会場中央にはトレードマークの赤いマフラーと赤いネクタイを締めた遺影が設置され、その下には「闘魂」の文字
手前の式壇はリングを模した形で、中央に赤いマフラーをイメージした道が用意された
その脇には現役時代に使用したガウンが展示された
式典は冒頭、「闘魂」の文字と、猪木さんが引退スピーチで披露した詩『道』がモニターに映し出され、盟友の坂口征二・新日本プロレス相談役が開式を宣言
続いて入場曲「イノキ・ボンバイエ」が流れ、追悼の10カウントゴング
さらにモニターにありしの日の写真や試合映像が流された
弔辞では、政治の世界で長い付き合いだった森喜朗元首相が、病床にあった猪木さんからの電話について披露
ちょうど弟子にあたる馳浩氏が石川県知事選挙の最中で、その行方を心配するものだったそうで、「馳くんは有利な状況ではなかったが、これで負けたら猪木に申し訳ないぞと話をしてやった」
そこから奮起した馳氏が初当選を果たしたと振り返った
弟子の藤波辰爾氏は、16歳で弟子入りした当時から振り返り、「私はまだ、あなたから教えられた闘魂を胸に戦い続けています。あなたは私の永遠の師匠であり、不滅のヒーローです」と思いを語った
新日本プロレス中継で名を上げたアナウンサーの古舘伊知郎氏は冒頭、アンドレ・ザ・ジャイアント戦の実況を当時のままに語り、「猪木さん、最後まで肉体のブルースを奏でてくれてありがとう」と、自分が紡ぎだした言葉を使って追悼した
最後に猪木さんの孫、猪木尚登さん(14)とプロレスラーのオカダ・カズチカが主唱し、会場全員で「1、2、3、ダーッ!!」を唱和して締めた
その後、関係者による献花が行われた
(この記事は、サンケイスポーツの記事で作りました)
猪木さんは馬場さんがプロレスにこだわったのに対し、「プロレス最強」を証明するため異種格闘技やさらに政治家へも「挑戦」しました
総合格闘技が隆盛したのは猪木さんの異種格闘技戦があったからだと思います
アントニオ猪木 (新潮新書) 新書
「魅せる男」アントニオ猪木に迫る
つねに「仕掛け」「挑戦」した人生を振り返る