同点の9回、途中出場の2番・周東佑京外野手がヒットで出塁、足でチャンスを広げ、1死三塁から源田壮亮内野手が決勝タイムリーを放った
侍ジャパンの先発は2年連続“投手5冠”の山本由伸投手
立ち上がりソフトバンクの1番・牧原大成外野手に1球目の151キロを打たれたが、公式戦では2019年8月以来にレフトの守備についた岡本和真内野手が落ち着いてキャッチ
2死一塁で4番・柳田悠岐外野手を迎えると、この日最速153キロのストレートで空振り三振に仕留めた
2回は1死から6番正木智也内野手にレフト線へのツーベースを打たれると、続くガルビス内野手に先制のタイムリーを許した
さらに2死三塁で三森内野手の打球をサード・村上内野手が悪送球、追加点を許した
山本投手は3回を投げ39球、被安打2、奪三振3の2失点でマウンドを降りた
打線は2点を追う3回、無死一・二塁のチャンスで4番村上内野手が、ソフトバンク先発・藤井皓哉投手のフォークにファーストフライ
5番・山川穂高内野手は空振り三振と無得点
4回は無死一塁から8番・中野拓夢内野手が併殺打でランナーを進められず
しかし5回、無死一塁の場面で2番・近藤健介外野手が1、2球目を見逃すとサードコーチを見てサインを確認
カウント2-1からの4球目で一塁ランナーの山田哲人内野手がスタートを切ると近藤外野手はセンター前へのヒットを放ち、無死一・三塁に
続く岡本内野手の打席でキャッチャー・嶺井博希捕手がボールを前にこぼすと代走の周東佑京外野手が二塁へ向かい、嶺井捕手が悪送球
この間に三塁走者の山田内野手が生還し1点を返した
さらに無死三塁で3番・岡本内野手のセカンドゴロの間に周東外野手が同点のホームイン
足を絡ませた攻撃でヒット1本で試合は振り出しに
岡本内野手は2試合連続の打点を挙げた
2対2のまま迎えた8回には守護神候補の大勢投手が登板
先頭打者を156キロのストレートで見逃し三振、続く2人目にはフォークが落ち切らずにレフトへ運ばれるがレフトライナーで2アウト
3人目は156キロのストレートで空振り三振に仕留め、チームに流れを引き寄せた
9回表、1死から2番・周東外野手がレフト前ヒットで出塁すると、続く源田内野手への1球目にスタートを切り二塁を陥れると、相手キャッチャーの悪送球を誘って1死三塁のチャンスを作った
ここで源田内野手がライト前へタイムリー、侍ジャパンが再び足を絡めた攻撃で3対2と勝ち越した
さらに途中出場のサポートメンバー・松原聖弥外野手の犠牲フライで追加点を挙げた
最後はもう一人の守護神候補・栗林良吏投手がマウンドへ
先頭打者にヒットを許したが、広島でも抑えを任されている右腕は、落ち着いて走者を進めることなく2点差を守り切った
実戦2試合を2連勝と順調な調整を見せた侍ジャパン
栗山監督は「苦しいときに色んな形で点が取れるというのは凄く幅が広がると思うし、スピードある選手たちが本当にいい形で生かしてくれてね。こういう形で勝てると勢いに乗っていくのでいいゲームだったと思います」と充実の表情を浮かべた
(この記事は、TBSニュースデグの記事で作りました)
前日の試合は守備に課題を残しましたが、この試合では「足」も絡めて逆転勝ち
「スモール・ベースボール」も・・・
'09 WORLD BASEBALL CLASSIC TM 日本代表 V2への軌跡
2009年のワールド・ベースボール・クラシックで日本代表が2006年に続く2連覇を達成した軌跡を収録