藤井5冠が七番勝負に臨むのは6回目だが、2敗を喫するのは初
竜王初防衛は持ち越しとなった
藤井5冠を初めて第6局の地にいざなったのは、これまでも大一番で記録を阻止してきた男だった
2018年の竜王戦で羽生善治竜王(当時)のタイトル通算100期を阻止し、2019年11月の第69期王将戦挑戦者決定リーグ最終戦で藤井棋士の最年少タイトル挑戦を持ち越しにさせた広瀬八段が、再び大きな一勝を刻んだ
藤井5冠の4勝1敗で臨んだ第5局
戦型は先手の広瀬が敗れた第3局に続き、今シリーズ2度目の相掛かりを選択した
第3局では序盤から優位に進めた広瀬八段に中盤でミスがあり、藤井棋士が逆転勝利を収めていた
第5局は40手目まで第3局と同じ形で進行するなど、広瀬の雪辱を果たす思いがにじんでいた
形勢は一時藤井に傾く局面も見られたが、結果は広瀬八段の勝利
第3局の雪辱も果たした
偶然にも、「宮地嶽神社」で竜王戦が行われるのは2018年、広瀬棋士が羽生竜王(当時)から竜王を奪取した第31期竜王戦第2局以来2度目
宮地嶽神社は、海に向かってまっすぐに伸びる参道の先に夕日が沈む絶景「光の道」が見られることで知られている
ここでの勝利が広瀬の竜王奪取への道を照らす希望の光となるのか
藤井竜王にとって未開の地、第6局は12月2・3日、鹿児島県指宿市「指宿白水館」で行われる予定
(この記事は、スポーツ報知の記事で作りました)
藤井5冠はタイトル戦では個々の対局で敗れることはあってもシリーズではこれまで全勝
七番勝負ではこれまで2敗したことがなく、今回が初の2敗
七番勝負では藤井竜王は初の第6局に臨む
シリーズ対戦成績は藤井竜王の3勝2敗で初防衛に王手だ
竜王 藤井聡太 (将棋世界Special)
藤井聡太棋士が将棋界最高峰のタイトル・竜王位を奪取したのが第34期竜王戦
藤井聡太棋士の今後の可能性を検証する