2024年07月15日

寿命の限界は120歳!?

人生100年時代
平均寿命が上がり続けている現代の日本では、そう遠くない未来に100歳まで生きることも当たり前になっているだろう
そんな時代にいつまで現役を続けられるのか?
どんな老後の過ごし方が幸せなのか?
医療はどこまで発展しているのか? 
ノーベル賞学者と永世名人
1962年生まれの同い年の二人が、60代からの生き方や「死」について縦横に語り合った『還暦から始まる』(山中伸弥・谷川浩司著)より抜粋して、「老化研究の最先端」をお届けする

寿命は120歳が限界?


 谷川 
そもそも30歳の細胞が60歳の細胞になると、細胞の状態はどういうふうに変わるんでしょうか。

 山中
そこはとても大事なところなんですが、「老化」というのは単純に一つの現象ではなくて、細胞の中でいろいろなことが起こっているわけです。お話ししたように、皮膚や毛髪や血液はどんどん生まれ変わっていますから、一年前の皮膚や血液の細胞は残っていません。これに対して神経や心臓は基本的に生まれたときの細胞がそのままずっと残っているので、残っている神経の細胞に有害物質が溜まってくると、いろいろな病気になります。アルツハイマー病もそうです。
そうした有害物質が溜まるのも老化の一つですし、細胞が分裂する速度もだんだん遅くなっていきます。皮膚や血液がどんどん生まれ変わるのは、失われた細胞を再び生み出して補充する能力を持った幹細胞があるからですけれども、加齢とともに幹細胞も減少します。
血液の幹細胞は生まれたときは十万個ぐらいあると言われています。歳を取るとともに減っていって、100歳ぐらいの人で血液の幹細胞が何個残っているかを調べたところ、一個しかなかったという研究報告があります。幹細胞というのはすごいですね。僕たちもびっくりしたんですけれど、その一個もなくなると終わりです

「不老不死」はなぜ実現不可能なのか

 山中
ええ。100歳で残り一個だから、120歳になったら間違いなくゼロになってしまいます。仮に全身にがんができず、事故にも遭わず、タバコも吸わず、体に悪い物を食べず・・・といくら気をつけても、おそらく120歳ぐらいが寿命の限界ということです。
ただ、血液の幹細胞の場合は、外から幹細胞を移植することができます。それをすると、120歳は乗り越えられるかもしれません。けれども脳はそういうわけにはいきません。脳は先ほどもお話しした通り、移植してしまうと、もはや本人かどうかわからなくなってしまいますから。

 谷川
幹細胞の限界が寿命の限界になるわけですね。

 山中 
たとえば奄美大島とか徳之島とか地域によっては、80代で亡くなると「ずいぶん若くして亡くなりましたね」という地域もありますね。

 谷川
長寿の方が多いですね。

 山中
でも、そういう島でさえ、やっぱり130歳、140歳の方はいないので、寿命の限界は120歳辺りではないでしょうか。

 谷川
120歳というと、いまの私たちのほぼ倍ですね。私たちはまだ折り返し点にいるということになります。でもこれが不老不死となると、必ずしも幸せだとは言えない、逆にすごく不幸かもしれませんね

(この記事は、現代ビジネスの記事で作りました)

死とは誰がも避けることができないといわれる

不老不死になったとしても「精神的不滅」は無理のようだ

ならば現在の自分で精一杯生きようと考えた

長寿も素晴らしいが、その人の一生はいかに高い「質」で生きたかだと思う



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還暦からをどう生きるかを語り合う
posted by june at 12:36| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫が『かぎしっぽ』になるのはなぜ?

「かぎしっぽ」とはどんなしっぽ?

「かぎしっぽ」とは、しっぽの途中が鉤(かぎ)のように曲がっていたり、短く丸まっているしっぽを指し、このような特徴を持つ猫は「尾曲がり猫」と呼ばれることもあります

個体差はありますが、猫のしっぽは一般的に18~20個の尾椎と呼ばれる骨で形成されています

尾椎の一部が変形すると鉤のように曲がった「キンクドテイル」と呼ばれるしっぽになり、尾椎の一部が減少したりくっ付くと、しっぽが短く丸まった「ボブテイル」と呼ばれるしっぽになります

日本では見かけることの多いかぎしっぽの猫ですが、欧米でしっぽが曲がった猫は珍しいのだそう

そのため欧米では、かぎしっぽの猫は「幸運の象徴」と言われているそうです

1.遺伝による生まれつきの特徴

猫のしっぽがかぎしっぽになるのは、ほとんどが遺伝によるものだそうです

特に、ジャパニーズ・ボブテイルやマンクスなどの猫種に見られる「HES7」遺伝子の変異や「T-BOX」遺伝子の変異が関係していると考えられています

遺伝子の変異は、純血種の猫よりも雑種の猫に多く見られます
そのため、純血種でかぎしっぽの特徴を持つ猫はほとんどいないのだそう

猫のしっぽが短かったり曲がっていると、痛みを感じていないか不安になりますが、先天的な理由のかぎしっぽの場合、痛みを感じることはほとんどないようなので特に問題ありません

2.事故やケガによる後天的な要因

生まれたあとに事故やケガによってしっぽが変形した場合も、かぎしっぽになることがあります

ドアに挟まれたり高い場所からの落下、子猫のときに母猫にしっぽを踏まれたことなどが原因でしっぽが変形してしまうこともあります

子猫のときにしっぽが変形した場合は、成長とともに骨が固まっていくので特に問題ないのですが、成猫になってからしっぽが変形してしまうと、さまざまな障害が出る可能性もありますので注意が必要です。

猫のしっぽは、付け根だけでなくしっぽの先端まで神経が通っており、骨が神経に障って痛がったり、場合によっては歩行困難や排便機能に問題が出る可能性も考えられます。

そのため、猫のしっぽを誤って踏んだり、ドアで挟む事故が起きないように十分注意しなければなりません

日本で「かぎしっぽ」の猫が多い理由

身近な存在でもあるかぎしっぽの猫ですが、日本でかぎしっぽの猫が多いのには理由があるようです

なかでも長崎県は特にかぎしっぽの猫が多いことで有名ですが、全体のおよそ8割がかぎしっぽの猫だと言われています

江戸時代、長崎の出島は日本で唯一の海外との窓口として栄えていました

オランダ東インド会社のアジア支店は、かぎしっぽ猫の原産地と考えられているインドネシアにあり、貿易の際、ネズミ対策としてかぎしっぽの猫も貿易船に乗って長崎へやってきたという説があります

その猫たちがそのまま長崎に居付いた可能性が高いと考えられているようです

そのほか、江戸時代の猫は長生きすると「猫又」という妖怪に化けて、人に害を及ぼすという都市伝説のような言い伝えがあったそうです

猫又になるのは「長いしっぽを持った猫」で、その長いしっぽが2つに分かれて化けて出ると恐れられていたんだとか

そのため、しっぽの長い猫よりも短い猫が重宝され、なるべくしっぽの短い猫を繁殖したことがきっかけとなり、その子孫が現代も日本で多く残っていると考えられています

まとめ

いかがでしたでしょうか

今回は、猫のしっぽが「かぎしっぽ」になる理由についてお話しいたしました

猫がかぎしっぽになるのには、遺伝によるものや、子猫や成猫になってからの事故やケガによるものなど、さまざまな要因があります

生まれつきかぎしっぽの猫の場合は特に問題ありませんが、事故やケガによってしっぽが曲がってしまった場合は注意が必要です

事故などでしっぽをケガしてしまった場合は、猫が痛がってなかったとしても念のため動物病院で診てもらうと安心です

(この記事は、ねこちゃんほんぽの記事作りました)

「かぎしっぽ」とは、しっぽの途中が鉤(かぎ)のように曲がっていたり、短く丸まっているしっぽを指し、このような特徴を持つ猫は「尾曲がり猫」と呼ばれることもあります

かぎしっぽの猫は、日本に多く、西洋では少ないそうです

西洋でかぎしっぽの猫は珍しく、このため西洋ではかぎしっぽの猫は幸運を呼ぶとも・・・

かぎしっぽになるのは、先天的な遺伝や後天的な事故などによるものだそう

かぎしっぽの猫が日本に多いのは、江戸時代に好まれて選択して繁殖されたからともいわれます



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posted by june at 04:11| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする