2023年12月31日

イヌの尿からiPS細胞効率作製 将来の治療応用に期待

イヌの尿から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を効率的に作製することに成功したと大阪公立大などのチームが21日、米科学誌に発表した
鳩谷晋吾教授(獣医学)は「将来、病気のイヌの治療に応用することで多くの動物と飼い主が幸せになれるよう研究を続けたい」としている

チームは受精卵に近い状態へイヌの細胞を効率的に初期化(リセット)する六つの遺伝子を特定
イヌの尿から採取した細胞にこれらの遺伝子を入れると、従来手法に比べて約120倍の成功率で初期化でき、iPS細胞を作製できた

細胞培養などのため従来使われていたマウス由来のものを使わずにイヌのiPS細胞を作製することにも成功した

(この記事は、共同通信の記事で作りました)

チームは受精卵に近い状態へイヌの細胞を効率的に初期化(リセット)する六つの遺伝子を特定した
イヌの尿から採取した細胞にこれらの遺伝子を入れると、従来手法に比べて約120倍の成功率で初期化でき、iPS細胞を作製できた

「イヌの尿からiPS細胞)を効率的に作製することに成功」とは驚きですね

iPS細胞の可能性が広がりますし、治療への応用も期待できます

使い方などによっては「捨てられるもの」も「使える」ものになる場合も


iPS細胞 不可能を可能にした細胞 (中公新書) 新書

iPS細胞には新しい医療としての無限の可能性があります
生みの親・山中伸弥氏やiPS細胞研究者にその可能性を聞く
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2023年12月30日

NY株は、反落

29日(現地時間)のNY株(ダウ平均株価)は、反落し、終値は前日比20ドル56セント安の3万7689ドル54セント

ハイテク株中心のナスダックは83.78ポイント安の1万5011.35




大納会を迎えた29日(日本時間)の日経平均株価は続落し、終値は前日比75円45銭安の3万3464円17銭


(この記事は、ネットニュースの記事で作りました)
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恒星に対して重すぎる太陽系外惑星「LHS 3154b」を発見

惑星の形成に関する従来の考え方では、小さな恒星ではあまり大きな惑星は形成されないとする考えが主流です
しかし、プリンストン大学のGuðmundur Stefánsson氏などの研究チームが発見した太陽系外惑星「LHS 3154b」は、その考えに疑問を与える存在となります
LHS 3154bは小さな恒星に対して大きすぎる惑星で、従来の理論では存在しないはずの惑星であり、LHS 3154bの発見は惑星形成論に限界があることを示しています

■重すぎる太陽系外惑星「LHS 3154b」
ガスや塵が重力で集まり、中心部で恒星が誕生する現場では、その周りに「原始惑星系円盤」という円盤ができます
この円盤内部でも大きな塊が生じると、やがて惑星となります

これまでの惑星科学の研究によれば、質量の大きな恒星を生み出すには質量の大きな原始惑星系円盤が必要であり、かつ質量の大きな原始惑星系円盤からは質量の大きな惑星が形成されやすい、と考えられてきました
つまり、恒星の大きさと惑星の大きさには、ある程度の相関関係があることになります

しかしStefánsson氏らの研究チームの発見は、これに異を唱えるものとなります
Stefánsson氏らが発見したのは、地球から見て「ヘルクレス座」の方向に約51光年離れた位置にある恒星「LHS 3154」の周りを公転する「lhs 3154b」です
LHS 3154bはペンシルベニア州立大学の天文台に設置された分光器「ハビタブル・ゾーン・プラネット・ファインダー (Habitable Zone Planet Finder)」を使用して観測が行われました

LHS3154bはLHS3154の周りを約3.72日周期で公転しています
その質量は地球の約13.15倍であり、海王星に匹敵します
しかし、LHS3154はM型星であり、太陽と比較して直径は約0.14倍、質量は約0.11倍と極めて小さいものです
惑星lhs 3154Bは、恒星LHS3154に対して約2900分の1の質量しかありません
これは小さな恒星の中では、最も恒星に対する質量比が高い惑星の1つです

■LHS 3154bの形成には重すぎる原始惑星系円盤が必要
LHS 3154bは恒星に対して大きすぎる惑星であり、従来の惑星形成論では説明のつかない存在です
従来の惑星形成論でLHS 3154が持つと予測される原始惑星系円盤の大きさでは、LHS 3154bのような海王星に匹敵する質量の惑星は形成されません
Stefánsson氏らはシミュレーションを通じて、予想より10倍も重い原始惑星系円盤を仮定しなければ、LHS 3154bは形成されないと示しました

これほどの食い違いは、従来の惑星形成論に何か重大な欠陥が存在することを示唆しています
LHS 3154bの発見は、惑星形成論を改善する上での極端なテストケースの1つになるだろうとStefánsson氏らは考えています


Source
Guðmundur Stefánsson, et al. “A Neptune-mass exoplanet in close orbit around a very low-mass star challenges formation models”. (Science)
Adrienne Berard. “Discovery of planet too big for its sun throws off solar system formation models”. (The Pennsylvania State University)

(この記事は、宇宙へのポータルsoraeの記事で作りました)

宇宙論の惑星形成論では存在し得ない惑星の存在を発見

宇宙論・惑星形成論の見直し・再検証があるかも


入門 現代の宇宙論 インフレーションから暗黒エネルギーまで (KS物理専門書) 単行本(ソフトカバー)

現在の宇宙についてわかりやすく解説

現代の宇宙論は多くの学者が考え長い年月をかけ、観測・実験などの交え構築されました
しかし、宇宙論は人間の考えたもの
新たな観測などで宇宙論の矛盾する「新発見」も
宇宙論は新たな発見で更新されるかも
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2023年12月29日

NY株は、3日続伸、史上最高値を更新

28日(現地時間)のNY株(ダウ平均株価)は、3日続伸し、終値は前日比53ドル58セント高の3万7710ドル10セント

ハイテク株中心のナスダックは4.04ポイント安の1万5095.14






28日(日本時間)の日経平均株価は5営業日ぶりに反発し、終値は前日比141円62銭安の3万3539円62銭


(この記事は、ネットニュースの記事で作りました)
posted by june at 07:00| Comment(0) | 株価動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

珍獣サイガが奇跡の回復、絶滅寸前から190万頭に、IUCNが一挙に3段階評価を引き下げ

保護活動実り科学者ら喜ぶ、「多くの人々の20年におよぶ懸命な努力が報われました」

中央アジアの寒帯のステップ(大草原)に生息するサイガは、巨大な鼻が特徴のウシ科の動物だ
密猟と病気の蔓延により、カザフスタン、モンゴル、ロシア、ウズベキスタンのサイガは、2003年には最も多かった時代の6%まで減少していた
しかし、12月12日に発表された最新の推定によれば、現在ユーラシア大陸には190万頭が生息しているとされ、国際自然保護連合(IUCN)は、レッドリストの分類を野生での絶滅の一つ手前である「近絶滅種(Critically Endangered)」から「近危急種(Near Threatene)」に変更した

科学者たちはサイガの驚異的な回復を喜んでいる
「一般に保護活動には見通しの暗いものが多く、成功例はあまり注目されません」と、英オックスフォード大学の自然保護科学者で、英国を拠点とするサイガ保護連合の共同設立者であるE・J・ミルナー・ガランド氏は言う
「けれども今回は、多くの人々の20年におよぶ懸命な努力が報われました」

ほんの20年前まで、私たちはサイガのために「弔辞」を書く必要があるかもしれないと思っていた
2015年には、世界のサイガの半数以上が謎の血液疾患で死亡するという悲劇もあった

「驚くべきニュースです」とコメントするのは、米コロラド州立大学の生態学者で、米国ニューヨークに本部を置く野生生物保護協会の上級科学者であるジョエル・バーガー氏だ
「サイガはもっと注目されるべき動物です。多くの種や集団の個体数が急激に減少している今、私たちは、サイガの数がここまで回復したことを祝わなければいけません」

サイガの試練
サイガの保護活動を見守ってきた人々は、これが非常に険しい道のりだったことを知っている

「20年前、サイガは哺乳類としては最も急激に絶滅の危機に陥りました」とミルナー・ガランド氏は言う
「ほんの数年で90%以上も激減し、そのまま近絶滅種に指定されたのです」

いったい何が起きていたのか? 
ミルナー・ガランド氏は、サイガの急減にはいくつかの要因があったと説明する
まず、中国、シンガポール、ベトナム、マレーシアでは、サイガの角は伝統薬の原料として大きな価値がある
そして、この需要と旧ソ連の崩壊が相まって、サイガの密猟が激増した

「当時、旧ソ連構成国の経済は基本的に崩壊していました」と氏は言う
「人々はステップで過酷な生活を強いられていました。だから密猟に走ったのです」

さらに、カザフスタンとウズベキスタンの国境沿いに設置された柵がサイガの移動ルートをはばみ、インフラ開発もサイガの生息地に食い込んでいった
そしてついに、サイガの特徴的な鼻に昔から生息していた微生物が何らかの引き金によって病原性を発揮し始め、大量死を引き起こしたのだ

今回、数は回復したものの、サイガがIUCNのレッドリストから完全には外されなかった理由はこうした点にある

「サイガを近危急種としておくのは適切です。次の大量死がいつ起きても不思議はありません」とミルナー・ガランド氏は言う
「彼らは非常にもろいのです」

「地元の人々はサイガを本当に愛しています」
サイガは植物の種子を散布し、ステップの草を食べる動物として、植物の多様性に大きく貢献してきた
サイガへの脅威が多面的だったように、サイガを保護する努力も多面的だった

例えば2006年には、サイガが生息している国、サイガを原料とする製品を伝統的に消費してきた国、そして米国をはじめとする関係国が協力して、サイガの保護、生息地の回復、持続可能なレベルでの捕獲制限に関する覚書を交わした

カザフスタン政府は、取り締まりの強化など、密猟対策に力を入れている
サイガ保護連合は、風が吹きすさぶカザフスタンの過酷なステップで暮らすレンジャーのために、ガソリン、制服、バイク、シェルターなどの購入資金を提供した

税関も、違法な野生生物取引の一環として、輸出されるサイガ製品の摘発を強化した
カザフスタン政府はさらに、国内の複数の生息地をサイガ保護区に指定し、その面積は合計約4万8000平方キロメートル(九州地方の約1.2倍の広さに相当)におよぶ

サイガが生息する国々の経済状況が落ち着き、地元の人々が自分たちの生き残りとサイガの保護のどちらかを選ぶ必要がなくなった今、サイガへの支援は劇的に変化している

「地元の人々はサイガを本当に愛しています」とミルナー・ガランド氏は言う
「サイガはステップの象徴であり、独立と自由の象徴なのです」

(この記事は、NATIONAL GEOGRAPHICの記事で作りました)

保護活動が実り、サイガの数が戻ったのはよかったですね

自然の食物連鎖は種の存在によって微妙なバランスを保っています

ある種が絶滅するとそのバランスが崩れかねません

サイガの数の回復には経済状況の改善も大きいかも
地元の人々が自分たちの生き残りとサイガの保護のどちらかを選ぶ必要がなくなった


みんなが知りたい! 世界の「絶滅危惧」動物がわかる本 (まなぶっく) 単行本(ソフトカバー)

世界の絶滅危惧動物
数が減少した理由、その生態・暮らし方、保護の方法などを解説
自然の淘汰で絶滅なら仕方ない部分もありますが、人間が起因する絶滅は問題です
posted by june at 04:21| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする