次戦、第4局は3月19日、栃木県日光市の「日光きぬ川スパホテル三日月」で指される
藤井竜王が棋王奪取に王手をかけた第3局・新潟対局は、藤井竜王の先手で「角換わり」の戦型に
出だしから速いスピードで指し進められ、前例の少ない激しい展開となった
未開の将棋に、両者ともに熟考
藤井竜王は高リスクをいとわずぐんぐんと玉を前進させたが、形勢はぴんと張りつめたように均衡を保ったまま終盤戦へと突入した
互いに持ち時間1時間を切ると、対局室の緊張感はより一層アップ
渡辺棋王が先手陣に踏み込み金を取ると、この決断から形勢が動き出し渡辺棋王側へ
チャンスと見られていたが明快な手順は見えず、藤井竜王は難易度の高い選択を迫り続けた
角の打ち合いから、渡辺棋王が先に一分将棋に突入
ぎりぎりの大激戦から、最後は大シーソーゲームに
超難所をくぐり抜けた渡辺棋王が勝利を手にした
この結果、藤井竜王はシリーズ初黒星
9割超えの勝率を誇る先手番で敗戦を喫し、棋王位初奪取で期待が寄せられている“最年少6冠”獲得は次局以降に持ち越されることとなった
藤井竜王は現在、羽生善治九段を挑戦者に迎えた王将戦七番勝負も同時並行で戦っている
3勝2敗で初防衛に王手をかけているものの、百戦錬磨のレジェンド相手に一瞬たりとも気は抜けない
さらに順位戦A級を首位で駆け抜け、3月8日は名人初挑戦をかけて広瀬章人八段とプレーオフの大勝負が待ち構えている
全国を飛び回り連日の大勝負に臨むとあり、ハードスケジュールも強敵のひとつと言えるだろう
10連覇中の渡辺棋王にとっては待望のシリーズ初勝利
対藤井竜王戦の連敗を「7」で止めた
タイトル戦では2020年7月の第91期棋聖戦五番勝負第3局以来の白星となった
11連覇に向けて連勝を飾り最強の挑戦者を退けるか、藤井竜王が次局で決めるか
大注目の第4局は3月19日、栃木県日光市の「日光きぬ川スパホテル三日月」で指される
(この記事は、ABEMA TIMESの記事で作りました)
渡辺明棋王が土壇場で踏ん張り、大熱戦の第3局を制しました
シリーズ2連勝でタイトル奪取に王手をかけていた藤井竜王は史上最年少6冠ならず
次戦第4局で藤井竜王が史上最年少6冠となるか、渡辺棋王が再度踏ん張るか!?
第4局も注目です
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