将棋の「女流棋士」とは別制度の「棋士」を目指し、女性初の編入試験の受験を決めた女流棋界のトップ、里見香奈女流4冠(女流王座・女流王位・女流王将・倉敷藤花)が6日、大阪市福島区の将棋会館で記者会見した
受験について「自分の実力からすると厳しい戦いになる」としながらも、「棋士になれるかどうかよりも、自分がどれだけやれるかを重視して決めた」と決断の背景を明かした
記者会見で棋士への思いを問われると、里見女流4冠は「奨励会の頃は棋士になることだけを考えていた。今はどちらかというとそういうわけではなく、純粋に将棋が大好き。少しでも棋力向上を目指して強い方々と対局したいという、ただそれだけ」と述べた
試験は新人の棋士5人と対戦し、3勝すれば合格
8月から1カ月1対局のペースで行われる
里見女流4冠は5月27日に棋王戦予選決勝に勝って規定を満たし、女性で初めて編入試験の受験資格を獲得
当日は受験の意思について回答を留保していたが、6月24日に日本将棋連盟に受験を申請した
(この記事は、産経新聞の記事で作りました)
将棋の棋士(四段)になる主な方法としては、棋士養成機関「奨励会」で三段になって最後の関門「三段リーグ」を戦うことがある
この場合、原則上位2人に入る必要がある
里見女流4冠は三段までは昇段したが、年齢制限の26歳までに三段リーグを突破できず、奨励会を退会した
里見女流4冠は今回、棋士になるためのもう一つの方法「編入試験」に挑む
編入試験は、里見女流4冠のように年齢制限で奨励会を退会した者や女流棋士やさらにはアマにも門戸を開く
(編入試験は一定の成績を挙げなければ受験資格を得られないが・・・)
将棋の世界に「棋士」と「女流棋士」があるのは男女の実力差の「格差」があるためだ
女流棋士のトップ・里見女流4冠の「編入試験」での「棋士」への挑戦に注目だ


里見香奈女流5冠の奨励会退会から読み解く 女性初プロ将棋棋士誕生への険しい道: ちょい読みまるわかりニュース
女性のプロ棋士(四段以上)はまだいない
里見女流4冠(本書籍発刊時は女流5冠)は女流棋士では圧倒的強さを見せていた
その里見女流4冠でも「(プロ)棋士」への道は険しく、2018年に26歳の年齢制限で奨励会を退会していた
女流棋士が棋士になる「厳しさ」を感じたニュースだった
あれから時が経ち、里見女流4冠は、棋士になる手段の編入試験の受験資格を得る基準を満たし、女性初の編入試験へ挑む
里見女流4冠の「挑戦」、頑張ってほしいですね