1日(現地時間)のNY株(ダウ平均株価)は、3営業日ぶりに反落し、終値は前営業日比240ドル52セント安の3万9566ドル85セント
ハイテク株中心のナスダックは17.37ポイント高の1万6396.83
1日(日本時間)の日経平均株価は反落し、終値は前週末比566円35銭安の3万9803円09銭と4万円を割り込んだ
(この記事は、ネットニュースの記事で作りました)
1日の日経平均株価の終値は前週末比560円超の大幅下落
2024年04月02日
初期宇宙のクエーサー観測で「銀河形成の謎」を探るコロンビアの天文学者たち
南米コロンビア出身の天文学者が、宇宙空間にある恒星のように見える「準恒星状天体(クエーサー)」1000個以上からの信号の分析を進めている
研究の目的は、銀河の形成でこの天体が担う役割をめぐる謎を解き明かすことだ
強い電波を放射しているクエーサーは、銀河の中心に位置する超大質量ブラックホールに渦を巻きながら高速で落下するガスがエネルギー源となっている
一方、見かけは同じだが放射する電波が弱いクエーサーは、銀河形成の初期段階を示していると推論されている
メキシコ・グアナファト大学天文学部の博士号取得候補者のカルラ・アレハンドラ・キュティバ・アルバレスは、指導教官のロヘル・コジオルと共同で、クエーサーにおける星形成率を調べる研究を行っている
研究チームは、可視光スペクトルで検出された1300個以上のクエーサーを対象として、米航空宇宙局(NASA)の広視野探査衛星WISEを用いて赤外線で観測を実施し、さまざまな波長域における「星形成率の変動プロセス」をより詳細に調べることを目指している
「この研究によって、クエーサーの母銀河が、中心の超大質量ブラックホールの質量増加率に比べてどのくらいすみやかに銀河内の恒星集団を形成するかを突き止めることができる」と、キュティバ・アルバレスは説明する
「さまざまな赤方偏移における変動を比較することで、ブラックホールの形成が母銀河の形成プロセスとどのように関連しているかを明らかにすることが可能になった」
チームによるこれまでの発見のおかげで「クエーサーと呼ばれるこのすばらしく風変わりな銀河の発見と調査を疑問の余地なく適切に継続できる」と、キュティバ・アルバレスは話す
この研究が重要なのは、宇宙が誕生したビッグバンの後に銀河がどのようにして形成されたかについて、これまでよりはるかに大きく広い視野で捉えることを可能にするからだと、キュティバ・アルバレスは指摘する
ここでは、研究の特徴や主な目的は銀河のブラックホールを調べることであり、これが「銀河の研究にとって重要かつ適切」なのだという
コロンビアのウイラ県から星々の世界へ
■ウイラから星々の世界へ
キュティバ・アルバレスは、コロンビア南部ウイラ県ネイバで生まれ、父親が警察官だったため、国内の別の地方にある17の市や町を転々として暮らした
物理学が大好きになったのは15歳の時だ
「学校の物理の先生は女性で、物理学の興味深くて印象的な問題について先生が説明すると、聞いている生徒はわくわく感でいっぱいになった。そして間違いなく、米天文学者カール・セーガンの映画を見て大いに心を打たれ、いつか彼のようになりたいという思いが溢れるようになった」と、キュティバ・アルバレスは話す
姉からの励ましもあり「この宇宙のすばらしい研究に心を奪われ」始めたキュティバ・アルバレスは「理系の女性として、科学技術における公正性と公平性を推進し、組織的な障壁や偏見の除去に取り組み、科学および政策の意思決定に多様な意見を取り入れるように促すことができる」と続けた
グローバルサウス(南半球の途上国)出身の科学者が研究開発を主導できるようにすることで、地域の科学技術力が強化されるため、地域社会の持続可能な発展と向上への貢献につながると、キュティバ・アルバレスは説明する
「このことが、科学的な資源や知識の利用と分配における歴史的な不均衡に対処するには不可欠となる」と、キュティバ・アルバレスは話した
■宇宙の夜明けの時代を探る
もう1人のコロンビア人天文学者のソフィア・ロハス・ルイスは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)を用いて、宇宙で初めて誕生した明るい銀河やクエーサーの調査を行っている
これらの初期天体は約130億年前、完全な暗闇から宇宙を明るくしたプロセスに貢献した
現在は米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の博士課程修了研究者で、トマソ・トレウ教授の研究チームに所属するロハスによると、天の川銀河(銀河系)よりも前に存在した、宇宙再電離の時代のこれらの銀河は、周囲に電離ガスの巨大なバブルを拡大させることができ、宇宙を暗闇の中に包み込んでいた中性水素の雲を壊していった
「当時の宇宙は増大・進化している中性水素でできたスポンジのようなものと見なすことができる。やがて恒星が寄り集まって銀河となり、強力なエネルギーを放射して電離バブルを形成し始める。これが最終的に壊れると、晴れた夜空にアンドロメダ銀河が見えるように、近傍の銀河からの光が見えるようになる」と、ロハスは説明した
ロハスは学部生のときに、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の画像を分析して、この時代の明るい銀河を探索するプロジェクトを主導した
「HSTの観測データにより、いくつかの銀河候補の存在が示されているが、銀河の恒星組成や再電離期に電離バブルを形成できるかどうかに関するより詳細な情報を得ることはできない」とロハスは指摘している
(この記事は、Forbes JAPANの記事で作りました)
宇宙は全体の95%ぐらいが謎という
ほとんどが謎ということに
観測・探査、科学技術の進歩などで謎の手がかり、新たな発見などもあるのですが、新たなギモン、謎も生まれます
さらに私たちのいる宇宙だけでも無限の大きさだといわれているのに、別の宇宙もあるという
宇宙の謎はきりがないですね
はたして宇宙の謎が解明されることはあるのか!?
別冊 最新 宇宙大事典250 (Newton別冊) ムック
宇宙は謎だらけだが宇宙を知るキーワード集の宇宙の事典でポイントを整理
研究の目的は、銀河の形成でこの天体が担う役割をめぐる謎を解き明かすことだ
強い電波を放射しているクエーサーは、銀河の中心に位置する超大質量ブラックホールに渦を巻きながら高速で落下するガスがエネルギー源となっている
一方、見かけは同じだが放射する電波が弱いクエーサーは、銀河形成の初期段階を示していると推論されている
メキシコ・グアナファト大学天文学部の博士号取得候補者のカルラ・アレハンドラ・キュティバ・アルバレスは、指導教官のロヘル・コジオルと共同で、クエーサーにおける星形成率を調べる研究を行っている
研究チームは、可視光スペクトルで検出された1300個以上のクエーサーを対象として、米航空宇宙局(NASA)の広視野探査衛星WISEを用いて赤外線で観測を実施し、さまざまな波長域における「星形成率の変動プロセス」をより詳細に調べることを目指している
「この研究によって、クエーサーの母銀河が、中心の超大質量ブラックホールの質量増加率に比べてどのくらいすみやかに銀河内の恒星集団を形成するかを突き止めることができる」と、キュティバ・アルバレスは説明する
「さまざまな赤方偏移における変動を比較することで、ブラックホールの形成が母銀河の形成プロセスとどのように関連しているかを明らかにすることが可能になった」
チームによるこれまでの発見のおかげで「クエーサーと呼ばれるこのすばらしく風変わりな銀河の発見と調査を疑問の余地なく適切に継続できる」と、キュティバ・アルバレスは話す
この研究が重要なのは、宇宙が誕生したビッグバンの後に銀河がどのようにして形成されたかについて、これまでよりはるかに大きく広い視野で捉えることを可能にするからだと、キュティバ・アルバレスは指摘する
ここでは、研究の特徴や主な目的は銀河のブラックホールを調べることであり、これが「銀河の研究にとって重要かつ適切」なのだという
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キュティバ・アルバレスは、コロンビア南部ウイラ県ネイバで生まれ、父親が警察官だったため、国内の別の地方にある17の市や町を転々として暮らした
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「学校の物理の先生は女性で、物理学の興味深くて印象的な問題について先生が説明すると、聞いている生徒はわくわく感でいっぱいになった。そして間違いなく、米天文学者カール・セーガンの映画を見て大いに心を打たれ、いつか彼のようになりたいという思いが溢れるようになった」と、キュティバ・アルバレスは話す
姉からの励ましもあり「この宇宙のすばらしい研究に心を奪われ」始めたキュティバ・アルバレスは「理系の女性として、科学技術における公正性と公平性を推進し、組織的な障壁や偏見の除去に取り組み、科学および政策の意思決定に多様な意見を取り入れるように促すことができる」と続けた
グローバルサウス(南半球の途上国)出身の科学者が研究開発を主導できるようにすることで、地域の科学技術力が強化されるため、地域社会の持続可能な発展と向上への貢献につながると、キュティバ・アルバレスは説明する
「このことが、科学的な資源や知識の利用と分配における歴史的な不均衡に対処するには不可欠となる」と、キュティバ・アルバレスは話した
■宇宙の夜明けの時代を探る
もう1人のコロンビア人天文学者のソフィア・ロハス・ルイスは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)を用いて、宇宙で初めて誕生した明るい銀河やクエーサーの調査を行っている
これらの初期天体は約130億年前、完全な暗闇から宇宙を明るくしたプロセスに貢献した
現在は米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の博士課程修了研究者で、トマソ・トレウ教授の研究チームに所属するロハスによると、天の川銀河(銀河系)よりも前に存在した、宇宙再電離の時代のこれらの銀河は、周囲に電離ガスの巨大なバブルを拡大させることができ、宇宙を暗闇の中に包み込んでいた中性水素の雲を壊していった
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ロハスは学部生のときに、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の画像を分析して、この時代の明るい銀河を探索するプロジェクトを主導した
「HSTの観測データにより、いくつかの銀河候補の存在が示されているが、銀河の恒星組成や再電離期に電離バブルを形成できるかどうかに関するより詳細な情報を得ることはできない」とロハスは指摘している
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