1日で1円50銭以上、円安が進行していて、市場では政府・日銀による為替介入への警戒感が高まっています
日本時間の15日午前0時半頃には円相場は一時、1ドル=148円50銭台に迫る場面がありました
1990年8月以来、32年ぶりの円安水準を連日更新しています
アメリカのミシガン大学が発表した10月の消費者態度指数で予想インフレ率が市場予想を上回り、中央銀行に当たるFRBがインフレを抑えるために急激な利上げを続けるとの見方が広がりました
一方で、日銀の黒田総裁は金利を引き上げる必要はないと明言していて、日米の金利差が拡大するとの見方から円を売ってドルを買う動きが広がりました
14日から15日にかけて一時、1円50銭以上円安が進行しています
鈴木財務大臣は14日、「過度な変動に対しては適切に対応したい」と述べ、今後の為替介入の可能性に言及していて、市場では1ドル=150円台をつける前に、政府・日銀が再び為替介入に踏み切るのではないかとの見方が出ています
(この記事は、TBSニュースデグの記事で作りました)
「強い円」はどこへ行ったのか (日経プレミアシリーズ)
このところ円安が続いているが、かつては円高でいわゆる「強い円」の時期もあった
このまま円安だとどうなるのか!?
「悪い円安」といわれる円安のリスクを検証する