文化庁が23日、文部科学省で開かれた「古墳壁画の保存活用に関する検討会」で報告した
十二支像は東西南北の壁に3体ずつ描かれていたとされ、これまで「寅(とら)」など6体が確認されたが「卯(う)」など3体は剥落(はくらく)して残っていない
今回の分析で計9体が確認されたことになる
蛍光X線による調査で顔料を示す水銀を検出したため、されたのは9つ
画が想定されるしっくい片を分析、三つの図像が確認された。「巳」は先が二つに分かれた舌などが描かれていた。
増記隆介・東京大准教授(絵画史)は「巳像は中国や朝鮮半島からの影響がうかがえ、平安時代後期の絵画資料とも似ている。東アジアにおける絵画の展開などを検討できる新たな資料が得られた」と話している
’この記事は読売新聞オンラインの記事で作りました)
キトラ古墳の十二支像の壁画が新たに3つ確認され、すでに確認されている6つと合わせ確認されたのは9つ
残る3つは残念ながら剥落している
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