伝達式を終えた後、豊昇龍は「『大関』って言われた」と小さい声で口にして表情を崩した
続く会見でも笑顔が絶えなかった
「すごくうれしい。(優勝、昇進と)今週はうれしいことばかり続いている」
入門から5年半、結果が出なければ叔父の元横綱朝青龍の顔に泥を塗ってしまうと重圧を感じていたという
ようやく胸を張れるところまで来られたとの思いが、喜びを一層大きくしているのだろう
伝達式で述べた口上は「大関の名を汚さぬよう、気魄一閃(きはくいっせん)の精神で努力致します」
練習ではうまくいかず、本番は「相撲より緊張した」が、言葉をしっかり区切りながら言い切った
この口上は、師匠の立浪親方(元小結旭豊)が友人と複数の案を考え、その中から豊昇龍が決めたもの
「どんなことにも力強く立ち向かう」との思いを込めた
負けん気が強い新大関らしい選択だった
24歳の豊昇龍は現在の横綱大関では最も若い
力の出る時期はこれからだ
立浪親方は、最近の豊昇龍は前への圧力が増し、得意の右まわしも早く引けるようになってきたとみている
「大関は通過点だと確信した。型がないと言われるけど、大まかにできてきたと思う。それを磨いていければ」と期待を寄せる
朝青龍は大関3場所で横綱に昇進した
豊昇龍は「大関は『夢』だった。でも、ここで終わる訳じゃない。叔父さんを超えるとかできないかもしれないけど、ちょっとでも近づきたい」と言う
勢いそのまま頂点へと駆け上がれるか
(この記事は、産経新聞の記事で作りました)
豊昇龍が大関昇進の目安・直近3場所を三役で33勝をクリアし、初優勝という素晴らしい結果で大関昇進を決めた
24歳とまだ若く、元横綱・朝青龍のおいであり、この「先」も期待できる
大相撲 豊昇龍 手形 CM
豊昇龍の(サイン入り)手形です