の女神であり、その存在自体が「夜」を体現していると言える
彼女は「死」「睡眠」「夢」の神を生み出したとされ、さらに「非難」「苦悩」「義憤」「欺瞞」「愛欲」「老い」、そして「争い」を司る神エリスを生んだとされる
エリス(Eris)はその後、多くの恐ろしい神々を産み出した
彼女の子供たちは、「労苦」「隠匿」「飢餓」「悲嘆」「戦」「殺し」「虚言」「不法」「破滅」など、まさに人間の負の側面を象徴する存在である
これらの神々が、パンドラの箱から世界中に散らばり、人類を困難と不和の世界へと導いたとされている
ここからは、ニュクスやエリスが産み出した災厄の神々の中でも、特に印象深い3神を紹介したい
1.モーモス
モーモス(Momus)は、ニュクスの子の一人であり、「非難」や「皮肉」を象徴する神である
他人への文句・口答え・粗探し・逆張りを得意とする神であり、時にはギリシア神話の主神ゼウスにすら反抗したという。
古代の叙事詩『キュプリア』によると、ゼウスが地上に増えすぎた人類を減らそうとした際、モーモスは「洪水などの自然災害を使うよりも、戦争を引き起こして人口を減らすべきだ」と提案したとされる
こうして起こった戦争が、かの有名な「トロイア戦争」だとされている。
また、古代ギリシアの童話集『イソップ物語』にも、モーモスは登場している
ある時、ゼウスと他二人の神がそれぞれ、牛・人・家を創造したという
三人は、どの創造物が一番優れているかで言い争いになった
そこでモーモスに判定をお願いしたところ、彼は皮肉たっぷりにこう言い放ったそうだ
「牛の角は目の下に付けるべきだった。敵を突く瞬間が良く見えるように」
「人の心は体の外に付けるべきだった。悪心が垣間見えるように」
「家には車輪を付けるべきだった。嫌な隣人から逃れ、楽に引っ越しをできるように」
あまりの鬱陶しさに、とうとうゼウスは激怒し、モーモスをオリュンポス(神々の住まう地)から永久に追放したという
2. アパテー
アパテー(Apate)は、ニュクスの子の一人であり、「欺瞞」や「不誠実」を擬人化した女神である
5世紀頃に古代ギリシアの詩人ノンノスにより執筆された、「ディオニュソス譚」において彼女は登場する
ギリシア神話の主神ゼウスは、大変な浮気者として有名であった
ある時、ゼウスはセメレという人間の女性と恋仲になり、情事を重ねていた
これに激怒したのが、ゼウスの妻ヘラである
ヘラは異常に嫉妬深い神であり、その怒りの矛先はゼウスではなく、常に浮気相手に向けられた
ヘラはセメレを抹殺しようと画策し、鬼神のごとき形相で天空を駆け抜け、欺瞞の神アパテーの元へ向かい、意見を求めた
謀り事が大好きなアパテーは喜んでヘラに協力し、身に着けることでどんな相手をも魅了する「魔法の帯」を貸し与えたという
ヘラはセメレの元へ向かい、「最近、神を騙る者が増えている。逢瀬の相手が本当にゼウスか確かめるため、この帯を使って彼に真の姿を見せるよう頼むべきだ」と巧みに唆した
セメレはその言葉を信じ、魔法の帯を身につけた
夜、ゼウスがセメレの元に現れると、彼女は「真実の姿を見せてほしい」と頼み込んだ
魔法の帯の影響でこの願いを断れなかったゼウスは、やむを得ず雷神としての本来の姿を現した
しかし、雷のあまりの高熱でセメレは一瞬で焼き尽くされ、消し炭となってしまった
こうして、ヘラとアパテーの策略は見事に成功を収めたのである
3. ポノス
ポノス(Ponos)は、エリスの子の一人であり、「労苦」、すなわち苦しみの擬人化である
特にこれといった神話が存在しない(もしくは未だ見つかっていない)、いわば設定だけの神ともいえる
「Ponos」という言葉自体が「苦しみ」を表し、時にこれは「肉体労働の辛さ」と解釈されることがある
古代ギリシアの上流階級の人々は、労働を卑しいもの、忌避すべきものと考えていた
しかし現実問題として、働かなければ人は飯を食うことはできない
彼らにとって、ポノスは労働という辛い現実を象徴する存在であり、同時にその苦しみから逃れるための方便でもあった
最後に
このように、ニュクスやエリスから生まれた神々は、人間の苦しみや不安を象徴する存在として描かれている。
パンドラの箱から飛び出した災厄が、これらの神々によって世界中に広まったという解釈は、古代ギリシアの人々が持つ人生観や世界観を反映しているといえだろう
パンドラの箱から解放された邪神たちには、まだ他にも多くの存在がいる
参考 : 『ギリシア・ローマ神話辞典』
文 /草の実堂編集部
投稿 『パンドラの箱』から飛び出した、災厄の神々たち は 草の実堂 に最初に表示されました
(この記事は、草の実堂の記事で作りました)
開けてはいけないパンドラの箱からはあらゆる災難・災い・苦などが飛び出しました
しかし、箱には「希望」もあったという
それだけが「救い」ですね
ギリシア神話は人間臭く、興味深いです
ギリシア・ローマ神話辞典
ギリシア神話は聖書とともに欧米文化に深く浸透しています
神々は人間くさく個性的で興味深いです
似た部分も多いローマ神話も併記
ギリシア神話小事典 (現代教養文庫 1000) 文庫
私が長年愛読している書籍
私がギリシア神話に興味をもったきっかけ
ギリシア神話の神々は人間くささもありキャラクターが立ち面白い
この書籍は特に神々の特徴にくわしい
ギリシア神話を知るうえで簡潔によくまとまっており、おすすめ
NY株、日経平均株価ともに反発、日経平均株価は3万9000円台回復
26日(現地時間)のNY株(ダウ平均株価)は、反発し、終値は前日比260ドル36セント高の4万2175ドル11セント
ハイテク株中心のナスダックは108.08ポイント高の1万190.29
S&P500は23.11ポイント高の5745.37
26日(日本時間)の日経平均株価は反発し、終値は前日比1055円37銭高の3万8925円63銭
3万9000円台回復
(この記事は、ネットニュースの記事で作りました
26日の日経平均株価の終値は前日比1050円超の大幅上昇
ハイテク株中心のナスダックは108.08ポイント高の1万190.29
S&P500は23.11ポイント高の5745.37
26日(日本時間)の日経平均株価は反発し、終値は前日比1055円37銭高の3万8925円63銭
3万9000円台回復
(この記事は、ネットニュースの記事で作りました
26日の日経平均株価の終値は前日比1050円超の大幅上昇