2月8日、英科学誌のネイチャーで衝撃的な研究結果が発表されました
なんと、土星の衛星「ミマス」の地下に海が広がっていることが判明したとのことです
本記事では、ミマスの特徴や生命の存在可能性を紹介します
■デス・スターの土星の衛星「ミマス」ってどんな天体?
土星の衛星「ミマス」は直径約400kmの天体です
ミマスは土星から半径18.6万kmの円軌道を約22時間40分という高速で周回しており、主要な衛星の中で最も土星に近い衛星です
そのため、土星から受ける潮汐力が強く、完全な球形ではなく楕円体に形が歪んでいます
ちなみに、ギリシア神話の巨人族の一人「ミマース」から命名されました
ミマスには直径130kmにも及ぶ巨大な「ハーシェルクレーター」が存在しており、なんと直径の3分の1にも及ぶ大きさです
このサイズを地球に置き換えるとオーストラリアに匹敵するほどのサイズになるとのことです
この外観がスターウォーズに出てくる「デス・スター」に酷似していることから、度々メディアでも取り上げられるほどです
■厚い氷の下に海が存在!?
今までの観測では、ミマスの公転軌道や自転には特殊な動きである「秤動」が確認されており、地下に存在する海が潮汐力によりかき混ぜられている可能性が指摘されていました
しかし、木星衛星「エウロパ」のように表面に氷の割れ目などが確認できないことから、ミマスの秤動はハーシェルクレーターによる質量の非対称性が挙げられいました
そして、ミマスを構成する物質も氷と少量の岩石だけと考えられていました
しかし、2004年~2017年にかけてNASAの土星探査機「カッシーニ」の調査によると、2500~200万年前に地下に海が形成されたと推定されたとのことです
しかし、その海は厚い氷におおわれており、最も浅いところでも20km以上地下に分布しているとのことです
ロボットが海中まで探査をしに行くのは少々骨が折れそうですね
■地球外生命体が存在する可能性は!?
まず、地球の海に満ち引きが発生しているのは月による潮汐力が影響しています
この潮汐力により生命に必要な材料がかき混ぜられて、生命が誕生したという説があるのです
そして、ミマスにも同様に土星からの潮汐力が強力に働くため、生命が誕生する可能性も十分にあります
しかし、ミマスの海は厚い氷の下に存在していますが、太陽の光が届かなくても生命は生きられるのでしょうか
実は太陽がなくても生きていくことはできるんです
例えば、地球の海底の熱水噴出孔には地熱エネルギーがあふれていて、それを食料とするエビやカニ、チューブワームなどの生物が確認されています
ということはもしかすると、ミマスの海底にも色んな生き物が生息しているかもしれませんね
もし生物がいるなら、一体どんな形をしているのか、知能はあるのかなど、是非一目見てみたいですね
(この記事は、スペースチャンネルの記事で作りました)
土星の衛星「ミマス」の地下に海があるかもしれません
海があるということは、地球外生命体の存在の可能性もあるかも・・・
私はその存在の可能性は低いのではと考えます
それは地球からの距離が遠く、太陽の恩恵が少ないからです
確かに地球には太陽の光が届かない場所で生きている生物はいます
しかし地球には太陽光が届いており、生命の起源では太陽の恩恵を受けています
太陽の恩恵を受けていたからこそ、生命が誕生し、その中で太陽の恩恵がなくても生きられる生物が生まれました
土星などの太陽の恩恵を受けていない前提では生命は生まれにくいのではと私は思います
とはいえ、地球外生命体の存在の可能性はゼロではなく、土星の衛星「ミマス」に地球外生命体が存在したら!?と考えた方がワクワクします
地球外生命-アストロバイオロジーで探る生命の起源と未来 (中公新書 2676) 新書
地球外生命体は存在するのか!?
最近は太陽系内外で水(あるいは海)・アミノ酸など生命につながる存在の可能性が出ている
最新の宇宙探査・観測などから生命の起源と未来を探る
私は生命には太陽も関係していると考えます
「太陽の恩恵」は大きいと考えます
太陽系でも地球外生命体の存在の可能性はありますが、可能性としては太陽系外で「恒星(太陽系の太陽にあたる)の恩恵」を受け、水(あるいは海)、アミノ酸などのある星が可能性がより高いと考えます
2024年02月24日
2024年02月23日
NY株は史上最高値を更新、日経平均株価も史上最高値を更新
22日(現地時間)のNY株(ダウ平均株価)は、続伸し、終値は前日比456ドル87セント高の3万9069ドル11セントと史上初めて3万9000ドル台に乗せた
ハイテク株中心のナスダックは460.75ポイント高の1万6041.62
22日(日本時間)の日経平均株価は4営業日ぶりに大幅反発し、終値は前日比836円52銭と1989年12月29日につけたこれまで史上最高値(3万8915円)を34年2カ月ぶりに更新
史上初めて3万9000円台に乗せた
(この記事は、ネットニュースの記事で作りました)
22日のダウ平均株価の終値は前日比450ドル超の大幅上昇
22日の日経平均株価の終値は前日比830円超の大幅上昇
日米で史上最高値を更新
(両市場ともそれぞれ3万9000円台、3万9000ドル台に初めて乗せた)
(米市場は、ナスダックも460ポイント超の大幅上昇)
日米市場の大幅上昇は21日に発表された米半導体大手エヌビディアの決算が市場予想を上回り、生成AI向け需要の増加による成長期待が高まった
(エヌビディアはダウ平均の構成銘柄ではないが相場を先導)
日本市場は新NISA導入も大きい
ハイテク株中心のナスダックは460.75ポイント高の1万6041.62
22日(日本時間)の日経平均株価は4営業日ぶりに大幅反発し、終値は前日比836円52銭と1989年12月29日につけたこれまで史上最高値(3万8915円)を34年2カ月ぶりに更新
史上初めて3万9000円台に乗せた
(この記事は、ネットニュースの記事で作りました)
22日のダウ平均株価の終値は前日比450ドル超の大幅上昇
22日の日経平均株価の終値は前日比830円超の大幅上昇
日米で史上最高値を更新
(両市場ともそれぞれ3万9000円台、3万9000ドル台に初めて乗せた)
(米市場は、ナスダックも460ポイント超の大幅上昇)
日米市場の大幅上昇は21日に発表された米半導体大手エヌビディアの決算が市場予想を上回り、生成AI向け需要の増加による成長期待が高まった
(エヌビディアはダウ平均の構成銘柄ではないが相場を先導)
日本市場は新NISA導入も大きい
昆虫の起源は宇宙!?進化の謎「ミッシングリンク」
宇宙をもっと身近に、スペースチャンネルです
皆さんは昆虫は苦手ですか?
子どものころは平気だったけど、大人になると触れなくなってしまったという方も多いと思います
なぜ私たちは、自分たちよりも非常に小さな昆虫に対して恐怖感を抱くのでしょうか?
それはもしかすると、昆虫が宇宙からやって来たからかもしれません
「また何をおかしなことを」と思うかもしれませんが、「昆虫宇宙起源説」は今や科学界でも真剣に議論されている仮説なのです
地球上の生物の中で極めて異質な特徴を持つ昆虫。それでは、その根拠となる説を順番にご紹介していきましょう
■進化の謎「ミッシングリンク」
全世界の生物は全部で175万種と言われています
その中でも昆虫の種類が最も多く、半分以上の95万種を占めているのです
それでは、昆虫の祖先はどのような生物だったのでしょうか
もっとも古い昆虫と考えられている生物は、約3億7千年前のデポン紀に登場した「トビムシ」です
大きさは2~3mm程で、実は今も現役で皆さんの家の中を飛び回っています
しかし、ここから7000万年の間「六脚類の空白」という空白期間が存在し、その年代には昆虫の進化の化石が全く見つかっていないのですそして7000万年後、甲殻類や羽を持つ種など、新種の昆虫たちが突然に大量発生したのです
それはトビムシには似ても似つかない生物たちでした
昆虫の表皮は化石化しやすいはずのですが、進化の過程を辿ることができないことから、これは昆虫の「ミッシングリンク」と呼ばれています
■昆虫はどこで生まれた?
続いては、海に生息している昆虫が極端に少ないということです
わたしたち脊椎動物は、海の潮汐力により有機物がかき混ぜられ生命が誕生したと考えられています
そのため、魚をはじめたくさんの生物が今も海にはいますよね
しかし、実は海に生息している昆虫はアメンボとウミウスリカ程度しかいません
しかも、海中を泳いでいるような昆虫はいないのです
おかしいと思いませんか?
もし昆虫も海から生まれたのだとしたら、少なくとも複数の種は海に住んでいても良いと思います
それでは、もしかして昆虫は海から生まれたのではないのでは、、?
■完全変態
続いては変態です
露出狂の方々ではなく、変化する方ですね
多くの昆虫たちは、幼虫からサナギとなり、成虫に至るまでに姿が劇的に変化します
これを「完全変態」と呼びます
特にさなぎの過程では、昆虫は自身の細胞組織を溶かし、特定の筋肉と神経以外は全てドロドロになっている状態なのです
私たち地球上の生物には必要のない変態を、なぜ昆虫は行うのでしょうか
実は元々もっと過酷な惑星で生きており、変態する必要があったのかもしれませんね
■異形な体構成
私たち脊椎動物はほとんどの体の構成が類似しています
例えば、1本の背骨の周りに骨格が作られその中に内臓を収めていますよね
しかし、昆虫は強い骨格がないため外側の固い殻の中に内臓を保持しています
更に、私たちは二つの目を持っていますが、昆虫だけが単眼と複眼を持っています
さらには、足から呼吸する昆虫もいる程です
同じ地球上で進化したとしたなら、なぜ昆虫だけがこのような異質な進化を遂げるのでしょうか
■異常な生命力
私たち脊椎動物は、もし頭を切り離されてしまったらすぐに成仏してしまうと思います
しかし、昆虫は特殊な生命維持システムを持っているのです。例えば人間は脳から手足に運動の指令を出していますが、昆虫によっては運動中枢が胸部にあるため、頭を切り離されてもしばらく動くことができるのです
皆さんも家の中にいるGとの縄張り争いに苦戦しているのではないでしょうか
果たして、なぜ昆虫はたちはここまで過酷な状況でも生き残れるのでしょうか
恐らく、元々住んでいたところは地球よりももっと弱肉強食の惑星だったのかもしれません
実に恐るべき生物なのです
以上のように、我々脊椎動物とは大きく異なる特徴を持つ昆虫
このような背景から、別の惑星由来の生物の卵から生まれた原始昆虫が、隕石によって地球に持ち込まれ、環境に適応して進化したものが現在の昆虫である、とする説があります
そうすると、突然地球上に昆虫が大量発生したという現象の辻褄が合うのです
もしかすると、どこかの惑星の知的生命体が何らかの実験のために昆虫を付着した隕石を色々な天体へ送り、昆虫の種をバラまいていることも考えられるでしょうか
しかし、今の地球上の生態系では昆虫は重要な役割を持っています
もし昆虫が存在しなかったとすると、生態系はおろか、地球環境でさえ大きな変化が起こっていることは想像に難しくありません
考えれば考えるほど、謎は深まるばかりですね
あなたはどうのように思われますか?
(この記事は、スペースチャンネルの記事で作りました)
昆虫の起源は宇宙(地球以外)とする説は可能性があると思います
恐竜より以前に誕生した、人間の大きさに換算すると驚異的な身体能力、異常に高い生命力、異質の身体の構造、成長の変態、進化の謎とされる「六脚類の空白」の「ミッシングリンク」
現在の地球である意味頂点の人類唯一といえる天敵(人類の脅威、ウイルスや細菌などを媒介)
人間などがくすぐりに反応するのは、本能的に昆虫の接触などを避けるためともいわれます
昆虫たちのやばい生き方図鑑 単行本
昆虫は不思議な生き物です
驚異の身体能力、生命力を持ち、異質の生態、身体の構造などを持ち、進化の謎「ミッシングリンク」から昆虫の起源は宇宙では!?とも
地球上の生物で最も種が多く、栄えているといわれるのが昆虫で、現在の地球である意味頂点にいる人類の天敵は昆虫といわれます(人類の脅威のウイルス、ッ斉木などを媒介)
そんな昆虫たちの不思議で「やばい」生態・生き方を紹介
皆さんは昆虫は苦手ですか?
子どものころは平気だったけど、大人になると触れなくなってしまったという方も多いと思います
なぜ私たちは、自分たちよりも非常に小さな昆虫に対して恐怖感を抱くのでしょうか?
それはもしかすると、昆虫が宇宙からやって来たからかもしれません
「また何をおかしなことを」と思うかもしれませんが、「昆虫宇宙起源説」は今や科学界でも真剣に議論されている仮説なのです
地球上の生物の中で極めて異質な特徴を持つ昆虫。それでは、その根拠となる説を順番にご紹介していきましょう
■進化の謎「ミッシングリンク」
全世界の生物は全部で175万種と言われています
その中でも昆虫の種類が最も多く、半分以上の95万種を占めているのです
それでは、昆虫の祖先はどのような生物だったのでしょうか
もっとも古い昆虫と考えられている生物は、約3億7千年前のデポン紀に登場した「トビムシ」です
大きさは2~3mm程で、実は今も現役で皆さんの家の中を飛び回っています
しかし、ここから7000万年の間「六脚類の空白」という空白期間が存在し、その年代には昆虫の進化の化石が全く見つかっていないのですそして7000万年後、甲殻類や羽を持つ種など、新種の昆虫たちが突然に大量発生したのです
それはトビムシには似ても似つかない生物たちでした
昆虫の表皮は化石化しやすいはずのですが、進化の過程を辿ることができないことから、これは昆虫の「ミッシングリンク」と呼ばれています
■昆虫はどこで生まれた?
続いては、海に生息している昆虫が極端に少ないということです
わたしたち脊椎動物は、海の潮汐力により有機物がかき混ぜられ生命が誕生したと考えられています
そのため、魚をはじめたくさんの生物が今も海にはいますよね
しかし、実は海に生息している昆虫はアメンボとウミウスリカ程度しかいません
しかも、海中を泳いでいるような昆虫はいないのです
おかしいと思いませんか?
もし昆虫も海から生まれたのだとしたら、少なくとも複数の種は海に住んでいても良いと思います
それでは、もしかして昆虫は海から生まれたのではないのでは、、?
■完全変態
続いては変態です
露出狂の方々ではなく、変化する方ですね
多くの昆虫たちは、幼虫からサナギとなり、成虫に至るまでに姿が劇的に変化します
これを「完全変態」と呼びます
特にさなぎの過程では、昆虫は自身の細胞組織を溶かし、特定の筋肉と神経以外は全てドロドロになっている状態なのです
私たち地球上の生物には必要のない変態を、なぜ昆虫は行うのでしょうか
実は元々もっと過酷な惑星で生きており、変態する必要があったのかもしれませんね
■異形な体構成
私たち脊椎動物はほとんどの体の構成が類似しています
例えば、1本の背骨の周りに骨格が作られその中に内臓を収めていますよね
しかし、昆虫は強い骨格がないため外側の固い殻の中に内臓を保持しています
更に、私たちは二つの目を持っていますが、昆虫だけが単眼と複眼を持っています
さらには、足から呼吸する昆虫もいる程です
同じ地球上で進化したとしたなら、なぜ昆虫だけがこのような異質な進化を遂げるのでしょうか
■異常な生命力
私たち脊椎動物は、もし頭を切り離されてしまったらすぐに成仏してしまうと思います
しかし、昆虫は特殊な生命維持システムを持っているのです。例えば人間は脳から手足に運動の指令を出していますが、昆虫によっては運動中枢が胸部にあるため、頭を切り離されてもしばらく動くことができるのです
皆さんも家の中にいるGとの縄張り争いに苦戦しているのではないでしょうか
果たして、なぜ昆虫はたちはここまで過酷な状況でも生き残れるのでしょうか
恐らく、元々住んでいたところは地球よりももっと弱肉強食の惑星だったのかもしれません
実に恐るべき生物なのです
以上のように、我々脊椎動物とは大きく異なる特徴を持つ昆虫
このような背景から、別の惑星由来の生物の卵から生まれた原始昆虫が、隕石によって地球に持ち込まれ、環境に適応して進化したものが現在の昆虫である、とする説があります
そうすると、突然地球上に昆虫が大量発生したという現象の辻褄が合うのです
もしかすると、どこかの惑星の知的生命体が何らかの実験のために昆虫を付着した隕石を色々な天体へ送り、昆虫の種をバラまいていることも考えられるでしょうか
しかし、今の地球上の生態系では昆虫は重要な役割を持っています
もし昆虫が存在しなかったとすると、生態系はおろか、地球環境でさえ大きな変化が起こっていることは想像に難しくありません
考えれば考えるほど、謎は深まるばかりですね
あなたはどうのように思われますか?
(この記事は、スペースチャンネルの記事で作りました)
昆虫の起源は宇宙(地球以外)とする説は可能性があると思います
恐竜より以前に誕生した、人間の大きさに換算すると驚異的な身体能力、異常に高い生命力、異質の身体の構造、成長の変態、進化の謎とされる「六脚類の空白」の「ミッシングリンク」
現在の地球である意味頂点の人類唯一といえる天敵(人類の脅威、ウイルスや細菌などを媒介)
人間などがくすぐりに反応するのは、本能的に昆虫の接触などを避けるためともいわれます
昆虫たちのやばい生き方図鑑 単行本
昆虫は不思議な生き物です
驚異の身体能力、生命力を持ち、異質の生態、身体の構造などを持ち、進化の謎「ミッシングリンク」から昆虫の起源は宇宙では!?とも
地球上の生物で最も種が多く、栄えているといわれるのが昆虫で、現在の地球である意味頂点にいる人類の天敵は昆虫といわれます(人類の脅威のウイルス、ッ斉木などを媒介)
そんな昆虫たちの不思議で「やばい」生態・生き方を紹介
2024年02月22日
NY株は、3営業日ぶりに反発
21日(現地時間)のNY株(ダウ平均株価)は、3営業日ぶりに反発し、終値は前日比48ドル44セント高の3万8612ドル24セント
ハイテク株中心のナスダックは49.91ポイント安の1万5580.87
21日(日本時間)の日経平均株価は3日続落し、終値は前日比101円45銭安の3万8262円16銭
(この記事は、ネットニュースの記事で作りました)
ハイテク株中心のナスダックは49.91ポイント安の1万5580.87
21日(日本時間)の日経平均株価は3日続落し、終値は前日比101円45銭安の3万8262円16銭
(この記事は、ネットニュースの記事で作りました)
未知の何かが高エネルギーのガンマ線を放射している
宇宙マイクロ波背景放射を解析していた天文学者チームが、謎のシグナルに遭遇した
未知の何かが高エネルギーのガンマ線を放射しているようだ
この発見は、天体物理学の最大の謎のひとつを解く手がかりになるかもしれない
アメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙望遠鏡で研究を行う天文学者チームが、宇宙でもかなりエネルギーの高い放射線が集中している謎の領域を発見した
チームは、電磁スペクトルの中で最も明るく、エネルギーが高い宇宙ガンマ線背景放射をマッピングしていたところ、他のどこよりもガンマ線が多く出ている領域を発見したことに驚いた
これに関する研究論文が2024年1月10日付でThe Astrophysical Jornal Lettersに掲載された。その筆頭著者であり、メリーランド大学とNASAの宇宙論研究者であるアレクサンダー・カシュリンスキー(Alexander Kahinsky)は、1月11日にニューオーリンズで開催されたアメリカ天文学会でこの発見について「本当に難問」だと述べた
このシグナルは、似たような方向からほぼ同じ規模でやってくる超高エネルギー宇宙線(UHECR)のホットスポットと関係があるようだUHECRは、宇宙線(宇宙空間を飛び交う亜原子粒子)の中で最も希少でエネルギーが高い
ブラックホールや死にかけの星あるいはすでに死んだ星から放出されるガンマ線も頻繁に観測されるが、UHECRの起源はそれとは異なり、「宇宙物理学における最大の謎のひとつ」だとNASAは声明で説明している
だが今回思いがけず発見されたガンマ線が、この謎を解く手がかりになりそうだ
というのも、このガンマ線は可視光の約10億倍という宇宙で最も強い放射線であり、またUHECRもガンマ線の10億倍のエネルギーを持つなど、これらは同じような特徴を持つと考えられているからだ
カシュリンスキーら研究チームは、宇宙でこの超高エネルギーのシグナルが発生する原因についてまだ解明できていない
だが、おそらく地球から3億光年以内で発生した未知の現象が起源だろうと彼は述べている
「宇宙はあまりにも広く、どこで何が起こっているのかを正確に知ることは難しい」
宇宙の「壁紙」を見る
チームは、NASAのフェルミガンマ線宇宙望遠鏡の13年分のデータを解析しているときに、この新しい謎に行き当たった
チームは、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)のパターンを示す兆候を探していた
CMBとは、ビッグバンの後に、宇宙を自由に漂うようになった「最古の光」の名残であり、宇宙のすべての銀河の背景にある壁紙のようなものだ
しかし、これには奇妙な点がある
CMBはしし座に向かうほど熱く(マイクロ波が多く)、反対方向に向かうほど冷たい(マイクロ波が少ない)のだ
これは単に太陽系が背景に対して毎秒370kmという速さで動いているためだと天文学者は考えている
ちょうど救急車が通り過ぎるときのサイレンのように、近づいてくるときと遠ざかるときの音の高さが違って聞こえることに似ている
CMBにおけるこのパターンは「ダイポール(双極子)異方性」と呼ばれている
カシュリンスキーは、他の光に関しても同じようなダイポールのパターンがあるかどうかを調べることで、太陽系の動きに関するこの理論を検証しようと考えた
もし他の光がCMBと異なるパターンを持つなら、それは太陽系の動きだけが矛盾を生み出しているのではないということになる
宇宙誕生の初期の瞬間に、何か別のこと、おそらくまだ発見されていないイベントが起きていたのだろう
論文の共著者で、スペインのサラマンカ大学理論物理学教授のフェルナンド・アトリオ=バランデラ(Fernando Atrio-Barandela)は、NASAのプレスリリースで次のように語っている
「このような発見によって、宇宙のごく初期の物理的なプロセスを垣間見ることができるだろう。宇宙発生からまだ1兆分の1秒にも満たなかった頃まで遡ることができるかもしれない」
宇宙最大の謎を解く思いがけない手がかり
カシュリンスキーの研究チームは、ガンマ線背景放射(ブラックホールや超新星爆発によって宇宙全体に拡散されたガンマ線の輝き)を分析した
その結果、はっきりとしたパターンが発見されたが、それは太陽系の動きから想定されるよりも10倍も強いものだった
しかも、そのダイポールのパターンはCMBのパターンと一致しなかった
その代わり、UHECRのパターンと一致したのだ
UHECRが独自のパターンを持つということは2017年に発見され、UHECRをめぐる謎が深まった
そして今、ガンマ線にも同様のダイポールがあることが発見され、謎を解く新たな手がかりとなっている
カシュリンスキーの研究チームは、ガンマ線とUHECRのパターンが関連しているかもしれないと考えているが、それがなぜ、どのように起きたのかについては分かっていない
宇宙に存在する未知の物体やプロセスが、ガンマ線やUHECRを発生させているのかもしれない
この謎を解明するには「さらなる優れた分析と、両者のより精密な測定が必要になる」と、カシュリンスキーはBusiness Insiederに宛てたメールに記している
そのために、チームは今後さらにフェルミ望遠鏡のデータを分析する予定だ
(この記事は、BUSINESS Insider JAPANの記事で作りました)
宇宙は謎だらけだが、また1つ謎が出た
未知の何かが高エネルギーのガンマ線を放射しているのだ
その手掛かりはある
謎の解明は他の謎などと同じようにさらなる分析と測定が必要だ
知れば知るほど面白い宇宙の謎: たとえばビッグ・バン以前、宇宙に何があったのか? (知的生きかた文庫 こ 40-1) 文庫
宇宙は謎だらけだ
宇宙の謎は解明されても新たなる謎がうまれる
宇宙の謎の探求の「旅」は尽きることがない
しかし科学が進めばこの「旅」の「ゴール」があるかもしれない
未知の何かが高エネルギーのガンマ線を放射しているようだ
この発見は、天体物理学の最大の謎のひとつを解く手がかりになるかもしれない
アメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙望遠鏡で研究を行う天文学者チームが、宇宙でもかなりエネルギーの高い放射線が集中している謎の領域を発見した
チームは、電磁スペクトルの中で最も明るく、エネルギーが高い宇宙ガンマ線背景放射をマッピングしていたところ、他のどこよりもガンマ線が多く出ている領域を発見したことに驚いた
これに関する研究論文が2024年1月10日付でThe Astrophysical Jornal Lettersに掲載された。その筆頭著者であり、メリーランド大学とNASAの宇宙論研究者であるアレクサンダー・カシュリンスキー(Alexander Kahinsky)は、1月11日にニューオーリンズで開催されたアメリカ天文学会でこの発見について「本当に難問」だと述べた
このシグナルは、似たような方向からほぼ同じ規模でやってくる超高エネルギー宇宙線(UHECR)のホットスポットと関係があるようだUHECRは、宇宙線(宇宙空間を飛び交う亜原子粒子)の中で最も希少でエネルギーが高い
ブラックホールや死にかけの星あるいはすでに死んだ星から放出されるガンマ線も頻繁に観測されるが、UHECRの起源はそれとは異なり、「宇宙物理学における最大の謎のひとつ」だとNASAは声明で説明している
だが今回思いがけず発見されたガンマ線が、この謎を解く手がかりになりそうだ
というのも、このガンマ線は可視光の約10億倍という宇宙で最も強い放射線であり、またUHECRもガンマ線の10億倍のエネルギーを持つなど、これらは同じような特徴を持つと考えられているからだ
カシュリンスキーら研究チームは、宇宙でこの超高エネルギーのシグナルが発生する原因についてまだ解明できていない
だが、おそらく地球から3億光年以内で発生した未知の現象が起源だろうと彼は述べている
「宇宙はあまりにも広く、どこで何が起こっているのかを正確に知ることは難しい」
宇宙の「壁紙」を見る
チームは、NASAのフェルミガンマ線宇宙望遠鏡の13年分のデータを解析しているときに、この新しい謎に行き当たった
チームは、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)のパターンを示す兆候を探していた
CMBとは、ビッグバンの後に、宇宙を自由に漂うようになった「最古の光」の名残であり、宇宙のすべての銀河の背景にある壁紙のようなものだ
しかし、これには奇妙な点がある
CMBはしし座に向かうほど熱く(マイクロ波が多く)、反対方向に向かうほど冷たい(マイクロ波が少ない)のだ
これは単に太陽系が背景に対して毎秒370kmという速さで動いているためだと天文学者は考えている
ちょうど救急車が通り過ぎるときのサイレンのように、近づいてくるときと遠ざかるときの音の高さが違って聞こえることに似ている
CMBにおけるこのパターンは「ダイポール(双極子)異方性」と呼ばれている
カシュリンスキーは、他の光に関しても同じようなダイポールのパターンがあるかどうかを調べることで、太陽系の動きに関するこの理論を検証しようと考えた
もし他の光がCMBと異なるパターンを持つなら、それは太陽系の動きだけが矛盾を生み出しているのではないということになる
宇宙誕生の初期の瞬間に、何か別のこと、おそらくまだ発見されていないイベントが起きていたのだろう
論文の共著者で、スペインのサラマンカ大学理論物理学教授のフェルナンド・アトリオ=バランデラ(Fernando Atrio-Barandela)は、NASAのプレスリリースで次のように語っている
「このような発見によって、宇宙のごく初期の物理的なプロセスを垣間見ることができるだろう。宇宙発生からまだ1兆分の1秒にも満たなかった頃まで遡ることができるかもしれない」
宇宙最大の謎を解く思いがけない手がかり
カシュリンスキーの研究チームは、ガンマ線背景放射(ブラックホールや超新星爆発によって宇宙全体に拡散されたガンマ線の輝き)を分析した
その結果、はっきりとしたパターンが発見されたが、それは太陽系の動きから想定されるよりも10倍も強いものだった
しかも、そのダイポールのパターンはCMBのパターンと一致しなかった
その代わり、UHECRのパターンと一致したのだ
UHECRが独自のパターンを持つということは2017年に発見され、UHECRをめぐる謎が深まった
そして今、ガンマ線にも同様のダイポールがあることが発見され、謎を解く新たな手がかりとなっている
カシュリンスキーの研究チームは、ガンマ線とUHECRのパターンが関連しているかもしれないと考えているが、それがなぜ、どのように起きたのかについては分かっていない
宇宙に存在する未知の物体やプロセスが、ガンマ線やUHECRを発生させているのかもしれない
この謎を解明するには「さらなる優れた分析と、両者のより精密な測定が必要になる」と、カシュリンスキーはBusiness Insiederに宛てたメールに記している
そのために、チームは今後さらにフェルミ望遠鏡のデータを分析する予定だ
(この記事は、BUSINESS Insider JAPANの記事で作りました)
宇宙は謎だらけだが、また1つ謎が出た
未知の何かが高エネルギーのガンマ線を放射しているのだ
その手掛かりはある
謎の解明は他の謎などと同じようにさらなる分析と測定が必要だ
知れば知るほど面白い宇宙の謎: たとえばビッグ・バン以前、宇宙に何があったのか? (知的生きかた文庫 こ 40-1) 文庫
宇宙は謎だらけだ
宇宙の謎は解明されても新たなる謎がうまれる
宇宙の謎の探求の「旅」は尽きることがない
しかし科学が進めばこの「旅」の「ゴール」があるかもしれない