テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は16日に男子シングルス決勝が行われ、第1シードのC・アルカラス選手(スペイン)が第2シードのN・ジョコビッチ選手(セルビア)を1-6,、7-6 (8-6)、 6-1、 3-6、 6-4のフルセットの死闘で破り、大会初優勝を果たし四大大会2勝目を飾るとともに、2002年のL・ヒューイット選手(オーストラリア)以来21年ぶりに男子テニス界を長く牽引してきた"BIG4"以外の大会優勝者となる快挙を成し遂げた
20歳で世界ランク1位のアルカラス選手はウィンブルドンでの初優勝を狙い今大会に臨むと、順調に勝ち進み、準決勝では第3シードのD・メドベージェフ選手をストレートで下し決勝に駒を進めた
決勝戦の第1セット、アンフォースドエラーをわずか2本に抑えたジョコビッチ選手に対し、アルカラス選手は2度のブレークを許すと34分でこのセットを奪われる
第2セットに入るとアルカラス選手も安定したプレーをみせ始め、試合はここからハイレベルなプレーの応酬となる
このセット、第2ゲームでアルカラス選手はこの試合初のブレークを果たすも、直後の第3ゲームでジョコビッチ選手にブレークバックを許す
その後は両者キープを続け、このセットはタイブレークに突入する
タイブレークでは1度ずつミニブレークを奪い合う拮抗した展開が続くも、最後はアルカラス選手がリターンエースを決め1セットオールに追いつく
第3セット、勢いに乗るアルカラス選手は第1ゲームでブレークに成功する
さらに第5ゲーム、13度に及ぶデュースの末25分を超えるゲームをアルカラス選手がブレークしリードを広げる
最後は第7ゲームで2度目のセットポイントをものにしたアルカラス選手がセットカウント2-1と逆転し優勝に王手をかける
第4セット、競ったゲームが続く中、アルカラス選手は第5ゲームをデュースの末ブレークされリードを奪われる
さらに第9ゲームでセットポイントとなるブレークポイントを握られたアルカラス選手はダブルフォルトを犯しこのセットを奪われると試合はファイナルセットに突入する
ファイナルセット、アルカラス選手は第2ゲームでブレークポイントを握られるも凄まじい守備力をみせこれをしのぐと、直後の第3ゲームで訪れたブレークポイントでバックハンドのパッシングショットを決め先にブレークを果たす
最後はサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第10ゲームをアルカラス選手がキープし、4時間42分に及ぶ死闘の末、大会初優勝を飾るとともに、四大大会では昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に続く2勝目を挙げた
一方敗れたジョコビッチ選手は、男女を通じて歴代最多タイとなる24度目の四大大会制覇を狙っていたが、今大会は準優勝となり、ウィンブルドンでのマッチ連勝記録も34でストップした
(この記事は、tennis365.netの記事で作りました)
20歳・アルカラス選手のウインブルドン優勝でしたね
男子テニスも「世代交代」か!?
今後に注目です


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今回のスペインのアルカラス選手の優勝もスペインのナダル選手の「存在」「活躍」が大きいと思います