女王死去を受け、長男チャールズ皇太子が新国王として即位する
1952年から70年間に及んだ在任期間は、君主としてはフランスのルイ14世(在位11643~1715年)の72年に次ぎ、史上2番目の長さだった
今年6月には在位70年を祝う式典が開かれたが、最近は健康不安も伝えられていた
1926年4月21日、ヨーク公(後の国王ジョージ6世)の長女としてロンドンに生まれた
本名エリザベス・アレクサンドラ・メアリー・ウィンザー
妹はマーガレット王女
1947年にギリシャ王室の血を引くフィリップ・マウントバッテン大尉(エディンバラ公)と結婚
父の病死に伴い、1952年2月6日に25歳で即位した
1953年6月2日にウェストミンスター寺院で戴冠式を行った
長男チャールズ皇太子、長女アン王女、次男アンドルー王子、三男エドワード王子の3男1女をもうけた
「英国の顔」としての外遊は約100カ国、260回超
1971年の昭和天皇訪英の返礼として1975年に訪日した
旧植民地諸国を中心とした緩やかな連合体・英連邦(コモンウェルス)の元首も務めた
国民から敬愛され、居城バッキンガム宮殿やウィンザー城は観光名所として人気を集めた
一方、チャールズ皇太子と離婚したダイアナ元妃が1997年に交通事故死した際、数日間弔意を示さなかったことで一時は批判も浴びたが、以後はパブを訪れる姿を見せるなど「国民に近い王室」の発信に努めた
新型コロナウイルス感染拡大直後の2020年4月には、「私たちが団結し、強い意志を持ち続ければ、病を必ず克服できる」と国民を励ますテレビ演説を行い、英国内で約200万人が視聴
危機の際に国民をまとめる存在感を世界に示した
2021年4月には夫フィリップ殿下(当時99歳)と死別
今年(2022年)2月にはコロナに感染した
女王に仕えた英首相は第二次大戦を勝利に導いたチャーチル氏から現在のトラス首相まで15人に上る
(この記事は、毎日新聞の記事で作りました)
70年に及ぶ在位期間・・・
「私は皆さんすべての前に誓います。私の生涯が長くても短くても、そのすべてをあなた方と、私たちみんなが帰属する、偉大な英帝国のために尽くします」
これは1947年4月21日、21歳の誕生日に、南アフリカ・ケープタウンで行った英連邦諸国に向けたラジオ演説だ
その後、1952年2月6日に25歳で即位し、英国に生涯を捧げることになる
英国人らしいユーモアを持ち、SNSなどを積極的に活用し、「開かれた王室」を進めながら一方で威厳も保ちました
以前にも話したように英国は特別な思い入れのある国です
その英国のエリザベス2世女王の死去は悲しいです
エリザベス女王-史上最長・最強のイギリス君主
1952年2月6日に25歳で即位し、70年にわたり英国の国家元首に君臨したエリザベス2世女王の生涯