日本相撲協会は27日、7月の名古屋場所(10日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した
以下は幕内の前頭3枚目までを示すが、注目は6場所出場停止処分が解け、西三段目22枚目から再出発する元大関の朝乃山だ
四股名の下の名前を本名にし、「朝乃山広暉」で心機一転をはかる
(東)
横綱 照ノ富士
大関 貴景勝
関脇 若隆景
小結 豊昇龍
前頭1枚目 霧馬山
前頭2枚目 琴ノ若
前頭3枚目 玉鷲
(西)
大関 御嶽海
大関 正代
関脇 大栄翔
小結 阿炎
前頭1枚目 陸の勝
前頭2枚目 逸ノ城
前頭3枚目 宇良
(この記事は、サンケイスポーツの記事で作りました)
(幕内の)優勝争いは、先場所が休場明けで前半戦で3敗と苦しんだが、その後巻き返し、12勝3敗で3場所ぶり7度目の優勝をした横綱・照ノ富士が中心となりそう
三段目から再出発する朝乃山も気になる
朝乃山は元大関で優勝経験もある実力者だが、大関時代の本場所期間中などで接待を伴う飲食店に出入りしていたことが発覚
協会が定めた新型コロナウイルス感染対策ガイドラインの外出禁止期間中だったため、昨年名古屋場所から6場所連続出場停止処分を受けた
番付は三段目まで降下した
今場所はその処分が解け、三段目から再出発するー
朝乃山は三段目格付けだしで初土俵を踏んだ
デビューから6場所は本名の「石橋広暉」で取っていたが、新十両昇進を機に「朝乃山英樹」に改名した
「英樹」は母校・富山商相撲部の元監督で平成29年1月に急逝した浦山英樹さんからいただいた
恩師の名で大関まで駆け上がった
ところが前述の「事件」で三段目まで降下した
出場停止期間中の昨年8月には父の石橋靖さんが死去
10日初日の今年名古屋場所から四股名の下の名前を本名の「広暉」に改名
父の無念の思いを胸に、四股名の下の名前を父が命名した本名となり、「朝乃山広暉」で出直しだ


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