2023年02月27日

侍ジャパン、「足」を絡め4-2でソフトバンクに逆転勝ち

3月9日開幕のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向けた強化試合が26日、サンマリンスタジアム宮崎で行われ、侍ジャパンがソフトバンクに4-2で逆転勝利を飾った

同点の9回、途中出場の2番・周東佑京外野手がヒットで出塁、足でチャンスを広げ、1死三塁から源田壮亮内野手が決勝タイムリーを放った

侍ジャパンの先発は2年連続“投手5冠”の山本由伸投手

立ち上がりソフトバンクの1番・牧原大成外野手に1球目の151キロを打たれたが、公式戦では2019年8月以来にレフトの守備についた岡本和真内野手が落ち着いてキャッチ

2死一塁で4番・柳田悠岐外野手を迎えると、この日最速153キロのストレートで空振り三振に仕留めた

2回は1死から6番正木智也内野手にレフト線へのツーベースを打たれると、続くガルビス内野手に先制のタイムリーを許した

さらに2死三塁で三森内野手の打球をサード・村上内野手が悪送球、追加点を許した

山本投手は3回を投げ39球、被安打2、奪三振3の2失点でマウンドを降りた

打線は2点を追う3回、無死一・二塁のチャンスで4番村上内野手が、ソフトバンク先発・藤井皓哉投手のフォークにファーストフライ

5番・山川穂高内野手は空振り三振と無得点

4回は無死一塁から8番・中野拓夢内野手が併殺打でランナーを進められず

しかし5回、無死一塁の場面で2番・近藤健介外野手が1、2球目を見逃すとサードコーチを見てサインを確認

カウント2-1からの4球目で一塁ランナーの山田哲人内野手がスタートを切ると近藤外野手はセンター前へのヒットを放ち、無死一・三塁に

続く岡本内野手の打席でキャッチャー・嶺井博希捕手がボールを前にこぼすと代走の周東佑京外野手が二塁へ向かい、嶺井捕手が悪送球

この間に三塁走者の山田内野手が生還し1点を返した

さらに無死三塁で3番・岡本内野手のセカンドゴロの間に周東外野手が同点のホームイン

足を絡ませた攻撃でヒット1本で試合は振り出しに

岡本内野手は2試合連続の打点を挙げた

2対2のまま迎えた8回には守護神候補の大勢投手が登板

先頭打者を156キロのストレートで見逃し三振、続く2人目にはフォークが落ち切らずにレフトへ運ばれるがレフトライナーで2アウト

3人目は156キロのストレートで空振り三振に仕留め、チームに流れを引き寄せた

9回表、1死から2番・周東外野手がレフト前ヒットで出塁すると、続く源田内野手への1球目にスタートを切り二塁を陥れると、相手キャッチャーの悪送球を誘って1死三塁のチャンスを作った

ここで源田内野手がライト前へタイムリー、侍ジャパンが再び足を絡めた攻撃で3対2と勝ち越した

さらに途中出場のサポートメンバー・松原聖弥外野手の犠牲フライで追加点を挙げた

最後はもう一人の守護神候補・栗林良吏投手がマウンドへ

先頭打者にヒットを許したが、広島でも抑えを任されている右腕は、落ち着いて走者を進めることなく2点差を守り切った

実戦2試合を2連勝と順調な調整を見せた侍ジャパン

栗山監督は「苦しいときに色んな形で点が取れるというのは凄く幅が広がると思うし、スピードある選手たちが本当にいい形で生かしてくれてね。こういう形で勝てると勢いに乗っていくのでいいゲームだったと思います」と充実の表情を浮かべた

(この記事は、TBSニュースデグの記事で作りました)

前日の試合は守備に課題を残しましたが、この試合では「足」も絡めて逆転勝ち

「スモール・ベースボール」も・・・


'09 WORLD BASEBALL CLASSIC TM 日本代表 V2への軌跡

2009年のワールド・ベースボール・クラシックで日本代表が2006年に続く2連覇を達成した軌跡を収録
posted by june at 15:48| Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

将棋、第72期王将戦第5局は藤井聡太王将が勝ち初防衛に王手

藤井聡太王将(竜王・王位・叡王・棋聖)が初防衛を国民栄誉賞棋士・羽生善治九段の挑戦を受ける、将棋の第72期王将戦7番勝負第5局が26日、島根県大田市「さんべ荘」で再開された

25日午前9時から同所で始まった対局は、先手の藤井が激しい攻め合いを制した

これで3勝2敗として、初防衛まであと1勝とした

第6局は3月11、12日、佐賀県上峰町「大幸園」で行われる

負けはしたものの、羽生九段の粘りが光った

激しい攻めへの対応に追われていた

自玉は押しつぶされそうだった

藤井王将の鋭い仕掛けに髪の毛をかきむしったり、額に左手を当てながら苦慮する

時折「うーん」と盤の前でうなりながら、体を前後に揺らす

努めてポーカーフェースを装うはずが、苦しい様子が色に出る

それでも、なかなか決め手は与えない

最善を尽くして受けた

強烈なパンチの応酬が一段落すると、4筋の最下段に金を打ち、自陣に手を入れて藤井王将の踏み込みをかわす

経験値を生かして局面を複雑化させ、相手の時間を削る勝負術で、1度は局面をひっくり返したかにみえた

寄せ合いで屈しはしたが、見せ場たっぷりだった

今期の挑戦者決定リーグ戦で2勝、本年度は後手番で7勝3敗と好調で、小学校低学年時代に将棋を覚えた頃から得意としていた横歩取りに誘導した

飛車と角を取り合い、ぶつけ合う

32歳の年齢差は感じさせなかった

今期の王将戦は、第4局までお互いに先手番で勝ち星を挙げている

第4局(9・10日、東京都立川市「SORANO HOTEL」)の前日検分時、「後手番が2局ありましたけど、自分の方がハッキリ有利という瞬間は1回もなかった」と話した

藤井王将の強さを改めて実感する一方、チャンスをうかがう指し回しは、藤井王将も脅威に感じたに違いない

次は先手番

第2局は相掛かり、第4局は角換わり腰掛け銀と、タイトル戦11回連続勝利を挙げている藤井5冠の得意戦法にあえて踏み込んで快勝している

タイに追いつけるか

第6局でかど番をしのいで、最終第7局(3月25、26日、栃木県大田原市「ホテル花月」)に望みをつなぎたい

(この記事は、日刊スポーツの記事で作りました)

藤井王将はこれで初防衛にあと1勝とした

今シリーズは羽生九段の善戦もあり、見ごたえがある

このまま藤井王将が押し切るのか、羽生九段がタイとするのか

次の第6局も注目だ


藤井聡太BOOK2023 不敗の王者が望む盤上の景色 (将棋世界Special)

現在までタイトル戦無敗の藤井聡太5冠を特集
posted by june at 04:54| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする