JAXAの打ち上げライブ配信中に行われたアナウンスによると、第1段メインエンジンは点火したものの、第1段の側面に2基取り付けられている固体ロケットブースター「SRB-3」が点火しなかったため、打ち上げが中断された模様です
JAXAは詳しい原因を調査しています
JAXAは同日14時にプレスリリースを配信するとともに記者会見を開き、岡田匡史プロジェクトマネージャーが説明を行いました
それによると、H3ロケット試験機1号機は17日10時37分55秒(日本時間)の打ち上げに向けて作業が進められていたものの、ロケットの第1段に搭載されている制御機器(1段機体システム)が何らかの異常を検知し、固体ロケットブースターを点火するための信号(着火信号)が送信されなかったため、同日の打ち上げを中止したということです
H3ロケットの打ち上げでは、第1段エンジン「LEー9」の点火に続いて固体ロケットブースター「SRB-3」が点火され、機体が発射台を離れます(※固体ロケットブースターを装着した機体形態の場合)
今回の事象ではLEー9点火とSRB-3点火の中間にあたるタイミングで制御機器が異常を検知し、打ち上げが中断されました
打ち上げ中止に至った原因については調査が進められている段階ですが、ロケットのシステムはLEー9の推力が立ち上がったところを検知しており、LEー9はおそらく正常だったと岡田プロジェクトマネージャーは説明していました
(この記事は、宇宙へのポータルサイトsoraeの記事で作りました)
H3ロケット試験1号機は、当初15日打ち上げの予定が17日に延期され、17日も打ち上げ中止となりました
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